カナダ市民権申請ルール改定
2012年9月28日の移民局の発表で、カナダ市民権(=国籍)申請者は、一部の例外を除いて、言語レベルの証明の提出が申請条件に加わることになりました。
これまでは、申請者が言語テストを事前に受ける等のルールは無く、移民局は、18~54歳の申請者に対して、市民権知識テストで言語スキル(カナダ公用語の内いずれか一つ;英語またはフランス語)を評価してきました。
新ルールは、英語/フランス語のいずれかで、スピーキングとリスニングのスキルが初級レベルに達しているという証拠を申請時に提出することが必須となるというものです。申請者の言語レベルを今までよりも高くするというものではありません。
申請時に提出できる言語レベル証明書類として認定されているものは以下です。
・移民局公認の英語・フランス語のテストスコア(IELTSなど)
・英語・フランス語いずれかを使う学校(高校または高校以上)の卒業証明書
・カナダ政府が運営する言語トレーニングプログラムを修了したという証明書
いずれかの言語レベルの証明書が提出されなかった場合、申請書は返却されます。
この変更は、2012年11月1日から実施される予定で、11月1日以降に受け取られた申請書類に対して適応されます。
