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2024年3月27日にオンタリオ州政府から発表がありました。
オンタリオ州政府は、労働市場のニーズに応え、需要の高い職業への就職に必要な準備をする卒業生を支援することを目的として、公立カレッジおよび大学のプログラムを優先する方針で学生ビザの配分を行うことを発表しました。
学生ビザのほとんど(96%)が公立大学とカレッジに割り当てられ、残りの割り当ては「語学学校、私立大学、その他の教育機関」に分配されます。キャリアカレッジと呼ばれる職業訓練学校は、学生ビザの申請対象から除外されることになりました。
学生ビザが優先的に割り当てられる分野
オンタリオ州政府は、以下の「需要の高い分野」に関連するプログラムを優先的に支援し、それらの分野で学ぶ留学生に対して学生ビザの配分を行うと決定しました。
- Skilled trades
- Health human resources
- Science, Technology, Engineering and Mathematics
- Hospitality
- Childcare
フランス語の話せる留学生を優先
オンタリオ州は、フランス語での就学する留学生を優先する方針も発表しました。
これは、雇用主がフランス語スキルを持つ労働者を求めているため、特に重要視されています。
学生ビザ枠及び新入学比率制限の変更
2023年に各教育機関に割り当てられる学生ビザの数は、2023年に発行されたビザの総数を超えてはいけないことも発表されました。
また、留学生の割合は、その教育機関の2023年の初年度にカナダ人(移民を含む)として入学した学生数の55%を超えてはいけません。ただし、需要の高い分野についてはこの制限から除外されます。
大学の学生受け入れ可能数
アルゴマ大学以外のオンタリオ州の公立大学は、2023年の留学生受け入れ数を維持します。
公立カレッジの学生受け入れ可能数
オンタリオ州の公立カレッジ24校のうち11校も、2023年の留学生受け入れ数を維持します。
カレッジの中で最も受け入れ留学生数が減少するのは、「公立・私立カレッジ・パートナーシップ」を結んでいるカレッジであり、特にコネストガ・カレッジです。
オンタリオ州と他の州との比較
オンタリオ州の学生ビザの配分は、他の州と比べて公立教育機関への偏りが大きくなっています。
例えば、ブリティッシュコロンビア州(オンタリオ州に次いで指定教育機関(DLI)の数が多い州)では、公立カレッジ(53%)と私立カレッジ(47%)にほぼ均等に割り当てられています。ブリティッシュコロンビア州は、2024年の学生ビザ申請数83,000件が同州に割り当てられると発表しました。オンタリオ州は、今年連邦政府から割り当てられた学生ビザ申請数は、235,000件です。
オンタリオ州のPAL取得について
オンタリオ州への留学を希望する留学生は、希望する学校に直接問い合わせて、PAL(Provincial Attestation Letter)の入手方法について詳細を確認してください。オンタリオ州のカレッジ出願サービスであるオンタリオ・カレッジ・アプリケーション・サービス(OCAS)によると、留学生がPALを直接申請する必要はなく、留学生が選んだ教育機関が、オンタリオ州教育省に代理申請します。申請が承認され、PALの準備が整うと、留学生は教育機関からレターのコピーを受け取ります。
移民コンサルタントより一言
2024年の学生ビザ発給割り当てにより、オンタリオ州は、カナダ全州の中で最も影響を受ける州となりました。オンタリオ州への留学を検討している方は、学校や留学センターと早めにしっかり相談をする必要があります。場合によっては、他州の学校も視野に入れることが必要になってきますね。
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