カナダ永住権申請では、どの職種として職務経験を申告するかが非常に重要です。特にNOC(職業分類コード)の選択は、申請の可否や招待の可能性を左右します。
しっかり働いてきたのに審査が通らないケースの多くは、職歴の申告方法やNOCの選び方に原因があります。よくある5つのミスと対策を解説します。
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ミス① 実際の「職務内容」ではなく「職名」でNOCを選んでしまう
多くの方がやってしまうのが、「職名」でNOCを選ぶことです。
同じ仕事でも、職名は企業や国によって大きく異なり、実際の職務内容を正確に反映しているとは限りません。
例えば、日本や日系企業では「マネージャー」という肩書でも、実際には部下の管理を行う管理職ではないケースも多く見られます。
また、ある会社で「Sales Manager」と呼ばれている人が、別の会社ではマーケティングコーディネーターやアカウントエグゼクティブ、ビジネス開発と呼ばれているポジションと同じの業務を行っていることもあります。
カナダ移民局が実際に審査で見るのは、あくまで「実際に何をしていたか」という仕事内容です。
対策のポイント
- 最初は職名から検索してもよいが、最終判断は職務内容で行う
- 自分の日々の業務内容を10〜15個程度、書き出す
- NOCの「リード文」と「Main duties(主な職務)」と照らし合わせる
- 70〜80%の一致するNOCを選ぶ
ご自身では言語化が難しい日々の業務も、私たちが日本語でじっくりヒアリングして徹底的に洗い出します。移民局の審査基準と照らし合わせ、あなたの経験が最も高く評価される『確実なNOC』を特定しますので丸投げしてお任せください!
ミス② 「見栄」でレベルの高いTEER区分を選んでしまう
NOCにはTEER(Training, Education, Experience, Responsibilities)という区分があり、職種のスキルレベルが分類されています。
ここでありがちなのが、「より高度に見える職種を選んだ方が有利ではないか」という誤解です。実際には、重要なのは実際の職務内容との一致であり、無理に高いTEERの職種を選ぶと、かえって不整合が生じるリスクがあります。
エクスプレスエントリーや多くの永住権申請カテゴリーでは一般的にTEER 0〜3の職種であれば同等の扱いで、必ずしもスキルレベルが高いほど有利であるということはありません。
対策のポイント
- 申請するプログラムのスキルレベル(TEER)の要件を事前にしっかり確認する
- 実際の職務内容に基づいて選ぶ
TEERの選択は、永住権を勝ち取るための『戦略』です。私たちは職種の見栄えではなく、あなたが目指す永住権プログラムにおいて『最も承認確率が高くなる、矛盾のない最適なレベル』をプロの視点で見極めてご提案します。
ミス③ 最も多いトラブル!雇用証明書の記載不足
実際にトラブルに陥ったお客様の事例で、最も多い問題がここです。
正しいNOCを選んでいても、それを裏付ける書類が不十分であれば、審査官はその職歴を認めることができません。
特に、申請者が日本で働いていた会社に「雇用証明書」を作成してもらった場合、その雇用証明書に「職名」と「在籍期間」しか書かれていないケースが多く、これでは永住権申請には不十分です。それだけでは、審査官はNOCとの関連性を判断できません。
雇用証明書に必要な要素
- 具体的な職務内容
- 勤務期間
- 労働時間数
- 給与
- 雇用主の連絡先
- 給与明細や雇用契約書なども補足資料として提出
日本の会社では、カナダ移民局が求める詳細な英文証明書を急に依頼されても、何を書けばいいか分からず戸惑われるケースが多々あります。白石ビザJPカナダでは、会社側が負担なく対応できるよう、審査に必要な必須項目を整理した『専用フォーマット(英文のひな形)』をご用意しています。ご担当者様にはその項目に沿って事実をご記入いただくだけで、要件を漏れなく満たす証明書がスムーズに完成するようサポートいたします!
ミス④ NOCページの「除外(Exclusions)」を見落としている
NOCの各職種のページには、「Exclusion(除外)」という記載があり、似ているが該当しない職種を示してあります。
この部分を見落とすと、「一見合っているように見えるが、実は対象外」という職種を選んでしまう可能性があります。
対策のポイント
- NOC選定時には「除外」は必ず確認する
- 自分の職種が除外されている場合、提示されている別のNOCを検討する
政府公認コンサルタントが関連NOCを含めて二重・三重のクロスチェックを行い、思わぬ落とし穴を事前に完全に塞ぎます。
ミス⑤ 履歴書や証明書など「書類間の情報」が一致していない
これは、見落とされがちですが、非常に重要なポイントです。例えば、以下のようなケースです。
- 履歴書と雇用証明書で職名が違う
- 仕事の開始日・終了日が書類ごとに異なる
- 業務内容の記載がバラバラ
といった不一致があると、意図的でなくても審査官に疑念を与えてしまいます。
対策のポイント
- 「マスターの職歴データ」を作成する(スプレッドシートなど)
- 全ての書類をそのデータから統一して作成する
提出書類のわずかな矛盾は審査で致命傷になります。私たちは実際の審査官の厳しい目線に立ち、履歴書、雇用証明書、申請フォームの全書類を一語一句照らし合わせ、一切の矛盾がない『完璧なストーリー』を作成します。
審査で見られているのは「一貫したストーリー」
NOCの選択は単なるコード選びではなく、あなたの職歴をどのように説明するかという「ストーリー作り」です。審査官が見ているのは、以下の3点に集約されます。
- 実際の業務内容に合っているか
- 書類でしっかり裏付けられているか
- すべての情報に一貫性があるか
これらが揃って初めて、職歴は正しく評価されます。移民申請においては、「何をしていたか」を正確に、かつ一貫性をもって伝えることが、そのまま結果に直結します。職歴の整理とNOC選定は、時間をかけて丁寧に行うことが重要です。
プロによる確実な職歴整理・NOC選定をご希望の方へ
職歴の整理や適切なNOCの選定は、カナダ移民申請の中でも最も専門性が求められ、かつ失敗が許されない部分です。
「自分の職歴に合う正確なNOCが分からない」「自作の雇用証明書で本当に審査に通るのか不安」といった悩みは、申請者様お一人で抱え込む必要はありません。
白石ビザJPカナダでは、これまでの実務経験をもとに、以下を徹底して申請成功に向けたサポートを行っています。
- 職歴内容の整理:複雑な経歴から、加点対象となる業務を的確に抽出
- 最適なNOCの選定:審査官の疑念を招かない、一貫性のあるコード選び
- 書類の完全チェック:雇用証明書や履歴書に矛盾がないか、プロの目で確認
白石ビザJPカナダのコンサルティングでは、現在のご状況やご経歴をもとに、移民の可能性や進め方についてご案内可能です。
移民コンサルタント
白石 有紀 (Yuki Shiraishi)
アメリカミシガン大学にて学士取得後、ニューヨークでマーケティングコンサルタントとして働く傍らニューヨーク市立大学MBAコースに就学。その後日本での旅行会社マネージャー経験を経て、カナダでのイミグレーションの仕事へ。2010年から移民コンサルタントとして活躍。白石ビザJPカナダ代表。
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