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こちらの記事は上記動画でも解説しています
カナダで働くためには、Labour Market Impact Assessment(LMIA)が必要になる場合があります。しかし、LMIAの取得方法や要件については、一般的な情報だけでは十分ではありません。このブログでは、LMIAに関する基本的な知識を超えた詳細な情報と、最新のアップデートをお届けします。
カナダ移民局(IRCC)が今後3年間でカナダの一時滞在者数を削減すると発表したことにより、多くの方がカナダへの渡航を早めようとしています。特に、カナダでの就労を希望する方にとって、LMIAは重要な要素です。今回は、LMIAについての5つの一般的な質問とその回答に加え、最新の情報を詳しく解説します。
Q1:LMIAとは?
LMIAとは、雇用主が外国人労働者を雇用できることを確認する書類です。カナダで働く外国人の中には、カナダで働くためにLMIAが必要な人もいれば、LMIAが免除される人もいます。
LMIAは、カナダの多くの雇用主が、外国人を雇用する前に必要とする書類です。この書類は、就労予定の外国人が就労ビザを申請する前に取得しなければなりません。LMIA申請は、外国人労働者がカナダの労働市場にプラスの影響をあたえるのか、マイナスの影響を与えるのかを、カナダ労働省(ESDC)が査定するものです。プラスの影響が認められた場合、LMIAが発行され、「LMIA Confirmation Letter」または「Positive LMIA」と呼ばれる書類が提供されます。
いわゆる「審査に合格しました。」というレターのことを指します。
LMIAに関する一般的な情報はこちらをクリックしてください。
Q2: LMIAが必要かどうかは、どうすればわかりますか?
LMIA免除の資格がない限り、雇用主は通常、外国人を雇用するためにはLMIAが必要です。LMIAの要件と免除は多くの要因によって異なります。
通常、外国人労働者を雇用するためにはLMIAが必要です。ただし、LMIAが免除される場合もあります。LMIA免除の就労ビザで最も多いのは、ワーキングホリデービザやポストグラデュエートビザです。その他、配偶者就労ビザ、企業内転勤者の就労ビザ、研究者の就労ビザ、CPTPP就労ビザなどもあります。
カナダで就労を考えている方はビザJPカナダにお問い合わせください。
Q3: なぜ就労ビザ更新の際にもまたLMIAが必要なのですか?
外国人がカナダで就労ビザを申請する場合、LMIAが有効期間内であることを確認しなければなりません。LMIAは、就労ビザを申請する時点で有効である必要があります。就労ビザはLMIA自体の有効期間よりも長く発行されるため、ビザを更新する際には新しいLMIAが必要となります。
雇用主が新たなLMIAを申請する場合、カナダ労働省(ESDC)は再度審査を行います。
従業員のビザの更新のたびに、労働省は、その時期のその地域の雇用市場を再確認し、その仕事ができるカナダ人や永住権保持者がいまだにいないのか、ということを確認する機会を持つことになります。
Q4:起業家としてカナダで働くにはLMIAが必要ですか?
起業家がカナダで就労ビザを申請する場合、LMIAは必要ありません。ただし、起業家としての就労ビザ申請には、事業がカナダに著しい社会的、文化的、経済的利益をもたらすことを証明する必要があります。
- 著しい社会的/文化的/経済的利益の創出または維持ができる事業であること。
- カナダ国民または永住権保持者の雇用の維持または創出ができる事業であること。
起業家就労ビザに関する一般的な情報はこちらをクリックしてください。
Q5: LMIAを取得することで、エクスプレスエントリーでより多くのCRSポイントを取得することができますか?
エクスプレスエントリーのカナディアンエクスペリエンスクラス(CEC)の申請者は、LMIAを取得する必要はありません。しかし、LMIAを取得することで、CRSポイントに50点(シニアマネージメントポジションの場合は200点)を加算できます。これにより、Invitation to Apply(ITA)を受け取る可能性が高まります。
LMIAに関する移民局からの最近のニュース
2024年3月21日の共同記者会見で、マーク・ミラー移民大臣とランディ・ボワゾノー労働大臣は、カナダの就労ビザプログラム(TFWP)のいくつかの変更を発表しました。
特に、LMIAの有効期間がCOVID-19パンデミック以前の基準である6ヶ月に戻されることが発表されました。この変更は2024年5月1日に発効されています。
カナダはCOVID-19のパンデミック期間中、一時的にLMIAの有効期間を18ヶ月としており、それを昨年12ヶ月に短縮しました。これは、カナダ全土の労働市場の状況を緩和するための措置、と政府は発表していました。(注意:LMIAの有効期限=就労ビザ期限ではありません。)
この変更および3月21日に発表されたその他の就労ビザに関するニュースは、こちらをご確認ください。
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