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2024年度のワーキングホリデービザは、2023年12月11日にプロフィール登録が開始され、その後12月28日に初めての招待状が発行されました。
ワーキングホリデービザは、他のビザと比べると申請方法などの情報が多数出回っているため、ご自身で申請をなさる方が多いです。ですが、ポイントを押さえずに申請をしてしまい、カナダに来てから弊社にご相談があり、延長申請や、記載内容修正申請が必要となる方が少なくありません。
そこで今回は、ワーキングホリデービザ申請のポイントをまとめてみました。
ワーホリ申請よくある3つの失敗
「困った!」ということになって弊社にお問い合わせいただく内容で特に多いのは以下の3点です。
- 1年間有効のワーキングホリデービザが発行されなかった
- 禁止職種の条件が入ってしまっているから、就きたかった仕事に就けない
- 雇用時に必要なSINを取得できない
① 1年間有効のワーキングホリデービザが発行されなかった
ビザが一年未満の長さになってしまう理由はいくつか考えられますが、主に以下のような理由が考えられます。
- パスポートの有効期限が一年以上残っていなかった
- ワーキングホリデー許可証の発行日からの1年後の有効期限になっている
- 海外旅行保険に一年間加入していなかった
パスポートの有効期限が一年以上残っていなかった
パスポートが理由の場合は、ワーキングホリデー許可証取得後、カナダ渡航前にパスポートを更新して、入国の際に新旧パスポートを提示すれば1年間のワーキングホリデービザが発行されます。もしくはカナダに渡航後、カナダ国内の日本領事館でパスポートを更新し、そのあとビザ延長の申請をすることができます。延長申請の場合、再度申請料を支払う必要があります。
パスポートの更新は、プロフィール登録前、もしくは審査結果が出た後(許可証受領後)で渡航の前に行うことがお勧めです。審査の最中にパスポートを更新してしまうと、移民局の方でうまく紐づけてもらえない可能性がありますし、カナダに入国後は再度申請料がかかるためです。
ワーキングホリデー許可証の発行日からの1年後の有効期限になっている
発給されたビザがワーキングホリデー許可証の発行日からの1年間になってしまっている場合は、延長申請が可能になります。ですが、ビザを発行してもらった空港や国境の移民局オフィスで修正をしてもらえるのが費用がかからない方法です。オフィスを離れてしまうと修正をしてもらえない可能性があるので、ビザを受け取ったら、すぐにその場を離れるのではなく、必ず記載内容を確認しましょう。
海外旅行保険に一年間加入していなかった
そして、一番厄介なのが、海外旅行保険の加入期間が短いことが理由の場合です。結論を先に言ってしまうと、海外保険加入期間不足や未加入が理由の場合は、ビザの延長ができませんし、ビザの取得自体ができないこともあります。
ワーキングホリデービザの参加条件を覚えていらっしゃいますか?
You must have health insurance for the duration of your stay.
You may have to present evidence of this insurance when you enter Canada.
上記のようになっています。そのため、空港や国境で、入国日から1年間の保険加入証書の提示を求められた時に提示ができない場合、保険でカバーされている期間までのワーキングホリデービザになってしまいます。保険加入証明を提示できない場合は、ワーキングホリデービザが発行されません。必ず入国日から1年間の保険に加入をして、カナダに渡航をしましょう。
② 禁止職種の条件が入ってしまっているから、就きたかった仕事に就けない
ワーホリ期間中に、保育、介護、医療、指圧師、リフレクソロジー等のお仕事に就きたいとお考えになる方は多くいらっしゃると思いますが、これらのお仕事に就くためには、事前に移民局指定のクリニックで健康診断を受診する必要があります。受診せずにワーキングホリデービザの申請をしてしまうと、これらのお仕事には就いてはいけません、という条件が記載されたビザが発行されてしまいます。
ビザ申請後にこれらのお仕事に就きたくなった場合は、指定クリニック健康診断を受診し(日本でもカナダでも受診できます)、カナダ入国後に条件変更(Condition Change)申請が可能ですが、申請の際には、申請料が発生しますので、申請時に健康診断を受診していると一番良いですね。
③ 雇用時に必要なSocial Insurance Number(SIN)を取得できない
SINとは、日本のマイナンバーのようなもので、働く際に雇用主へSINを伝えなければなりませんが、ビザの記載内容が理由で、SINの発行をしてもらえない方が多くいらっしゃいます。
特に多いのは、名字と名前が逆になっているという理由です。おそらく、ワーキングホリデービザのプロフィール登録の際に、間違えている方が多いようです。
また、ワーキングホリデービザ発行の際に空港や国境の審査官が、名前やパスポート番号、国名などを間違ってしまうということもありますので、ビザを受け取ったら、イミグレーションオフィスを離れる前に、記載内容に間違いがないかをきちんと確認をしましょう。
もし、確認を忘れてしまったり、オフィスで修正をしてもらえない場合は、修正申請が可能ですが、申請料が発生します。
プロに任せて安心!ワーキングホリデービザトータルサポート
ワーキングホリデービザでカナダに来ることをお考えの方は、きっと、「こんな仕事をしたい」「永住権に繋げられるように過ごしたい」「一年間のんびりしたい」等、様々なプランを立てていらっしゃると思います。思い通りの時間を有意義に過ごすためには、一番最初がとても肝心です。これらのことを踏まえ、プロフィール登録や申請の準備を進めてください。
ご自身での申請に不安をお感じになる方は、弊社のカナダ政府公認移民コンサルタントが代理人となる、ワーキングホリデービザトータルサポートのご用意がありますので、こちらのご利用をご検討ください。
トータルサポートの最大のメリットは、必要な情報と書類を提出いただければ、申請準備、プロフィール登録、申請、政府とのやり取りまで移民コンサルタントが対応をしますので、ご不安を感じることなく審査結果をお待ちいただけることです。ご自身で申請をなさったものに関するお問い合わせも多いですが、申請後は、弊社の移民コンサルタントが代理人ではないため、ご相談をお受けできないことがほとんどです。
トータルサポートでは、ワーホリビザに関する質問やご相談にも、時間や回数に制限なくお答えします。
特に、ワーキングホリデー後もカナダに滞在をお考えの方は、弊社をご利用になると、次のビザや永住権申請など将来のご相談や、次回の申請のために今回の申請履歴や申告内容を把握しておくことができますので、安心かもしれません。
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