目次
こちらの記事は動画でも解説しています
※2024年3月4日最新情報:ブリティッシュコロンビア州が留学生にProvincial Attestation Letter (PAL) の発行開始
2024年1月22日に移民局から発表された学生ビザ(留学生)に関するNews Releaseについて、ビザJPカナダではこちらの記事「留学生受け入れ上限数を導入、ポスグラと配偶者就労ビザにも制限」で日本語でお伝えしました。
この中で、「2024年1月22日以降の学生ビザ申請者は、各州・準州からAttestation letter(認証レター)を提出する必要があります。各州・準州は、遅くとも2024年3月31日までにレター発行に対応する体制を整えなければなりません。」というものがありました。
このAttestation letterは、各州で何件の学生ビザ申請を許可したか、州の割り当て件数を超えていないかを数えるためのもの、と理解して良いと思います。
Attestation letter に関する1/22追加情報
本日、2024年1月22日にカナダ移民局の学生ビザの説明ページを確認したところ、このように追記がされていました。
そして、Attestation letterの説明のところに行くと、このようになっています。
「2024年1月22日以降に受理された申請書は、Attestation letterのないものは返却される」つまり、Attestation letter無しで申請をするな、ということです。そして、「詳細な情報が入り次第、このページを更新する」ということは、まだどこの州もこのAttestation letterの取得方法を確立していない、つまりAttestation letterはまだ取得できないわけです。そして、Attestation letterの取得方法の確立は、最長で2024年3月31日までかかる可能性があるということです。
つまり、当面は、新規で学生ビザの申請はできないということのようです。
Attestation letter が不要となる方
以下の場合、学生ビザの申請にAttestation letterは必要ありません。
- 小学校または中高等学校(GrK~Gr12)への就学を申請する未成年者
- 修士課程、博士課程、その他の大学院課程を申請する学生
- 学生ビザの延長を申請する学生
配偶者オープンパーミット申請予定の方の場合
もうひとつ、1/22の移民局からの発表の中で、家族で永住権を目指す方に大きな影響を与えるのが、「数週間以内に詳細発表・施行開始の予定で、留学生の配偶者としてオープンワークパーミットを申請できるのは、修士課程と博士課程の留学生のみに限定されます。それ以外の、大学やカレッジの留学生の配偶者はオープンワークパーミットを申請することができなくなります。」というものです。
これを見て、「施行開始前の数週間のうちに、学生ビザと配偶者就労ビザを申請してしまおう!」と思った方は少なくないと思います。弊社にもたくさんのご連絡がありました。ですが、結局、Attestation letterが無いと、これは無理だということになります。
今後、学生ビザを申請する予定の人はどうしたらよいか
結論としては、これから新規で学生ビザを申請する方は、準備は進めておきましょう。
配偶者就労ビザも欲しいというご家族も、ひとまず準備は進めておきましょう。
もし、就学する州政府が、配偶者就労ビザが申請できるうちにAttestation letterを発行してくれたら、すぐ申請できるように準備しておくのが得策です。
でももし、Attestation letterが間に合わなければ、その時に配偶者就労ビザの申請は取りやめ、配偶者は観光で渡航するか、あるいは、卒業を待ってポストグラデュエートビザになったら渡航するというプランに変更しなければなりません。
現在学生ビザでカナダに滞在中の方は、Attestation letterは不要ですので、申請準備ができ次第、申請してしまってください。
移民局の記載の方法が曖昧ですが、現在就労ビザ(ワーキングホリデーなども含め)をお持ちの方も、Attestation letter不要の「学生ビザの延長を申請する学生」に含まれる可能性があります。申請してダメでも「却下」ではなく「書類返却」ですので、ダメージはあまりありません。特に配偶者就労ビザも一緒に申請したい方は、配偶者就労ビザ申請ができなくなってしまう前に申請しておいた方が良いかもしれません。
3/4追記:ブリティッシュコロンビア州発行開始
ブリティッシュコロンビア州は留学を予定している申請者にProvincial Attestation Letter (PAL) の発行を開始しました。そして、PAL発行システムが2024年3月4日から施行されました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
関連コラム
関連ニュース
永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう
カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。
プロの移民コンサルントがお悩みを解決
今すぐ無料相談する
移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結
移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。
イベント情報
タグ一覧
ランキング
2024年9月17日
ビザ申請で困った!カナダ移民局(IRCC)に問い合わせる4つの方法
目次1 ①Web Form2 ②Eメール3 ③コールセンターへ電話4 ④ATIPリクエスト/GCMS/オフィサーノート5 まとめ こちらの記事は動画でも解説しています ビザ申請中に問題発生!「審査が全
2024年4月24日
カナダはなぜマリファナを合法にすべきだったのか?
目次1 マリファナを合法化するに至る背景2 合法化して規制する方が得策であるという判断2.1 追記(2018年7月5日) 「2018年10月17日からのマリファナ合法化をトルドー首相が公言 ̶
2024年6月21日
【2024年最新】カナダ移民局の学生ビザに関するよくある質問16選
目次1 2024年の学生ビザ改定に関するよくある質問1.1 Q:私が留学する州の学生ビザ発給数は何件ですか?1.2 Q:PALとは何ですか?1.3 Q:この新しい変更はいつから実施されますか?1.4
2024年8月28日
カナダで日本人が日本語の強みを活かせる仕事おすすめ14選
目次1 日本人のスキルが求められている職種1.1 保育士1.2 美容師1.3 大工1.4 調理師1.5 庭師1.6 翻訳者1.7 美容サロン(エステ、マツエク、ネイル)1.8 ドッグトリマー(グルーマ