目次
カナダ移民局(IRCC)は、ホームケアワーカーパイロットプログラム(Home Care Worker Immigration Pilots)について、2026年3月31日から当面の間(最長2030年3月30日までの4年間)、新規申請を受け付けないことを発表しました。
今回の措置は、2026年3月31日に発効した新たな大臣指示(Ministerial Instructions)によるもので、2025年3月31日に発効した従来の大臣指示(MI88)に代わるものとなります。突然の4年間に及ぶ受付停止は、ケア分野での永住権取得を目指していた多くの外国人労働者に大きな衝撃を与えています。
ホームケアワーカーとは?
ホームケアワーカーは、一般家庭において子ども、高齢者、障がい者のケアを行うほか、日常生活を支援する家事などを担当する職種です。カナダでは長年にわたり介護・保育分野の人材不足が続いており、これらの職種に従事する外国人労働者に対して永住権取得の道を提供する移民プログラムが設けられてきました。
2025年に開始された新パイロットプログラム
今回受付停止の対象となるのは、2025年3月31日に開始された以下の2つのパイロットプログラムです。
- Home Care Worker Immigration Pilot: Child Care(保育分野)
- Home Care Worker Immigration Pilot: Home Support(在宅介護分野)
これらのプログラムは、カナダ国内でホームケアまたは保育関連の雇用オファーを得た外国人労働者に対し、永住権取得への道を提供することを目的として設立されました。
申請者には主に以下の要件が求められていました。
- カナダ国内の対象職種における雇用オファー
- 規定の実務経験または研修
- 高校卒業相当の学歴
- 所定の語学力要件の達成
申請枠は開始当日に即満員。需要と供給の大きなギャップ
両プログラムとも、2025年3月31日の受付開始後わずか数時間で年間申請枠に達したことで大きな注目を集めました。
ホームケアワーカーパイロットは、発行される永住権ビザ数に上限が設けられており、申請受付は実質的に先着順となっています。そのため、条件を満たしていても申請枠が埋まった場合は申請することができません。当初は2026年春に新たな受付枠が設けられることが期待されていましたが、今回の発表により、その見通しは大きく変わることとなりました。
2030年まで4年間は新規申請の受付はしない見込み
今回公表された大臣指示によると、現時点では、移民局は2026年3月31日から2030年3月30日までの4年間、このプログラムの新規申請を受け付けない見込みです。
政府はこの措置について、移民申請のバックログ(未処理案件)の抑制と申請件数の管理を目的としていると説明しています。なお、この大臣指示は、移民大臣によって早期に廃止されない限り、2030年3月30日まで有効となります。
| プログラム名称 | 対象分野 | 2026年〜2030年の受付状況 |
|---|---|---|
| Home Care Worker Pilot: Child Care | 保育分野(Child Care) | ✕ 新規申請受付を停止 |
| Home Care Worker Pilot: Home Support | 在宅介護分野(Home Support) | ✕ 新規申請受付を停止 |
今後の展望
カナダの移民制度では、パイロットプログラムは通常最長5年間実施され、その成果が評価された場合には恒久的な移民プログラムへ移行することがあります。
今回の受付停止により、ホームケア分野で永住権取得を目指していた多くの外国人労働者にとっては大きな影響が予想されます。一方で、カナダでは依然として介護・保育分野における人材需要が高く、今後移民局がどのような形でこれらの職種向け移民制度を見直していくのかが注目されます。
白石ビザJPカナダからのコメント
ホームケアワーカーパイロットは、比較的低い学歴要件や実務経験要件で永住権取得を目指せる制度として高い人気を集めていました。しかし、2025年の受付開始時には申請枠が数時間で埋まるなど、需要が供給を大きく上回る状況が続いていました。
今回の受付停止により、介護・保育分野でカナダ永住権を目指す方は、エクスプレスエントリーや州推薦プログラム(PNP)など、他の移民制度も含めて長期的な戦略を検討する必要があります。今後、移民局から新たな制度や恒久プログラムに関する発表が行われる可能性もあるため、最新情報を注視していくことが重要です。
このニュースはカナダ移民局(IRCC)の公式発表を元にビザJPカナダが内容を整理し、わかりやすくまとめたものです。
出典:Ministerial Instructions respecting Express Entry invitations and category-based selection(英語)
関連コラム
関連ニュース
永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう
カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。
プロの移民コンサルントがお悩みを解決
今すぐ無料相談する
移住プランニングから申請まで
白石ビザJPカナダひとつで完結
移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。


