カナダでは虚偽申請のことをMisrepresentation(ミスリプリゼンテーション)と呼びます。カナダ入国やビザ申請時に、オーバーステイ、不法就労、他国でのビザ却下歴、犯罪歴など、移民局に隠したいと思う情報がある場合でも、それらを隠したり虚偽申告をすることは非常にリスクが高い行為です。
「オーバーステイをしたことがある・・・」
「不法就労をしていたことがある・・・」
「他国でのビザ却下歴がある・・・」
「犯罪歴がある・・・」
などなど、カナダ入国やカナダでのビザ申請をする際に移民局には隠しておきたいな、と思うことがある場合どうしますか?隠して、それを指摘されたときにはどうしますか?
虚偽申告(Misrepresentationミスリプリゼンテーション) へのカナダ移民局の対応
カナダで虚偽申告をしたとみなされるとどうなるか?
虚偽申告(Misrepresentation:ミスリプリゼンテーション)とみなされてしまいますと、その先、なんと5年間も、カナダに入国できませんし、ビザ申請もできません。そして、5年以上経ったあともビザは審査に通る可能性がきわめて低くなります。
過去に実際にあった虚偽申告のケース
過去にこんなケースがありました。
ある方が、実はカナダで不法に就労していました。それを、カナダの空港でオフィサーに指摘されましたがその方は「絶対にしていなかった」と言い張りました。そして携帯電話やパソコンを調べられ、EメールやSNSの投稿経歴から不法就労をしていたと断定。その方は、「虚偽申告」とみなされ、入国させてもらえませんでした。そして「5年間は入国もビザ申請もできない」という恐ろしい紙をもらってしまいました。
もし「はい、不法就労をしてしまっていました」と伝えたら、不法就労のペナルティ(入国できない・ビザ申請ができない期間)は6ヶ月です。それが虚偽申告という扱いになってしまいましたので、5年になってしまいました。
その方は5年後に就労ビザを申請しましたが、過去の経緯がもとになり却下。eTAも却下になりました。
皆様、虚偽申告は一番避けなければならないことです。くれぐれもご注意くださいね。
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