エクスプレスエントリーシステムを使って永住権取得を目指しているお客様より、この数ヶ月、審査がなかなか進んでいないことへの現状にご心配の声を多くいただいています。この状況について、解説をしてみたいと思います。
エクスプレスエントリーの対象永住権カテゴリーは4つ
エクスプレスエントリーシステムを使う永住権カテゴリーには、フェデラルスキルドワーカー(FSW)、カナディアンエクスペリエンスクラス(CEC)、フェデラルスキルドトレード(FST)、そしていずれかのカテゴリーに該当しかつ州からノミネートを受けているPNPのカテゴリーの、合計4つが挙げられます。
2021年のITA発給状況
FSWカテゴリーは1年間ITA発給がない
2020年12月を最後に、FSWカテゴリー申請希望者へのInvitation to Apply(ITA)発給が止まっています。FSWは、主にカナダ国外にいる申請希望者が多いカテゴリーですので、これは、カナダ政府の、カナダに既に住んでいてカナダの職歴がある人を優先的に移民させようということの現れでしょう。
今年ITA大量発給があったCECカテゴリー、その後
2021年2月13日にはCECカテゴリーでの申請希望者を対象に、27,332人に75点という信じられないような低いCRSスコアでITAが大量発給されました。それ以降も今年はCECとPNPカテゴリーのみITAが発給になっています。しかしながら、そのCECのITA発給も今年9月中旬以降は行われていません。
コロナ禍でのITA発給状況
コロナパンデミックが始まってから現在まで約20ヵ月でのITA発給状況を見ると、PNPカテゴリーに特化したITA発給日は34回(発給対象 1万8817人)、CECカテゴリーに特化したITA発給日が27回(発給対象 13万3868人)ありました。
FSWも含む全4カテゴリーが対象にITAが発給されることもありますが、これはコロナパンデミック中は11回しか行われていません。
また、2020年のエクスプレスエントリーのITA発給数が合計10万2350件だったのに対し、2021年12月10日時点では11万3675件のITAが発給されました。
カナダ移民局が抱えているバックログ
カナダ移民局の情報によると、2021年10月27日時点でエクスプレスエントリー経由の永住権申請のバックログ(未処理の申請)が13万8千件(そのうち、PNPが3万8千、CECが4万8千ほど)あるそうです。このバックログの処理をまず優先して行いたいというのが、現在の移民局の意向のようです。
2021年5月6日に開始、11月5日に受付終了した新永住権パスウェイ(TR to PR)のバックログもかなりあるようです。合計7万7千件の申請を受け付けて、10月時点で審査が完了したのはたったの889件のみとのこと。こちらも驚きのスローペースですね。
※ソースは以下のツイッターです。
The TRPR pathway opened on May 6, 2021. It received 40,000+ applications that day, and 77,000+ total. IRCC's goal was to finalize 35,000 to 44,000 applications in 2021. As of September 5 it had opened 20,256, did completeness checks on 12,730, and passed eligibility for 889. pic.twitter.com/A0iq3iHJOM
— Steven Meurrens (@smeurrens) December 7, 2021
エクスプレスエントリーシステムで永住権取得を目指している方へ
お客様からたびたび、「審査がなかなか進まない」または「CECでITAを待っているのに最近は全然ドロー(ITA発給日)がなくて次はいつになるのか?」という心配のお声が弊社に入ってきます。
移民局は、現在停止中であるとか、いつ再開するなどの正式な発表はしていません。ですが、こちらの記事にまとめさせていただいたように、まず未処理の申請を片付けていることが遅延の理由のようです。ですので、特にご自身の申請や登録に問題があるわけではないといえます。
ITA発給状況の確認方法
カナダ移民局ウェブサイトにあるこちらのページでITA発給状況を随時確認することができます。発給日、対象カテゴリー、発給数、対象となったスコアが掲載されています。
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