こちらのニュースは動画でも解説しています
カナダ移民局ニュース
2022年4月4日
カナダ労働省は2022年4月4日に、Temporary Foreign Worker (TFW) プログラム改定方針を発表しました。これに含まれた改定方針の一つに、Seafood and fish plant workers(水産加工業の労働者)を対象にしたものがありました。
水産加工業の「季節労働」外国人のLMIA申請人数の上限を撤廃
水産加工業においてLow-wage(低賃金)で、かつ、永住権申請予定者ではない外国人を、期間限定の季節労働者として雇う場合に、雇用主が申請するLabour Market Impact Assessment (LMIA)に対する申請人数の上限(Cap)を、水産加工業の繁忙期に限り廃止するというものです。2022年4月4日より施行されたことにより、全従業員数の10%の人数までしかLMIAを申請できないというそれまでの制限がなくなりました。
水産加工業の「通年就労」外国人のLMIA申請人数の上限は従来通りあり
決まった勤務地において、季節労働としての勤続期間を設けず、通年就労のジョブオファーをする場合は、LMIAを申請できる人数は従来通り全従業員数の10%という人数制限が課されます。
水産加工業における今後のLMIA申請について
Low-wage (低賃金)外国人労働者の雇用制限人数(Cap)は、年間270日を超えて外国人を雇用する場合には今後も適用されます。そのため、繁忙期に雇用主が同じ勤務地で雇用制限人数(Cap)を超える外国人労働者を雇用したい場合には、季節労働者雇用(継続した270日以内)を前提としたLMIAを別途申請することになります。
水産加工業における2種のLMIA
- 通常のLMIA
Low-wage CAP(申請人数の上限)の範囲内でLMIA申請。このLMIAは、通常270日を超える就労期間の外国人労働者が対象となる。就労ビザはLMIAレター記載どおりに発行される。 - 人数上限なしLMIA(Cap-exempt)
申請人数に上限(Cap)は設けられていない。継続した270日間を就労期間とする、繁忙期の季節労働などに雇用する外国人労働者が対象となる。
水産加工業の雇用主は魚介・シーフード加工業務に従事する外国人労働者を雇用するため、状況に応じて通常のLMIA(人数上限あり)、人数上限なしLMIA(Cap-exempt )、またはその両方を申請することができます。
人数上限なしLMIA(Cap-exempt )申請を対象にしたプロセス期間30日の優先審査
人数制限なしLMIAで申請された就労ビザは、カナダ移民局において、プロセス期間30日で優先的に審査が進みます。カナダ国内、国外、POE申請のいずれも対象となります。
30日間の審査期間の対象となる条件:
- 魚介・シーフード加工業などにおけるSeafood Plant Workerのポジション(NOC9463、および NOC9618)で申請すること
- 人数制限なし(Cap-exempt)LMIAレターがあること(就労期間は180日、または270日)
– 就労期間については、審査官がESDCのコメント欄をチェックする - 申請する国・地域のチェックリストに沿って、不備のない申請書類一式を提出すること
参照:Low-wage CAP(低賃金外国人労働者の人数制限)について
水産加工業も含めたLow-wage CAP(低賃金外国人労働者の人数制限)は、2014年6月20日に施行されたCAPが現行となります。以下がその概要です。
- 2014年6月20日以前にLow-wageポジションで外国人労働者を雇っていた雇用主は、20%、または算出されたパーセンテージ、どちらか低い方を適用
- 2014年6月20日以前にLow-wageポジションで外国人労働者を雇っていなかった雇用主は、10%の制限
関連コラム
関連ニュース
永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう
カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。
プロの移民コンサルントがお悩みを解決
今すぐ無料相談する
移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結
移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。