カナダ観光にビザ申請は必要?意外と知らない国籍と旅行のはなし
最近は、サマープログラムや秋の修学旅行など、日本から多くの学生がバンクーバーに来ています。
学校の友達と、海外で違う文化に触れる経験というのは貴重ですよね!そんな貴重な機会にバンクーバーが選ばれることが多いのは、住んでいる身としてはとても嬉しいです。
さて、学校や学校の先生がほとんどの手配をしてくれる海外への修学旅行ですが、パスポートさえあれば、問題ないと思っている方も多いのではありませんか?
実は、日本在住でも外国籍の方は、パスポートだけではカナダに入国できない場合があります。
申請が必要!日本の外国籍のカナダ渡航
旅行のような短期の滞在であっても、外国籍の方は、出身国によっては持っているパスポートに別途「一時滞在者査証」(Temporary Resident Visa)と呼ばれるシールを貼ってもらう必要があります。そして、そのシールを得るには申請が必要です。
たとえば、中国、フィリピン、ブラジル、北朝鮮、ロシア、などが比較的お問い合わせが多い「一時滞在者査証」が必要な国籍です。韓国、台湾、香港などは不要です。
査証取得までの大まかな手順
提出書類の作成だけでなく、必要書類の入手やパスポートの郵送などの手間と時間
も要します。そして、申請してから審査結果が降りて、手元にまたパスポートが戻ってくるまでに約2ヶ月くらいかかるのです。
短期間の渡航はビザの申請の必要がないと思っている方が多いですが、外国籍の方の場合は、修学旅行に限らず、観光目的の渡航でも、上記と同じ手順を踏まないといけないので、注意が必要ですね。
日本国籍の方もeTAの登録が必須
2016年3月15日から、アメリカ合衆国の国民を除き、カナダへの渡航に「一時滞在者ビザ」を必要としない国籍は、飛行機でカナダへ旅行する際にElectronic Travel Authorization (eTA)と呼ばれる電子渡航証が必要となりました。こちら、登録は早ければ1日で完了しますが、ケースによっては2週間程度かかる場合もあります。
「旅行の準備は余裕を持って」はビザも同じ!
弊社も、修学旅行や観光旅行のための「一時滞在者査証」(Temporary Resident Visa)申請は多くお手伝いしてまいりましたが、渡航直前になってお問い合わせいただくと、もう間に合わないという理由からお手伝いができない場合があります。
せっかくみんなで行く旅行なのに、一人だけ入国が許されないなんていう悲しいことを防ぐためにも、旅行の予定を立てた段階で、カナダ渡航に必要な準備について、調べてみることをおすすめします!
海外旅行は時間に余裕をもって準備して、思いっきり楽しみましょう~!
