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LMIA審査中でも就労ビザの延長申請は可能?Maintained Statusと新しいビザの有効期間についてIRCCが審査基準を明示

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カナダ移民局(IRCC)は、2026年10月28日、LMIA(Labour Market Impact Assessment = 労働市場影響評価)に基づく就労ビザ(Work Permit)の審査に関する運用ガイドラインを更新しました。
今回のガイドラインでは、「LMIAの審査結果がまだ出ていない場合の就労ビザ延長申請」と「Maintained Status(滞在資格維持)の期間が新しい就労ビザの有効期間に与える影響」について、具体的な審査基準が示されています。
現在、LMIAに基づく就労ビザでカナダに滞在している方や、外国人労働者を雇用している企業にとって、知っておきたい内容です。

LMIA審査中でも就労ビザの延長申請は可能|有効期限2週間以内などの条件

通常、LMIAが必要な就労ビザの申請では、承認済みのLMIAを提出する必要があります。しかし、現在カナダ国内で就労している方については、LMIAの審査結果がまだ出ていなくても、一定の条件を満たせば就労ビザの延長申請を先に提出することが認められています。

IRCCが示している主な条件は以下のとおりです。

  • 現在の就労ビザの有効期限が2週間以内に迫っていること
  • 雇用主がすでに必要事項を満たしたLMIA申請を提出していること
  • LMIA申請が、通常の審査期間を考慮して十分早い時期に提出されていること
  • LMIAの審査結果がまだ出ていないこと

これらの条件を満たす場合、IRCCはLMIAの審査結果が出るまで就労ビザ申請の最終判断を保留し、その後、LMIAの結果を踏まえて審査を進めます。

ただし、就労ビザの期限直前に雇用主がLMIAを申請した場合は、原則として同様の取り扱いは認められず、例外的にのみ検討されるとしています。そのため、就労ビザの延長を予定している場合は、雇用主と早めに相談し、LMIAの申請準備を進めておくことが重要です。

Maintained Status中も以前の就労ビザと同じ条件で働ける

元の就労ビザが有効なうちに適切な延長申請を提出した場合、審査中に元の就労ビザの期限が切れても、一定の条件のもとでカナダに滞在し、引き続き働くことができます。これをMaintained Status(滞在資格維持)といいます。

雇用主が指定されている就労ビザの場合、原則として、以前の就労ビザと同じ雇用主、職種、勤務地などの条件で働き続けることができます。

ただし、Maintained Statusが認められるためには、申請時期や申請内容などの条件を満たしている必要があります。単にLMIAを申請中というだけで、就労資格が自動的に延長されるわけではありません。

Maintained Status中の就労期間は新しい就労ビザの有効期間に含まれる

今回のガイドラインで、もう一つ注目したいのが、新しい就労ビザの有効期間の計算方法です。LMIAに基づいて同じ雇用主のもとで就労を継続する場合、IRCCは、「新しい就労ビザの有効期間を承認日からではなく、以前の就労ビザの有効期限を基準に計算する」と説明しています。

例えば、次のようなケースです。

  • 新しいLMIAで認められた就労期間:12ヶ月
  • 以前の就労ビザが失効した後、Maintained Statusで働いた期間:3ヶ月
  • 新しい就労ビザの承認日からの有効期間:9ヶ月

この場合、LMIAで12ヶ月の就労が認められていても、すでにMaintained Statusで3ヶ月働いているため、新しく発行される就労ビザの有効期間は原則として残りの9ヶ月となります。つまり、新しい就労ビザが承認された日から、改めて12ヶ月が与えられるわけではないということです。

この取り扱いは、LMIAで認められた就労期間を超えて就労許可が発行されることを防ぐためのものです。

LMIA就労ビザの延長は早めの準備が重要

LMIAの審査には時間がかかる場合があり、その結果を待っている間に現在の就労ビザの期限が迫ってしまうケースもあります。

また、Maintained Statusで就労を継続できたとしても、その期間が新しい就労ビザの有効期間に含まれる場合があるため、想定していたよりも早く次の延長手続きが必要になる可能性があります。就労ビザの延長を検討している方は、現在のビザの有効期限、雇用主によるLMIA申請の進捗状況、今後の就労予定期間などを早めに確認しておくことをおすすめします。

白石ビザJPカナダでは、LMIA申請および就労ビザの新規・延長申請について、雇用主・申請者双方の状況に応じたサポートを行っています。就労ビザの期限が近づいている方や、LMIAの審査中で今後の手続きに不安がある方は、お気軽にご相談ください。

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このニュースはカナダ政府の公式情報を元に白石ビザJPカナダが内容を整理し、わかりやすくまとめたものです。
出典:Labour Market Impact Assessment Review – Temporary Foreign Worker Program(英語)

白石 有紀 (Yuki Shiraishi)

移民コンサルタント

白石 有紀 (Yuki Shiraishi)

アメリカミシガン大学にて学士取得後、ニューヨークでマーケティングコンサルタントとして働く傍らニューヨーク市立大学MBAコースに就学。その後日本での旅行会社マネージャー経験を経て、カナダでのイミグレーションの仕事へ。2010年から移民コンサルタントとして活躍。白石ビザJPカナダ代表。

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