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収まらないBC州の山火事…今年のちょっと特殊な原因とは?

毎日のようにニュースで流れ、日々新たに発生場所が増えているBC州の山火事ですが、今発生しているもので155件あり、合計発生件数は、2017年4月以降で675件にものぼるそうです。

意外と知られていない山火事の原因

弊社のオフィスがあるバンクーバーは山からは少し距離があるので、身近に感じない人も多いかと思いますが、山火事の原因はなんだかご存知ですか?

 

実は山火事が発生する原因の半分以上が人による火の不始末なんです。(自然発生することもあります。)

 

そして、その内訳を見ると、意図的に放火したり自動車事故による引火というのも無くはないですが、タバコのポイ捨てと、キャンプファイヤーの不始末が圧倒的に多い原因だそうです。

 

特に今年は人々の勘違いも原因の可能性が!

特に今年の山火事の規模が大きい理由で考えられるものの一つとして、去年から今年にかけての冬大雪だったことと、夏が遅く始まったことによって「人々が、山はまだかなり湿っていると勘違いしていること」にあるといいます。例年より山の利用者の火の利用に対する注意がおろそかになっている可能性があるそうです。

 

でも実際には山ももう夏モードで、高い気温と乾燥により、山火事リスクはとても高いです。そして一度始まった火は燃え広がるのも早く、なかなか鎮火できません。そもそも火元を作らないということがいかに大事か、もう一度考えなければなりませんね。

 

山火事対応に追われるBC州政府

山が多く、夏乾燥するBC州で、州政府は毎年のように山火事対応に追われているわけですが、過去数年の費用をみると、2015年には2億8700万ドル、2016年1億と2200万ドルも山火事対応に費やしたそうです…(!!!)2016年にタバコのポイ捨てなどの罰金を値上げした甲斐もあり、一年でだいぶ抑えられたとはいえ、かなりの額の税金が一握りの人の不注意のせいで使われていると考えると納得できない部分がありますよね。

 

不注意ということは、山火事の原因になった人はいまだに自覚が無いということも多いでしょう。せっかくBC州には美しい山がたくさんあるのですから、それを台無しにしないためにも、山で火を取り扱う場合にはきちんと責任をもって後始末をしましょう。

 

避難されている方々の支援の機会いろいろ

今日までに、45,800人もの人が避難を余儀なくされています。多くの方が不安な気持ちと不便な生活を強いられているということを考えると、自分には何ができるだろうと思う方も多いかと思います。大手スーパーによるフードバンクや、支援金の寄付など、色々な支援活動が立ち上がっていますので、ぜひ調べてみてください。また、BC州はカナダ赤十字と提携しているので、赤十字のウェブサイトから山火事の被災者支援に参加することができます。

 

避難されている方々が、一日でも早く帰宅できますように。

 

 

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