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2025年7月2日、カナダ移民局は、学生ビザ申請時に必要となる残高証明(Proof of Financial Support)の基準額を大幅に引き上げると発表しました。
この変更は、2025年9月1日以降に新たに学生ビザを申請する方に適用され、申請者は授業料・渡航費に加えて、生活費として 22,895カナダドル以上の資金を証明する必要があります。
新基準で求められる資金額(2025年9月以降)
今回の改定では、カナダに滞在する 家族の人数ごとに必要な生活費 が定められており、以下の金額を1年間分として提示する必要があります。
Number of family members (including the applicant) | Amount of funds required per year (not including tuition) |
---|---|
1 | CAN$22,895 |
2 | CAN$28,502 |
3 | CAN$35,040 |
4 | CAN$42,543 |
5 | CAN$48,252 |
6 | CAN$54,420 |
7 | CAN$60,589 |
If more than 7 people, each additional family member | CAN$6,170 |
なぜ残高証明額が引き上げられたのか?
この金額は、カナダ統計局が毎年発表する LICO(Low Income Cut-Off:低所得基準) に基づいて算出されています。LICOとは、家族の食料、住居、衣服などの生活に必要不可欠なものに所得の大部分を費やす可能性があるとされる所得の「境界値」を示しており、家族のサイズ、コミュニティの規模、税引き前の所得に基づいて計算されます。これらの境界値は、生活費の変動を考慮して毎年更新されます。
2025年8月31日までに申請する方は旧基準が適用
今回の新基準は 2025年9月1日以降に申請する方 が対象です。それ以前(2025年8月31日まで)に申請する場合は、以下の記事に記載の 2024年版基準 が適用されます。
▶︎ 学生ビザ申請に必要な資金証明金額の詳細(2024年1月改訂版)
今後の留学計画は、費用の見直しが重要に
今回の改定により、学生本人だけでなく、家族同伴でカナダに滞在する場合の必要資金がより高額になります。特に、授業料や生活費の支払いにおいて、資金計画を早めに立てておくことが今まで以上に重要となります。
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