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他国の個人移民制度との比較

2011年1月14日付けworkpermit.comニュースの報道です。

各国の移民制度の中でも、スキルドワーカーのポイントシステムは、学歴や業務経験などをポイント換算し審査するものです。移民の経済的自立や経済貢献を期待する受け入れ側、より好い環境での生活を求める移民者側、両者にメリットをもたらす制度です。一般的にスキルポイントが高いほどその国の労働市場へ適合できるとして移民できる可能性が高くなります。以下に各国の例を挙げています。


オーストラリアでは、Skilled Occupation List(SOL)の職業に関連するスキルや経験のほかに、年齢、学歴(オーストラリア内の教育機関だとポイントが高くなる)等の要素を審査するGeneral Skilled Migration programがある。オーストラリアの職業リストは、溶接工や配管工など職人系から医者やエンジニアなどプロフェッショナルまで広範囲を網羅している。

英国のシステムはオーストラリアのGeneral Skilled Migration programに似ているところがあるが、ハイスキルの移民申請がし易かったTier 1 (General)は、残念ながら2011年4月で廃止になる予定だ。EU以外からの移民申請者を対象とするものとして今後はTier 2が主流になりそうである。すでに英国内での雇用先が決まっているスキルドワーカーであることが条件で、高等教育を受けている等、他の条件はあるもののポイント制というのは名目だけのものとなる。

カナダでは年間250万人いる移民のうち、多くを、労働市場のスキルギャップを埋めるためスキルドワーカーとして受け入れている。Federal Skilled Worker programではオーストラリアや英国と同様、ポイント制の下でスキル、年齢、学歴等が審査される。またオーストラリアと同様、スキルドワーカープログラムの下で移民権を得ることができる。職業リストの職数は現在29で、ほとんどの場合、雇用先が決まっている必要がある。

その他、デンマーク、香港等にもスキルドワーカーのポイントシステムがある。

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