カナダの七夕イベントと日本での七夕の存在感のはなし
今日は七夕!カナダでも日本人永住者や日系カナダ人からなる日系コミュニティを中心に、七夕をお祝いするイベントが開催されているようです。
バンクーバーにある日系センターでは、明日7月8日(土)に七夕祭りが開催され、日本の夏祭りのように浴衣で盆踊りを楽しんだり、ヨーヨー釣り、魚釣り、輪投げ、綿菓子などの屋台が出店されるみたいです。日本では夏の風物詩としてあちこちで見られる光景ですが、ここカナダでもその風情を楽しめるなんて、嬉しいですね。
さすが日系コミュニティがちゃんと確立されているバンクーバーだなと思います。
子供が楽しめるのはもちろん、大人も子供のころの思い出や日本への懐かしさに温かい気持ちになれるような気がします。日本に帰りたくなっちゃうかもしれないですね!
私も行きたいけど、”3歳~10歳のお子様がいるご家族にぴったりの催しです。”とあるので場違いかな~。(筆者、20代独身です!笑)
さて、七夕イベントとなると、子供から大人まで笹の葉に短冊を飾って願いをかけたり、天の川を見に行ったりと、“ファミリーイベント”のようなイメージが強いですよね。
でもふと考えてみると、日本の伝統的な文化には珍しく、とてもロマンチックなお話に由来する、しかも国民みんなが一度は祝ったことのあるお祭りなんです。この事実を知ったときには少し衝撃でした!確かに、こんなにも多くの日本人に親しまれているお祭りでこんなにもロマンチックなものが他に思いつきません…。
織姫と彦星が年に一度だけ再会するチャンスのある7月7日。それも天気が良くて天の川を渡ってでないと二人は再会できない。
天の川が二人の再会のキーポイントになることをどのくらいの人が強く意識して、天の川ができる(見える)ことを願っているかはわかりませんが、いちカップルの再会を国中の人が願う一日だなんて、なんだかとてもロマンチックですね。
カナダ人の友達に七夕の由来を説明したら、”That is so sad!”とか言われてしまいました。確かに織姫と彦星の運命は切ないけど、それも美しいと思う自分は、カナダにいてもやっぱり日本人だな~と思います。
みなさん、今年はどんなお願いごとをなさいますか?
今日は、太平洋の向こう側の日本の夜が晴れることを、太平洋のこちら側から祈ろうと思います。
