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エクスプレスエントリー史上最大ドローから読み解く|永住権を引き寄せる4つの戦略

投稿日:2026年1月29日

更新日:2026年1月29日

エクスプレスエントリー史上最大ドローから読み解く|永住権を引き寄せる4つの戦略

エクスプレスエントリーを語るうえで、必ず振り返るべき出来事があります。それが 2021年2月13日に実施された、エクスプレスエントリー史上最大規模のドローイングです。このドローイングでは、カナディアンエクスペリエンスクラス(CEC)の候補者27,332人に対してITA(Invitation to Apply)が発行され、カットオフとなったCRSスコアは、わずか75点でした。

当時はパンデミック下という特殊な状況ではありましたが、このドローイングは現在に至るまで、「カナダ政府が本気で国内定着人材を優先するとき、エクスプレスエントリーはここまで大胆に動く」という強烈な前例として語り継がれています。

そして今、2025年後半から2026年にかけてのドローイングを見ていくと、規模こそ2021年ほどではないものの、方向性としては非常によく似た動きが確認できます。

直近のドローイングが示す、CRSスコア低下という明確なトレンド

CECを中心とした最近のドローイングでは、ITA取得に必要なCRSスコアが段階的に下がってきています。実際の推移は以下のとおりです。

カナディアンエクスペリエンスクラスのドロー結果一覧

日付カテゴリーCRSスコア招待人数
2025/11/12CEC5331,000
2025/11/26CEC5311,000
2025/12/10CEC5206,000
2025/12/16CEC5155,000
2026/01/07CEC5118,000
2026/01/21CEC5096,000

わずか約2ヶ月の間に、カットオフスコアは20点以上低下し、同時に1回あたりのITA発給数は大きく増加しています。この流れは偶然ではありません。

2021年の大規模ドローと同様に、カナダ政府は現在も、以下の人材を優先的に永住権へ移行させる姿勢を強めています。

  • すでにカナダ国内で就労している人
  • 社会・経済に定着している人材

2021年の教訓は、今のエクスプレスエントリーにも通じている

2021年の史上最大規模ドローイングが多くの候補者に残した最大の教訓は、「スコアが低い=チャンスがない、ではない」という点です。当時、CRS75でITAを受け取った人の多くは、「まさか自分が招待されるとは思っていなかった」という立場でした。

しかし彼らに共通していたのは、”エクスプレスエントリーのプールにプロフィールを提出し、条件を満たした状態で待っていた”という一点です。この構造は、現在のエクスプレスエントリーにおいても変わっていません。

エクスプレスエントリーで永住権を引き寄せる4つの戦略

これらの動きを踏まえ、エクスプレスエントリーで永住権を目指す方が押さえておくべきポイントを整理します。

1.CRSスコアよりも重要なのは「プールに存在していること」

どれほど大規模なドローイングが実施されても、エクスプレスエントリーのプールにプロフィールがなければ、招待される可能性はありません。買わない宝くじは決して当たることが無い、という理論です。

実務上も、CRSスコアが300点台、あるいはそれ以下の状態であっても、以下の要因によって想定外のタイミングで ITA が発行されるケースが見られます。

  • ドローイング規模の拡大
  • CECやカテゴリー別選抜の集中実施
  • 政策上の優先順位変更

「まだスコアが低いから待つ」ではなく、「今の条件で席を確保する」。これがカナダの永住権を取得するためのエクスプレスエントリー戦略の出発点です。

2.CRSスコアは「見えている点数」だけで判断できない

エクスプレスエントリーの CRS スコアは、表示されている数値どおりに変動するとは限りません。特に職務経験のカウントは、日単位ではなく月単位で評価されるため、本人の想定よりも早く次の経験年数として評価されることがあります。

その結果、「スコアが上がる前にITAが発行される」という現象が起こります。2021年の大規模ドローでも、「まだスコアが低いと思っていた層」が一斉に招待された背景には、こうした制度上の仕組みがありました。

3.同点の場合、結果を分けるのは「提出日時」

エクスプレスエントリーには、タイブレークルールがあります。同じ CRS スコアの候補者が複数いる場合、より早くプロフィールを提出していた人が優先されます。

プロフィールの失効や言語試験の期限切れによって再提出すると、提出日時はリセットされます。

2021年のような大規模抽選時には、この数日・数週間の差が当落を分けたケースも少なくありませんでした。

4.今後は優先職種での「カテゴリー別ドローイング」を見据えた設計が不可欠

現在のエクスプレスエントリーは、2021年当時よりもさらに 「政策目的に沿った選抜」が明確になっています。

フランス語能力、医療、STEM、技術職、教育分野など、カテゴリー別ドローイングに該当するかどうかは、CRSスコア以上に重要な意味を持つようになっています。

将来どのカテゴリーに該当し得るのかを見据えた準備が、次の「予想外のドロー」で結果を分けます。

ビザJPカナダの視点

2021年と同じことは、形を変えて再び起こり得えます。2021年のエクスプレスエントリー史上最大規模ドローは、例外的な出来事ではありましたが、「方向性を示す事件」でした。

そして現在のCRS低下とITA発給数増加の流れは、当時と同じメッセージを、より現実的な形で繰り返しています。エクスプレスエントリーは、準備が整っている人に、ある日突然チャンスが訪れる制度です。

その瞬間を逃さないために必要なのは、完璧なスコアではなく、戦略的に整えられたプロフィールと継続的な管理です。

ビザJPカナダでは、エクスプレスエントリーを含む永住権申請のご相談、CRSスコアの査定、エクスプレスエントリー登録を含む代理申請など、皆様のニーズに合わせたお手伝いを行っております。永住権取得をご検討中の方は、お早めのご相談をお勧めします。

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