ルーラル地域パイロットプログラム地域主導型の移民誘致パイロットプログラム"Rural and Northern Immigration"
このプログラムは地域主導の永住権取得プログラムです。熟練した外国人労働者が参加する地域の 1つで働きながら生活して永住権取得、そこに定住することを支援することで、経済移民のメリットをカナダの小さな地域にも広めることを目的としています。
地域主導のプログラムの特徴
- 地域の経済に最も適応すると思われる候補者を地域が選定
- 地域が本当に必要とする雇用機会を満たす候補者を地域が選定
- 地域に住み続ける意思のある候補者を地域が選定
- 以上を満たす候補者が永住権取得できるように、地域が移民局に推薦(ノミネート)・候補者が新移民になった際、定住サービスや地域に根ざした指導者(相談者)からの助言サービスなどのサポートあり
参加地域
地域 | ウェブサイトリンク |
---|---|
North Bay, ON | https://northbayrnip.ca/ |
Sudbury, ON | https://investsudbury.ca |
Timmins, ON | www.timminsedc.com |
Sault Ste. Marie, ON | www.welcometossm.com |
Thunder Bay, ON | https://gotothunderbay.ca/ |
Brandon, MB | www.economicdevelopmentbrandon.com |
Altona/Rhineland, MB | www.seedrgpa.com |
Moose Jaw, SK | https://www.moosejawrnip.ca/ |
Claresholm, AB | www.claresholm.ca |
Vernon, BC | https://rnip-vernon.ca |
West Kootenay (Trail, Castlegar, Rossland, Nelson), BC | https://wk-rnip.ca/ |
プロセス
- 1. 以下のa, b両方の要件を満たしていることを確認する
a. 移民局からの移民申請資格要件
b. 地域固有の資格要件 - 参加している地域の雇用主の下で、有効な職を見つける
- 雇用主からジョブオファーをもらう
- 地域のノミネートに申請する
- ノミネートされたら、移民局に永住権申請をする
移民局からの移民申請資格要件
① 規定の職務経験、またはプログラム推薦の地域内の公立カレッジを卒業のいずれかの経歴
<職務経験>
過去3年以内にカナダ国内・国外を問わず一つの職種で、フルタイム1年間相当の実務経験(最低1560時間勤務が必須)があり、以下の要件を満たすこと。(実務経験は継続していないものを合算しても良い)
- カナダの経験の場合は有効なビザでの就労で働いた経験であること
- パートタイム、フルタイムどちらも時間数にカウント可能。(2つ以上の会社での就労経験もカウント可)
- 有給であること(ボランティアや無給のインターンシップは不可)
- 自営業は不可
- その職のNational Occupation Classification (NOC)にある全てのメインの業務をしていること
<プログラム推薦の地域内の公立カレッジを卒業>
プログラム推薦の地域の公立カレッジを卒業すると、職務経験の要件が免除されます。
- 地域が推薦する公立の学校で2年以上のフルタイムのプログラムを卒業し、学位、ディプロマ、サーティフィケート、トレードやアパレンティスシップを取得していること。その全期間有効なビザで勉強していること。
- 卒業から18ヶ月以内に永住権申請を完了すること
- 過去2年以内に、そのディプロマ、サーティフィケート、トレードやアパレンティスシップの取得の為の勉強の際、その地域内で、16ヶ月以上滞在していること
または
- 大学院を卒業していること。
- 全期間フルタイムで勉強していること
- 卒業から18ヶ月以内に永住権申請を完了すること
- 全期間その地域に滞在して勉強していること
以下は適用外となります。
- 英語やフランス語の勉強がプログラムの半分以上を占める
- Distance Learningがプログラムの半分以上を占める
- 学んだことを母国で生かすために、母国に戻る必要がある奨学金またはフェローシップが授与されている
② 言語の条件
CLBまたはNCLCで、スキルレベルにより以下を満たしていること
- NOC 0, A: CLB/NCLC 6
- NOC B: CLB/NCLC 5
- NOC C, D: CLB/NCLC 4
英語又はフランス語のテスト結果は、永住権申請時に過去2年以内のものであること。
【参照】永住権申請に必要な語学検定について
③ 学歴条件
カナダの高校を卒業している
又は
カナダ国外の高校を卒業し、移民局指定の機関から学歴査定を取っていて、カナダの高校卒業と同等またはそれ以上と証明できること
- 学歴査定は永住権申請時に過去5年以内に発行されたものであること
- 学歴査定の発行日は、その発行機関が政府から学歴査定認定機関として認められた後であること
④ 十分な資金を持つ証明
自己と家族がカナダに落ち着くまでの十分な資金を持ち合わせているという証明が出来ること。(家族がカナダに同行して移民しない場合でも資金の証明に必要な家族の人数として含まれます)
※有効な就労ビザを所持してカナダで働いている場合には証明が不要なこともあります
⑤ その地域に住む意思表示
⑥ 地域固有の資格要件を満たす
地域固有の資格要件
各地域には、以下のような、各地域独自の必要要件があります。
- 追加の必要要件
- 地域独自の就職活動プロセス
- 独自の地域ノミネート申請プロセス
(各地域のウェブサイトで確認できます)
※コミュニティ固有の要件については、参加している各地域のサイトを確認してください。
参加している地域の雇用主の下でのジョブオファー
<仕事を見つける>
候補者は、参加している地域の一つで働くジョブオファーを雇用主からもらっていなければいけません。
全ての要件に加えて、各地域には独自の要件と就職活動のプロセスがあります。仕事を見つけるには、地域のウェブサイトの指示に従ってください。
ジョブオファーを得て、他のすべての要件も満たしたら、地域からのノミネートに申請できます。
<ジョブオファーの要件>
ジョブオファーは、次の要件をすべて満たしていなければいけません。
- フルタイム(週に最低30時間の有給の仕事)
- 仕事は季節労働ではなく一年を通して一定してあること
- 期間に制限がないPermanentのジョブオファー(設定された終了日がないこと)
- 給与は、JobBankにあるその職のNOCの最低賃金、またはそれを上回ること
- その職の業務を遂行するのに十分な経験があることを証明できること
<スキルレベル>
仕事のオファーは、あなたの職歴のNOCと同じスキルレベル、または、NOCの 1レベル上または1レベル下であること。
例外:経験がNOCスキルレベルDの場合、提供される仕事は同じ職種である必要があります。
例えば:
- NOC 0の求人:NOC 0またはAでのジョブオファー
- NOC A求人:NOC 0、A、またはBでのジョブオファー
- NOC Bの求人:NOC A、B、またはCでのジョブオファー
- NOC Cの求人:NOC BまたはCでのジョブオファー
- NOC D求人:NOC Dでのジョブオファー
地域からのノミネートに申請
<地域の要件>
各地域には独自の推奨プロセスがあります。詳しくは地域のウェブサイトを確認してください。
- 申請プロセスの仕組み
- 申請に必要な書類
<一般的な要件>
全地域に共通する要件
- このパイロットプログラムの全ての要件を満たしていることを証明すること
- 有効なジョブオファーを持っていること
地域からノミネートされると、移民局に永住権申請できます。
就労ビザ
1年間の就労ビザ
Rural and Northern Immigrationパイロットの下で永住権を申請した場合は、1年間の就労ビザも取得できる場合があります。その就労ビザを使い、永住申請が審査されている間も働けます。
就労ビザの資格を得るには、
- 雇用主から有効なジョブオファーを受けていること
- プログラム参加地域からノミネートされていること
- 就労ビザを申請する資格があること
- 移民局から永住権申請を受理されファイルナンバーを受け取っていること
この就労ビザは、Rural and Northern Immigrationパイロット専用で、ジョブオファーを出した雇用主の下でのみ働けます。
また、配偶者またはコモンローパートナーは、主申請者の1年間の就労ビザの申請の際、一緒に配偶者用オープンワークパーミットを申請することが出来ます。
主申請者と同じ地域でのみ働けます。
