Staff Blogスタッフブログ

2018年予算案成立でどうなる?ファミリーが知っておきたいこと

先週、2018年度の連邦予算案が議会提出されました。その中に含まれる条項で、子どもを持つファミリーはぜひ知っておきたいポイントをまとめました。
(参考:BUDGET 2018: EQUALITY AND GROWTH FOR A STRONG MIDDLE CLASS

  1. CCB(Canadian Child Benefit:チャイルドベネフィット)が、2018年7月から引き上げられる。
  2. これまでの予算では追加育児休暇を申請した場合でのみEI Caregivers Benefitが適用されていたが、今回の予算案からはマタニティ休暇、病気休暇も適用の対象となる。
  3. Birth Certificate(出生証明書)申請と同時にRESP(学費積み立て補助制度)アカウントが開設され、開設時補助金として低所得世帯の場合では$500を即時に受け取ることができる。
  4. 2019年6月付けで、育児休暇をシェアするカップルに対してEI Parental Sharing Benefitsが新制度の下で開始、5週間の追加育児休暇を取得できるようになる。養子縁組保護者、同性保護者も含めたカップルの親権者が対象となる。これにより、55%のEIベネフィットを受けながら12カ月の育児休暇を取得する場合、これまでの35週間に代わり、40週間の休暇を得ることができるようになる。所得の33%の割合でEIベネフィットを受ける場合は、18ヶ月まで育児休暇を引き伸ばすことができ、もう片方の親権者も最大8週間まで育児休暇を引き伸ばすことができる。
  5. CPP(カナダの年金制度)の死亡時の補償金額が、一律$2,500となった。これまでは加入期間によって異なっていた。これにより、家族を亡くす困難な時期に受ける多大なストレスを軽減するものとなる。

 

4番目の育児休暇に関する新制度ですが、これには父親がより多く子育てに参加することが主旨に含まれています。このように、今回の予算案では、様々な条項でGender Equality(性差による格差の解消)について言及され、具体的な対応が盛り込まれているのが目立った特徴と言われています。

 

カナダのビザに関する無料相談はこちら