「インプライドステータス」の呼び方が「メインテインドステータス」に変わりました
カナダ移民局ニュース
「インプライドステータス」という言葉は、移民法において、「申請者の元々の滞在資格が審査結果が出るまで延長される」ことを指します。この「インプライド」という単語が審査官や申請者などの間で混乱を来していました。
これを受けて移民局は、2021年4月8日以降、「インプライド」を「メインテインド」と言い換えることに決めました。
「メインテインドステータス」とは、申請者がカナダ国内で滞在期限が切れる前に滞在期間の延長申請をした場合、その審査結果が出るまでは合法的に滞在ができる、というものです。さらに、審査結果が出るまでカナダ国外に出ない場合に限りますが、就労ビザから就労ビザへの延長の場合はその間も働き続けられますし、学生ビザから学生ビザへの延長の場合はその間も学校に行き続けることができます。
審査の結果滞在延長が認められれば、そのまま滞在できます。もし審査結果が却下だった場合は、却下の結果が出た日から90日以内にレストレーション申請(滞在資格復元申請)をする必要があります。却下の日からは、働いたり学校に行ったりすることはできません。
申請を途中で取り下げた場合は、取り下げた日からはカナダに滞在ができません。もし書類不備などで延長申請が受け付けられなかった場合は、そもそも申請自体をしていなかったのと同様とみなされますので、もともとの滞在資格が切れた日以降は不法滞在だったということになります。
