ビザJPカナダは永住権、各種ビザ取得などカナダ移住のご相談をトータルでお受けできます。

カナダビザ最新情報

ビザJPカナダは重要ニュースを逃さない
最新のビザニュースを最適に届けます

エクスプレスエントリー 全カテゴリーのITA発給 7月6日ついに再開

投稿日:2022年6月25日

更新日:2024年2月26日


こちらの記事は動画でも解説しています

カナダ移民局ニュース

カナダ移民局のエクスプレスエントリー改革運用方針は順調

フレイザー移民大臣はこのほど、全カテゴリーへのITA発給を来月7月6日より再開することをニュース紙のインタビューで発言しました。エクスプレスエントリーの永住権申請招待状(ITA:Invitation to Apply)の発給を7月初旬に正常化させることは、今年4月にカナダ移民局のニュースで発表されていましたが、その具体的な日付が初めて公に言及されたことになります。

エクスプレスエントリーこれまでの経緯

平常時(新型コロナパンデミック以前)
カナダ移民局はエクスプレスエントリーのITA発給を隔週(2週間に1回ペース)行っており、Comprehensive Ranking System (CRS) と呼ばれるランキングシステムで、全カテゴリーを対象に、より高いポイントを持つ人からITAを送る方針をとっていました。

新型コロナパンデミック以降
カナダ移民局は2020年12月以降、パンデミックで渡航制限が敷かれる中、カナダに既に滞在している人を優先して移民させるという方針に一時的に変更しました。そしてFederal Skilled Worker (FSW) と Federal Skilled Trades (FST) の永住権申請カテゴリーについてITA発給を一時停止、2021年のエクスプレスエントリーのITA発給は特にCanadian Experience Class (CEC) カテゴリーが優先され、年間で401,000人の新移民が誕生しました。

現在はPNP対象のみITA発給
ですが2021年9月を最後に、このCECカテゴリーのITA発給も停止。その理由は、カナダ移民局が抱えていた大量のバックログ(未処理申請書類)への対応とされています。エクスプレスエントリーはそれ以降から現在にいたるまで、カナダ全土の各州・準州の経済発展を助けることを目的に、各州ノミネーションプログラム(PNP:Provincial Nominee Program)を対象としたITA発給のみ継続されています。

全プログラムのITA発給がExpress Entry登録者に与える影響

全カテゴリーITA発給再開は、長らく休止されているFSW, FST, CECカテゴリーを含む全てのカテゴリーを対象にしたドローが再開されるということです。

Federal Skilled Worker (FSW)カテゴリーの位置づけ
FSWカテゴリーでの永住権申請は、1967年に誕生してからパンデミックが始まるまで、エコノミッククラス移民(職歴でのカナダ永住権取得)の主流と呼べるものでした。新型コロナパンデミック前、FSWカテゴリーは、エクスプレスエントリー経由での永住権申請者の実に45%を占めていました。

カナダ移民局承認の学歴査定機関(Educational Credential Assessment = ECA)の一つであるWorld Education Services (WES) が実施した調査は、新型コロナパンデミックがもたらした情勢変化に関わらず、FSWカテゴリーに該当する永住権申請候補者のエクスプレスエントリーに対する強い需要は今後も変わらないであろうと結論付けています。

すでにカナダに滞在して永住権取得を目指す人
カナダ国外から永住権申請をするFSWカテゴリーの人へのITA発給が再開されると同じく、CECカテゴリーへのITA発給も再開されることは、すでにカナダに住んでいる永住権取得希望者の多くが合法的なカナダ滞在資格を維持するのに役立つことになります。それらすでにカナダ滞在しているエクスプレスエントリー登録者がITAを受領し、永住権申請を完了すると、Bridging Open Work Permit (BOWP) という就労ビザを申請することが可能となります。これにより、永住権の審査を待っている間、カナダで合法的に就労を続けることができるようになります。

ところがCECカテゴリーのITA発給が2021年9月以降に止まっているのため、カナダ滞在中の永住権取得希望者が、このBOWPことができていない現状があります。そのため、カナダ移民局は今年4月にCECカテゴリーグループを対象に、Open Work Permitの延長が可能となる申請を今年の夏に受付開始すると発表しました。対象となるグループは、まもなくPGWP (Post-Graduation Work Permit) 期限が切れる人、または切れてしまった人となります。詳細な発表はまだ行われていません。

今後のExpress Entryシステムについて

2015年に始まったエクスプレスエントリーは、FSW, FST, CECカテゴリー、そして一部のPNPカテゴリーの申請を管理するシステムです。

資格条件を満たした人は、IRCCのウェブサイトからプロフィールを登録。年齢、学歴、言語スキル、職歴などの要素によってCRSと呼ばれるランキングスコアが付与されます。7月のITA発給再開後は、パンデミック前と同様に高いCRSスコアを持つ人に招待が発給されると予想されます。

それと同時にカナダ移民局は現在、エクスプレスエントリーに大幅なシステム変更を加えることを発表しています。これがまもなく法制化された場合、移民大臣がカナダの多様な経済的ニーズを支えるのに適切であると思われる職種などのプロフィールを持つグループに絞ってITAを発給することが可能となります。

移民大臣は、この改定案について質疑応答の場面で「今後20年から30年にわたってカナダが必要とするスキルを持つ人材を予測できれば、新しいエクスプレスエントリーのシステムで、よりポジティブな経済的影響を与えることができる人をカナダに呼び込むことができる」と説明しました。

しかしながら、改定案はカナダ議会と上院で審議段階にあり、カナダ移民局がこの新しい試みを具体的にいつ実現できるのかについては未定であると移民大臣は述べています。

カナダ移民局はエクスプレスエントリー運用について関わる4月の発表の時点で、ITA受け取り後の永住権審査期間を通常の6ヶ月に戻すという約束もしています。7月6日の全カテゴリー対象ITA発給再開とともに、その後どのくらいの頻度でドローが実施されるかも注目されるところです。

関連コラム

カナダ移住を検討中の方へ:ケベック州でのビザや永住権申請のご相談について

2024年8月21日

カナダ移住を検討中の方へ:ケベック州でのビザや永住権申請のご相談について

ビザや永住権の審査期間と進捗状況の調べ方と手順を解説

2024年8月6日

ビザや永住権の審査期間と進捗状況の調べ方と手順を解説

【必見ガイド】カナダビザ申請でよくある間違いとその対処方法

2024年7月26日

【必見ガイド】カナダビザ申請でよくある間違いとその対処方法

大学院留学からカナダの永住権取得を目指す方法とメリット

大学院留学からカナダの永住権取得を目指す方法とメリット

永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう

ビザJPカナダの移民コンサルタント

カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。

プロの移民コンサルントがお悩みを解決

今すぐ無料相談する

移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結

ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ

移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。

お客様の声

ウェブテクニシャンでカナダ永住権取得

ウェブテクニシャンでカナダの永住権獲得!

続きを見る>

カフェのスーパーバイザーとして就労ビザから永住権を取得したMoeさん

絶対に移民する!その思いで4年間を乗り切りました。

続きを見る>

「この人にお願いしてよかった」と思える

カナダ政府公認のコンサルタントだから
安心して任せられる

個人では難解な永住権取得のためのプラン設計、
ビザ申請準備、書類作成、ビザ申請手続きから
結果の報告までを全て行います。

ビザJPカナダロゴ
移民コンサルタント

永住権取得の不安をゼロに

永住権取得の不安をゼロに

ビザの専門知識があるスタッフが
あなたの相談にお答えします!

無料相談・お問い合わせ

厳選したビザ情報を配信

厳選したビザ情報を配信するウェビナー

無料ウェビナーを開催中!
当日までの最新情報をお伝えします!

ウェビナーについて