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カナダ移民局(IRCC)は2025年7月4日、一部の留学プログラムをポストグラデュエート(PGWP)の対象から除外する措置について、「2026年初頭まで適用を延期する」と発表しました。
この変更により、2025年6月25日の発表でPGWPの対象外とされていたプログラムも、2026年初頭までは引き続きPGWPの対象として認められます。
▶ 2025年6月25日の移民局の発表はこちら:ポストグラデュエートビザ(PGWP)対象プログラムが大幅改定に|2025年6月25日以降に申請する留学生は注意
6月25日~7月4日の間にビザ申請した方も対象に
今回の緩和措置により、改定が発表されてから延期が発表されるまでの2025年6月25日から7月4日までの間に該当プログラムで学生ビザを申請した方も、卒業後にPGWPを取得できるようになります。
この発表を受けて、PGWPの対象となるプログラム数は、これまでの920件から1,107件へと拡大されました。
今回の延期が適用される対象者
以下の条件に当てはまる方が、今回の延期措置の対象となります。
- 2025年6月25日~7月4日の間に学生ビザ(Study Permit)を申請した方
- 非学位プログラム(公立カレッジのディプロマ、サーティフィケートなど)を受講している方
※大学の学士号・修士号・博士号課程は、今回の制限の対象外です。
ご自身のプログラムが対象か確認するには
PGWPの対象かどうかは、各プログラムに割り振られている「CIPコード(教育課程分類コード)」に基づいて判定されます。
▶ 最新の対象プログラムリスト(2025年7月4日版)はこちら:
IRCC公式ページ:CIPコード検索(英語)
ポストグラデュエートビザのおさらい
ここで一度ポストグラデュエートビザについておさらいしましょう。
ポストグラデュエートビザ(PGWP)とは?
PGWP(Post-Graduation Work Permit)は、カナダの指定教育機関(DLI)で学んだ留学生が、卒業後に最大3年間カナダで働くことができるオープンワークパーミットです。
雇用主や職種を問わず働くことができるため、カナダでのキャリアスタートや、永住権取得に向けた第一歩としても広く活用されています。
PGWP申請の一般的な条件(2025年7月現在)
PGWPを取得するには、以下の条件を満たす必要があります。
- カナダ政府認定のPGWP対象教育機関(DLI)・プログラムで、8ヶ月以上の課程を修了している(ケベック州は900時間以上)
- 就学中、すべての学期でフルタイムで在籍していた(最終学期のみパートタイム可)
- 卒業証明を受け取ってから180日以内にPGWPを申請する
- 就学許可証が有効だった期間内に在籍していたこと(卒業後180日のどこかの時点で)
- 学位レベルに応じた英語またはフランス語の能力要件を満たしていること
ビザJPカナダからのコメント
今回の発表により、除外対象となっていた多くの専門・短期プログラムで学ぶ予定の方も、引き続きPGWP取得のチャンスが得られることになりました。
特に、カナダでの就労経験を通じて将来の永住権申請を目指す留学生にとっては、非常に重要なアップデートです。
ご自身のプログラムが対象かどうか不安な方は、ぜひビザJPカナダまでご相談ください。
※本記事は2025年7月9日時点の情報に基づいています。移民政策は予告なく変更されることがありますので、最新情報をご確認ください。
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