目次
Globe and Mail紙による調査で、カナダの新移民が最も住みたい街のランキングが発表されました。
このランキングは過去5年間にカナダへ移住した人を対象に、地域社会への馴染みやすさ、環境の快適さ、住宅価格などに基づいています。
カナダ国内で1万人以上の人口を抱える439の都市からデータを集めており、新しい都市への移住を検討する際に重要であるとされる 10 のカテゴリーにわたる 43 の要素(住宅、医療、安全性、教育、地域社会、快適さ、交通手段、気候など)の分析が含まれます。
The 20 most livable cities in Canada for newcomers
カナダへの新移住者が住みたい街ベスト20
結果は以下のようなランキングになりました。
1.ピットメドウズ(ブリティッシュコロンビア州)
2.ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州)
3.ウィニペグ(マニトバ州)
4.ノースバンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
※弊社スタッフの在住者コメント
5.サーニッチ(ブリティッシュコロンビア州)
6.ウェルズリー(オンタリオ州)
7.バーリントン(オンタリオ州)
8.レジャイナ(サスカチュワン州)
9.デルタ(ブリティッシュコロンビア州)
10.メープルリッジ(ブリティッシュコロンビア州)
11.ウェストバンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
※弊社スタッフの在住者コメント
12.オークベイ(ブリティッシュコロンビア州)
13.アボッツフォード(ブリティッシュコロンビア州)
14.コルウッド(ブリティッシュコロンビア州)
15.ノリッジ(オンタリオ州)
16.パークスヴィル (ブリティッシュコロンビア州)
17.フォートセントジョン(ブリティッシュコロンビア州)
18.ポートコキットラム(ブリティッシュコロンビア州)
19.ミドルセックスセンター(オンタリオ州)
20.コールドストリーム(ブリティッシュコロンビア州)
最重要:住宅事情
今回の調査で、新しい都市への移住の際に選択肢の一つとして最も重要となるのが住宅事情であることが明確になりました。逆に、気候についてはあまり重要視されないことが分かりました。
各要素でのスコアを平均し、各都市の総合スコアを計算しましたが、完璧な都市なんて存在しません。特にトップランクに選ばれるBC州ビクトリアでさえ、住宅・医療事情の要素では平均でした。
雇用・経済情勢
経済的な要素では、雇用市場、所得水準、税金、全体的な経済の安定性を調査することで、各都市の財政の健全性を評価しました。オークベイ、コルウッド、ノリッジ、ミドルセックスセンター、ポートコキットラムなどの都市にて、失業率が6%を下回っています。
老後も過ごしやすいか?
住宅事情に関しての要素は、手頃な住宅価格、高齢者向けの住宅オプションの利用しやすさを評価しました。不動産の一次取得、固定資産税、各世帯の住居費などの平均値を調べ、一人当たりの高齢者の住居についても調査しました。
社会的多様性
人口統計のカテゴリーでは、人口増加、多様性、文化の豊かさにおける都市の安定性と持続可能性が検討されました。グローブ紙は、英語やフランス語を母国語としない人口の割合、移民第一世代または第ニ世代の人口の割合、可視的マイノリティの人口の割合という3つの要素に基づいた多様度指数を使用しました。
ポートコキットラム、アボッツフォード、ウェストバンクーバー、デルタ、ノースバンクーバー(全てBC州)そしてウィニペグ(マニトバ州)がカナダの平均と比較してより高い多様性のある都市です。
医療サービス事情
グローブ紙は医療事情に関して、医療サービスの利用のしやすさと質、そして自身の健康状態に対する住民の一般的な認識を調査しました。軽い症状や怪我などに対して3日以内に即時に治療を受けることができる人口の割合や、定期的な医療従事者がいる人口の割合などの指標を使用しました。BC州のメープルリッジ、ピットメドウズ、ノースバンクーバーでは、人口の88%以上が定期的に医療従事者にアクセスできます。
生活の安全面
安全面では、犯罪が発生するの可能性と住民の公共の安全に対する全体的な信頼度を調査しました。オンタリオ州ウェルズリーの犯罪発生率はカナダ平均より88%低く、全都市の中で最も低い水準でした。カナダの平均よりも犯罪率が低い他の都市は、BC州ピットメドウズ、ノースバンクーバー、サーニッチ、オンタリオ州バーリントンでした。
教育、社会福祉、レクリエーションなどの生活環境
教育の要素では、その地域の学歴、利用可能な学校、大学、その他の教育機関の種類について評価を行いました。
地域社会に関して、都市・街の社会参加の場、コミュニティイベント、ボランティアの機会、地域内への帰属意識とつながりを調査しました。BC州ウェストバンクーバーとコールドストリームの人口の74%以上が帰属意識があると回答し、最も高い2都市となりました。
環境の快適さという要素では、地域住民が利用できるレクリエーション施設、エンターテイメントの選択肢、ショッピングセンター、その他のレジャーの機会の数で決定されました。これには、近所に合法な大麻の販売店、スポーツジム、映画館、保育所、食料品店、図書館、公園があるか、などが含まれます。
公共交通機関の充実度
交通事情については、公共交通機関のシステム、アクセスのしやすさ、市内の全体的な移動のしやすさが調査されました。これには、空港から 45 分以内にある世帯の割合と、公共交通機関から1キロメートル以内に住んでいる人口の割合を調べることが含まれます。
徒歩圏内で生活ができるエリアは限定的
カナダの他都市と比較して、徒歩圏内で生活できるとされたのは、BC州ノースバンクーバーとビクトリア、マニトバ州ウィニペグのみでした。
外出が困難になるほど寒いエリア
最後に、グローブ紙は各都市の気候を調べ、過去の極端な気候と全体的な季節条件を分類しました。湿度による体感温度が35℃超え、日中の最低気温がマイナス15℃を下回る日が年に何日あるかを調べました。最低気温がマイナス15℃を下回る日が最も多いのは、ウィニペグとレジャイナでした。
実際に住んでいるビザJPカナダスタッフのコメント
ノースバンクーバーの魅力(ノースバンクーバー15年在住スタッフ)
カナダらしい自然豊かな場所。スキースノーボード、トレッキングなど山のアウトドアスポーツが楽しめると同時に海や湖でマリンスポーツも楽しめます。
最近開発が進むShipyards(シーバスを降りたエリア)では飲食店が充実しています。
週末ごとにイベント、夏もマーケットが開催、無料ライブなどもあります。ダウンタウンへの交通の便がよく、眺め最高のシーバスに乗れば15分後には対岸のダウンタウンへ行くことができます。
人気が後押ししてハイライズの建設ラッシュです。海&山の眺めのよい物件は値段は高いものの多数あります。
基本ファミリーフレンドリーなコミュニティで、目抜き通りのロンズデール界隈に住む人は徒歩生活も可能です。坂を下ると海!っていう景色がとても好きです。
ウェストバンの魅力(ウェストバンクーバー20年在住スタッフ)
West Vancouver 在住20年目になりました。West Vancouverは、昔は別荘地として使われていたそうで、落ち着いた住宅地です。ちょっとした買い物や食事ができるビレッジが一か所と、ライオンズゲートブリッジに近いところに大きなショッピングモール(Park Royal)がありますが、他は自然豊かで静かなところです。
とはいえ、主要なところへのアクセスも簡単!バンクーバーのダウンタウンまでは車なら30分程度、スキーができるCypress Mountainまで30分弱、ウィスラーまでも1時間程度で行けてしまいます。
他、ハイキングトレールもいたるところにあります。公立の学校も(小中高)けっこう高いレベルにランキングされています。住民の平均年齢は高めかも(笑)しれませんが、いいところですよ!
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