更新日:2024年3月12日
カナダの永住権返還とは
カナダの永住権の自発的な返還(Voluntarily Renounce Your Permanent Resident Status)は、永住者が自ら永住権を放棄し、カナダの永住権を持たなくなる手続きを指します。自発的な返還は、永住権保持者が将来的にカナダに居住する意志がなく、永住権を持ち続ける必要がない場合に選択するオプションです。この手続きにより、永住権者はカナダの永住者としての権利と義務を放棄し、カナダ国外での生活を選ぶことができます。または、過去に永住権を持っていたことがある方がカナダに旅行したいがeTA(イータ)が取得できないという場合も、自発的に永住権の返還ができます。
カナダの永住権の返還の際に知っておくべきこと
- カナダ永住権保持者であること。
- カナダ以外の他国の国籍または永住権を持っていること。
- 18歳以下の未成年者は保護者や親権者全てが同意書を書くこと。
カナダ永住権返還の申請料
無料です。
カナダの永住権の返還の際に知っておくべきこと
- 自身の永住権の返還を申請しても、家族の分は別途永住権の返還申請をしなければ家族は永住権を保持できます。家族全員永住権の返還する場合、それぞれの申請が必要です。
- 家族の永住権のスポンサーとして申請中に自身の永住権の返還を申請すると、家族の永住権申請の審査は保留されてしまいます。
- 永住権の返還が認められた後、カナダ政府からは外国人と見なされるようになる為、永住権を持っていたときにカナダ政府から与えられていた権利はなくなります。就労したり、学校で勉強するには就労ビザや学生ビザが必要となります。
- 永住権の返還が認められた後、6ヶ月はビジターとして滞在が出来ますが、それ以上滞在したい場合はビジターの更新申請をする必要があります。
- 永住権の返還が認められた後にカナダへ旅行したい場合、日本国籍などのビザ免除国の方はeTAが必要です。
カナダの永住権返還のプロセス
01必要書類の準備
申請書、6か月以内に規定サイズで撮影した写真2枚、有効期限内のPRカード(有効期限が切れていれば提出不要)、有効期限内のパスポートが必要です。
※書類のコピーは鮮明であり、書類の種類や番号、発行日と期限日、氏名、写真、生年月日の明記があること。
02申請書類の提出
オタワにあるRenunciation of Permanent Resident Status Citizenship and Immigration Canada Operational Support Centreへ郵送します。
※カナダ国外に住んでいる場合は、居住国の管轄ビザオフィスに申請。
03永住権返還証明書の到着
申請が認められれば、永住権をもう所持していないという証明書類が届きます。
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