昨日、カナダの第2四半期GDP(国内総生産)が発表されました!
予想をはるかに上回る年率4.5%という数字は何を意味するのでしょうか?景気は良いらしい?これを機に、カナダの経済が今どうなっているのがちょっと覗いてみたいと思います。
2011年以来6年ぶりの成長率
年率4.5%というのは、カナダにとって6年ぶりの成長率です。カナダの経済が好調に回復しており、成長を続けていることを意味します。
カナダの経済成長を裏付ける、最近の経済ニュース
経済成長に貢献している事柄を、もう少し具体的に見ていきましょう。原油価格の安定によりアルバータ州やサスカチュワン州が精気を取り戻し、今年のカナダの経済成長を先導するくらいまでに回復・成長しているということがあります。また、失業率の低下、トロントやバンクーバーの住宅バブルが若干落ち着いてきたこと、そして、何年も消極的だった事業投資も今年の第1四半期の時点で12.2%の増加を見せたことなどがあります。
そしてなにより、カナダの経済成長を最も支えているのは、個人の消費です。これは多くの先進国に共通していると思います。
カナダドルも上がってきた!約2年ぶりの対米ドル80¢代へ
今期GDP成長率の発表直後、カナダドルは上昇し、本日ついに対米ドルにおいて80¢代に乗りました。先週のどちらの国も、経済に関する発表をしたのですが、アメリカが不調であったのに対し、カナダは予想を上回る好成績であったこと、そして、近いうちにカナダ中央銀行が更なる利上げをするだろうという予想から、カナダドルの価値が上がりました。
対円は出遅れるも、少し上昇
対円のカナダドルは、少し上がってきましたが、少しタイミングに遅れが生じました。その主な原因として、日本時間29日の北朝鮮による太平洋へのミサイル発射があるといいます。世界情勢が不安定になると、リスク回避で比較的安全とされる円買いが進むので、円はまだまだ強い通貨ですね。
まとめ
カナダの経済は確実に成長しているようですね。もちろん住宅バブル崩壊や、個人消費に頼る不安定さなど、リスクは多いようですが、国としての成長が、数字に表われていているのは嬉しいです。
私たちの毎日に、この景気の良さが実感としておりてくるのはいつのことやら、と思ったりはしますが、とりあえずまた来週から頑張ってカナダ経済に貢献しようと思えるニュースでした!
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