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ポストグラデュエートビザ、最長18カ月延長可能に


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カナダ移民局ニュース

2023年3月17日
ショーン・フレーザー移民大臣は、ポストグラデュエートビザ(PGWP)(公立カレッジ・大学・大学院の外国人卒業生がオープンワークパーミットを取得し、カナダで労働経験を積むためのビザ)の有効期限が最近切れた、またはもうすぐ切れる外国人に対し、最長18カ月間のビザ延長を可能にする特別措置を発表しました。

この特別措置により、長期滞在を希望するPGWP保持者は、2023年4月6日以降、就労許可証を延長できるようになり、これによりカナダは国の経済成長に貢献する高いスキルを持った人材を確保できるようになるとしています。

2023年にすでにPGWPが失効している外国人、および2022年のPGWP措置の対象者も、追加で18カ月のビザ延長申請が可能となります。すでにPGWPが失効している人は、ビザ期限から90日間以上経過していてもリストレーションすることができます。また、新しいPGWPの審査を待つ間も就労許可レターを受け取り働くことができるようになります。

才能とスキルのある外国人留学生はカナダの労働力不足に対処する上で重要な役割を担っており、PGWP終了間際の卒業生はすでにカナダの労働市場にうまく溶け込んでいます。今回のこの措置により、対象者は、カナダで就労経験を積みながらカナダ経済への貢献を続け、その結果として、カナダ永住権を申請する可能性もさらに高くなります。

ショーン・フレイザー移民大臣のコメント
「私たちは、経済成長に不可欠な従業員雇用において課題に直面し続けている雇用主を支援するために、あらゆる手段を用いる必要があります。同時に、就労許可証の期限が切れる、あるいは切れてしまった外国人卒業生に、カナダにさらに長く滞在して労働経験を積み、永住権を取得する可能性を高めるチャンスを提供します。」

概要 -Quick facts

  • 対象となるPGWP保有者は、2023年4月6日からEメールで、移民局のオンラインアカウントにログインし、情報の入力をする指示を順次受け取ります。
  • 移民局は、2022年のPGWPの延長措置で一部の対象者が経験した問題を認識しています。今回の新しい措置では、2022年の対象者もさらにビザ申請し、滞在資格を回復(リストレーション)することができるようになります。申請に関する説明は、今後数週間のうちに移民局のウェブサイトで公開される予定です。
     
  • 外国人卒業生は、毎年数万人が永住権を取得しています。2021年には過去最高の157,000人以上、2022年には過去2番目に高い約95,000人でした。
     
  • PGWPは通常、延長することができません。PGWP保持者が労働者としてカナダでの滞在を延長したい場合、通常、PGWPの有効期限が切れると、別の種類の労働許可証を申請しなければなりません。2021年と2022年の特別措置では、PGWPの有効期限が切れる人がビザの延長ができるようになりました。
     
  • 2022年末時点で、286,000人以上の外国人卒業生がPGWPを持ってカナダに滞在していました。2023年には約127,000人のPGWPが失効しますが、約67,000人のPGWP保持者はすでに永住権を申請しています。
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