BC州ノミネーションプログラム、申請者のポイント配分改定を含む6つの主な変更点
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BC州ノミネーションプログラム(BC PNP)のポイントシステムは、エクスプレスエントリーシステムと同様に、申請者の永住権資格を評価するために使用されます。は、先日、11/16にあったBC PNPの大幅な改定で、このポイントシステムは以下のように変更されました。
BC PNPポイントシステムの改定概要
- NOCのスキルレベルに対するポイントを廃止
* NOCシステムはカナダの主な職業分類方法であり、最近TEER分類に移行しています(詳細)。
- 結果的に応募者のHuman Capital Factors(個人のスキル、経験、教育、能力)とEconomic Factors(仕事のオファー、収入、雇用地区)に割り当てられる点数が増加
- 専門職の資格や英語力のほかに、フランス語の語学力を加点対象とする
- メトロバンクーバー地域区外での就労・就学経験を加点対象とする
BC PNPの新しい配点表では、これらの変更が反映されています。

BC PNP改定 6つの変更点
変更点その1:NOCに応じたポイントの廃止
新しいポイント配分システムの最初の最も注目すべき変更点は、NOCスキルレベルに基づくポイントが廃止されたことです。
従来は、NOCによって最大60ポイントが付与されていましたが、このポイントが廃止され、その分、Human Capital FactorsとEconomic Factorsの両方に配分されるようになりました。
変更点その2:配点の見直し
NOCコードに関する加点が廃止されたため、その他のHuman Capital FactorsとEconomic Factorsの加点が増加しました。
- 関連する職務経験・・・最大40点(従来は25点)
- 最高学歴・・・最大40点(従来は25点)
- 英語またはフランス語の語学力・・・最大40点(従来は30点)
- 時給・・・最大55点(以前は50点)
- BC州内の地域・・・最大25点(従来は10点)
変更点3: 資格のある専門職の資格に対する加点
Economic Factorsの配点におけるもう一つの変更点は、申請者が保有する専門職の資格に対して与えられる5点の加点が追加されたことです。これには、SkilledTradesBCまたはIndustry Training Authority British Columbia (ITABC)が保有する有効な職業証明書が含まれます。
変更点4:CLB 9で言語能力(英語/フランス語)の満点を獲得できる
言語能力の最高得点は、従来はCLB 10の人に付与されていましたが、これがCLB 9の人が満点ポイントを獲得できるようになりました。CLB(Canadian Language Benchmark)は、公式言語テストに基づくカナダの言語能力評価の国家基準です。
もう一方の言語(英語、またはフランス語)のCLB 4以上のスコアも持っている場合、応募者にはさらに10ポイントが加算されるようになりました。
変更点5:BC州内の勤務地に関する加点の再調整
従来は、バンクーバー以外の勤務地を選択すると段階的に加点されていましたが、今回の採点基準では、以下のように加点されるようになりました。
- メトロバンクーバー地区での雇用は0点
- スコーミッシュ、アボッツフォード、アガシズ、ミッション、チリワック地区での雇用は5点
- B.C.州内の上記以外の地域は15点
さらに、この基準では、特定の地域での学歴や職歴を持つ人に10点を追加しています。
変更点その6:賃金の上限引き上げ
ポイント基準の最後の大きな変更点は、収入に応じたポイント数の上限を受け取るための賃金上限が引き上げられたことです。5点追加され、最高55点となりました(従来は50点)。
従来は、年収10万ドルであれば、このカテゴリーの最大ポイントを獲得できたのですが、BC州はこの上限を年収14万5000ドルに調整し、従来10万ドルだった応募者は、最大50点だったのが、33点にとどまります。
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