世界の国々のパスポートを調査している Henley & Partners Passport Index 社が2018年度のパスポート番付を発表し、日本が堂々1位にランキングされました。
パスポート発行国199カ国、渡航対象国227カ国を対象に、ビザ免除で入国できる国の数によって順位が決定されています。日本は189カ国、カナダはデンマークなどと並び185カ国で5位。
ビザ免除入国の意味についても考えてみます。

世界の国々のパスポートを調査しているHenley & Partners Passport Index社が、2018年度のパスポート番付を発表し日本が堂々1位にランキングされました。
調査はパスポート発行国として199カ国、渡航対象国として227カ国を対象に実施され、ビザ(査証)免除入国できる国の数によって順位を決定しています。トップの日本は189カ国、これはつまり、日本のパスポートを持っていれば、事前のビザ(査証)発行を受けずに世界で最も多い189カ国を短期観光目的で訪問できるということです。
ビザ(査証)免除入国ってそんなにすごいの?
長年に渡り世界各国を自由に旅行している日本人の皆さんは、旅行準備のためにビザ申請をする経験などもなく、これがどれほど特別なことかご存知ないのかもしれませんね。「ふーん、そうなんだ。」って思うくらいかもしれません。ですがこれは、国の経済水準や治安、対外政策、国内体制などが評価されている上での外交努力がなくては成し得ないものなのです。
ちなみにカナダはデンマークなどと並び185カ国で5位にランクイン。最下位国には、情勢が不安定であり文化的に閉鎖的な中東諸国の名前が多くあがっていて、ビザなし渡航できる国は数十カ国です。
カナダのパスポート、いらないの?と聞かれる
こちらで出会う移民の方に、わたしがカナダで10年以上暮らしている話をすると「じゃあ、もうカナダのパスポートを持ってるのね!」と聞かれることがあります。なぜそのように聞かれるかと言うと、永住権取得から3年以上経過すると、カナダ市民権取得申請権が得られるためです。すなわちカナダ国籍を得てカナダ人になることであり、もちろんカナダのパスポートを持てるということなのです。
そして、「いいえ、永住権のまま、カナダ市民権はとってないです。」と言うと、「なんで!?」とすごく驚かれたりすることがあります。
「なんでカナダパスポートをもらわないの?もったいないじゃない!」とわたしに言う人たちは、だいたいパスポート番付で下の方にランキングされている国から来ている人たちです。
自国のパスポートでは、お隣の国アメリカにちょっと観光や買い物に行くのでさえ、カナダ国内にあるアメリカ大使館へ事前に行ってビザ申請をしなくてはならないのです。もちろん、申請費用もかかります。だから、カナダ市民権を申請できる権利が得られたら、すぐにでも申請して、もっと便利な(もっと強い)カナダパスポートが欲しいのです。
ですが、世界最強に選ばれたパスポートを持つ日本人のわたしたちは、他の国のパスポートがそれほど欲しいとは思いません。また、日本が重国籍を認めていないので、カナダ市民権(カナダ国籍)を得た場合、日本国籍をあきらめ、日本のパスポートを手放さなくてはならなくなるのです。
世界最強を誇る日本のパスポートを手放すのはちょっともったいない、そんな気持ちもあるので、わたし個人としては日本も重国籍を認める国になってくれたらいいなと思います。まずは、この赤いパスポートを持ってビザ免除入国189カ国を、少しでもたくさん行ってみたいですね。年々その国数は増えてますが、コンプリートできる人もいたりするのかな?そんな夢が広がるニュースを、カナダより皆さんにご紹介しました!
参考関連記事:カナダ国籍と永住権の違いまとめ
移民コンサルタント
白石 有紀 (Yuki Shiraishi)
アメリカミシガン大学にて学士取得後、ニューヨークでマーケティングコンサルタントとして働く傍らニューヨーク市立大学MBAコースに就学。その後日本での旅行会社マネージャー経験を経て、カナダでのイミグレーションの仕事へ。2010年から移民コンサルタントとして活躍。白石ビザJPカナダ代表。
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