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グローバルタレントストリームに新たに5つの対象職種を追加


こちらの記事は動画でも解説しています

カナダでは現在、全国で100万人以上もの求人があります。カナダ人だけでは足りない労働力を補うため、カナダは雇用主が外国人の人材を雇用することを支援するプログラムをいくつか設けています。

その一つが、高いレベルの専門スキルを持つ外国人の雇用に特化したグローバルタレントストリーム(GTS)プログラムです。

グローバルタレントストリーム(GTS)の目的
GTSは、雇用主が有能な人材を外国からカナダに招き入れ、その外国人が持つスキルを迅速に活かせるようにするためのプログラムです。GTSを利用すると、申請資格を持つ申請者は、約2週間という短期間で就労ビザを取得してカナダ国内での就労を開始できます。このプログラムは、カナダのテクノロジー系企業にとって有益であり、この分野の企業にはなくてはならないプログラムです。

グローバル・タレント・ストリームの2つのカテゴリー

グローバル・タレント・ストリームは、カテゴリーAカテゴリーBの2つに分かれています。

カテゴリーA

申請者となる外国人が、the Stream’s designated partners (ケベック州を除くカナダ国内40以上の高い成長企業)にリストされている企業から仕事のオファーを得ていて、かつ、an individual with unique and specialized talent(ユニークで専門性の高い人材)の条件に該当する場合は、GTS カテゴリーAに分類されます。

カテゴリーB

Global Talent Occupations Listで指定された特定の職務で求人を希望する企業。このリストは、労働市場のニーズや優先順位の変化を反映して定期的に更新されることがあり、カナダ国内で需要があるとみなされ、労働者の数が不足していると思われる職種が該当します。

Global Talent Occupations Listに掲載されている職業には、以下のようなものがあります。

  • コンピュータおよび情報システム管理者
  • ウェブデザイナーとデベロッパー
  • コンピュータ・ネットワーク技術者
  • デジタルメディア・デザイン関連職  など

カテゴリーB の全職種リストが掲載されている Global Talent Occupations List for Category B はこちらのカナダ移民局ウェブサイトページに掲載されています。

2022年12月 対象職種の拡大

2022年12月22日、カナダ労働省(ESDC)は、グローバルタレントストリーム(GTS)の対象職種を拡大しました。

これまで12職種だった対象職種は、5つの技術職が加わり、17職種に拡大されました。

新しく追加された職種は以下の通りです。

  • 土木技師(NOC21300)
  • 電気・電子エンジニア(NOC21310)
  • 鉱業技術者(NOC21330)
  • 航空宇宙エンジニア(NOC21390)、および コンピュータエンジニア(ソフトウェアエンジニアとデザイナーを除く NOC21311)

GTSの活用

GTSを活用して就労ビザを取得する日本人は、特にIT分野の職種で最近増えています。ご自身の職種が対象職種に入っていると思う方は、まず弊社までご連絡ください。弊社の移民コンサルタントから、雇用主様に、従来のLMIAとGSTのご説明をさせていただきます。

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