ビザJPカナダは永住権、各種ビザ取得などカナダ移住のご相談をトータルでお受けできます。

ビザコラム

永住権、ビザ取得のお役立ち情報

移民局関連ストライキ ― 続報・意外な影響

投稿日:2013年9月24日

更新日:2024年2月25日

デフォルト画像

今年4月より継続中のカナダのThe Professional Association of Foreign Service Officers (PAFSO) の労働組合による
PAFSO組合員ビザ審査担当オフィサーのストライキに関し、移民申請やビザ申請への影響について、
トロントの日刊紙スターが興味深い記事を掲載しています。

スター紙が入手した政府資料によると、今年5月から7月の間に発給された永住権ビザは60,416件。
昨年同時期の数字65,255件と比較し、7.5%の減少となり、移民局ストライキの影響を如実にあらわしています。

一方で目を引くのが、短期滞在者ビザの発給数の数字です。
今年5月から7月の間に発給されたカナダ短期滞在者ビザの発給数(上位10か国からの申請者のみ)は296,531件。
昨年同時期の数字に対し、この数字はむしろ11%の増加を示しているということです。

296,531件の短期滞在者ビザの内訳は、観光ビザが242,316件、就労ビザが21,514件、学生ビザが32,701件。
PAFSO労働組合の責任者ティモシー・エドワード氏によると、これは政府がスタッフを短期滞在者ビザの審査用に移したためだ、
ということです。ストライキが長期化の兆しを見せ始めて以来、オタワ移民局本部は、カナダの観光産業および教育産業が
ストライキの影響を受けないよう、厳しい批判と圧力にさらされています。このため
「永住権ビザ発給にまわされるべきスタッフが大幅に手薄になり、年間目標の永住権発給数にも達せられなくなってきている」と
スター紙はエドワード氏のコメントを紹介しています。エドワード氏によると、カナダ国内のビザ審査担当オフィサーも
海外オフィスの申請書類の審査をするように指示されている、ということです。

移民局はこれを否定。永住権ビザ発給に関わるべきスタッフを短期滞在者ビザ発給向けに回しているという事実はない、としています。
移民局当局では、審査補佐の目的でカナダ人スタッフを臨時スタッフとして雇い入れた、と説明しています。
一方で、労働組合では、経験や知識の足りないスタッフを雇い入れ審査に組み込むことは、
むしろ移民局プログラムの信用を損ねることになりかねない、と懸念を示しています。

短期滞在者ビザの発給数は、ストライキが始まった今年5月および6月には劇的に減少、
しかし、観光産業界および教育産業界の強い懸念がメディアを賑わしたのちの7月に、劇的に増加したということです。
たとえば、中国からの観光ビザ発給数は2012年5月と6月がそれぞれ29,788件と26,190件。今年5月および6月は20,648件と24,854件。
ところが今年7月の発給数は35,586件であり、2012年7月の発給数17,855件の2倍となっています。

海外ビザオフィスのビザ審査担当オフィサ-の給料格差をめぐる、この6か月に及ぶストライキ。
いまだ解決のめどは見えていない、ということです。
 

関連コラム

2023年にカナダで最も多くLMIAを取得した職種トップ11

2024年9月17日

2023年にカナダで最も多くLMIAを取得した職種トップ11

カナダで働くためのLMIA免除ビザ取得方法!日本を含むCPTPP加盟国の優位性を活用しよう

2024年9月12日

カナダで働くためのLMIA免除ビザ取得方法!日本を含むCPTPP加盟国の優位性を活用しよう

【カナダのコープビザ解説】いつまで働ける?就労条件と不法就労になる注意点

2024年9月5日

【カナダのコープビザ解説】いつまで働ける?就労条件と不法就労になる注意点

カナダで働く外国人必見!LMIAの深掘りガイド- 知っておくべき5つの知識と最新情報

2024年6月19日

カナダで働く外国人必見!LMIAの深掘りガイド- 知っておくべき5つの知識と最新情報

永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう

ビザJPカナダの移民コンサルタント

カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。

プロの移民コンサルントがお悩みを解決

今すぐ無料相談する

移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結

ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ

移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。

お客様の声

ウェブテクニシャンでカナダ永住権取得

ウェブテクニシャンでカナダの永住権獲得!

続きを見る>

カフェのスーパーバイザーとして就労ビザから永住権を取得したMoeさん

絶対に移民する!その思いで4年間を乗り切りました。

続きを見る>

イベント情報

イベントカレンダー

タグ一覧

ランキング

1
ビザ申請で困った!カナダ移民局(IRCC)に問い合わせる4つの方法

2024年9月17日

ビザ申請で困った!カナダ移民局(IRCC)に問い合わせる4つの方法

目次1 ①Web Form2 ②Eメール3 ③コールセンターへ電話4 ④ATIPリクエスト/GCMS/オフィサーノート5 まとめ こちらの記事は動画でも解説しています ビザ申請中に問題発生!「審査が全

2
カナダはなぜマリファナを合法にすべきだったのか?

2024年4月24日

カナダはなぜマリファナを合法にすべきだったのか?

目次1 マリファナを合法化するに至る背景2 合法化して規制する方が得策であるという判断2.1 追記(2018年7月5日) 「2018年10月17日からのマリファナ合法化をトルドー首相が公言 ̶

3
【2024年最新】カナダ移民局の学生ビザに関するよくある質問16選

2024年6月21日

【2024年最新】カナダ移民局の学生ビザに関するよくある質問16選

目次1 2024年の学生ビザ改定に関するよくある質問1.1 Q:私が留学する州の学生ビザ発給数は何件ですか?1.2 Q:PALとは何ですか?1.3 Q:この新しい変更はいつから実施されますか?1.4

4
カナダで日本人が日本語の強みを活かせる仕事おすすめ14選

2024年8月28日

カナダで日本人が日本語の強みを活かせる仕事おすすめ14選

目次1 日本人のスキルが求められている職種1.1 保育士1.2 美容師1.3 大工1.4 調理師1.5 庭師1.6 翻訳者1.7 美容サロン(エステ、マツエク、ネイル)1.8 ドッグトリマー(グルーマ

5
ファミリークラス永住権申請「偽装」のパートナー関係ではないことを証明する方法

2024年6月21日

ファミリークラス永住権申請「偽装」のパートナー関係ではないことを証明する方法

目次1 ファミリークラス(配偶者・コモンローパートナー)とは2 審査厳格化の背景3 関係が本物であることを証明する方法3.1 配偶者であることの証明3.2 コモンローパートナーであることの証明3.3

ピックアップ

2023年にカナダで最も多くLMIAを取得した職種トップ11

2024年9月17日

2023年にカナダで最も多くLMIAを取得した職種トップ11

カナダで働くためのLMIA免除ビザ取得方法!日本を含むCPTPP加盟国の優位性を活用しよう

2024年9月12日

カナダで働くためのLMIA免除ビザ取得方法!日本を含むCPTPP加盟国の優位性を活用しよう

ビザや永住権の審査期間と進捗状況の調べ方と手順を解説

2024年9月4日

ビザや永住権の審査期間と進捗状況の調べ方と手順を解説

「この人にお願いしてよかった」と思える

カナダ政府公認のコンサルタントだから
安心して任せられる

個人では難解な永住権取得のためのプラン設計、
ビザ申請準備、書類作成、ビザ申請手続きから
結果の報告までを全て行います。

ビザJPカナダロゴ
移民コンサルタント

永住権取得の不安をゼロに

永住権取得の不安をゼロに

ビザの専門知識があるスタッフが
あなたの相談にお答えします!

無料相談・お問い合わせ

厳選したビザ情報を配信

厳選したビザ情報を配信するウェビナー

無料ウェビナーを開催中!
当日までの最新情報をお伝えします!

ウェビナーについて