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カナダ政府、一部都市でLMIA Low Wage Streamの手続きの停止を発表

投稿日:2024年8月26日

更新日:2024年8月30日


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カナダ政府は、2024年9月26日以降、一部の都市圏において、就労ビザ取得に必要なLMIA(Labour Market Impact Assessment)のLow Wage Streamの手続きを停止すると発表しました。

この措置は、カナダの雇用市場の現状に鑑みたものであり、特に失業率が6%以上の地域での実施が予定されています。具体的な都市名はまだ明らかにされていませんが、例外として、食料安全保障分野や建設、ヘルスケア分野は影響を受けないとされています。


背景と目的

この決定の背景には、カナダ国内の失業率の上昇が影響しています。2024年6月時点で、失業率は6.4%に達し、約140万人が失業している状況です。ランディ・ボワソノー労働大臣は、今回の措置がカナダ人労働者を優先し、就労ビザプログラムが適切に機能していることを示すためのものであると説明しています。また、この措置は不正使用や詐欺を防ぐことにも役立つとしています。

カナダの雇用主は、現在の従業員が将来の職場の需要に適応できるよう、再教育とスキルアップを行う義務があると言うことにも言及しました。


具体的な変更点

2024年9月26日までに、Low Wage StreamのLMIA申請について、以下の変更が実施されます。

  1. 失業率が6%以上の大都市圏でのLMIA受付停止
    • 具体的な都市名は未発表
    • 対象外職種:第一次農業、食品加工、水産加工、建設、ヘルスケア
  2. 雇用主がサポートできる就労ビザの人数制限
    • 全従業員数の10%以下
    • 対象外職種:第一次農業、食品加工、水産加工、建設、ヘルスケア
  3. 就労ビザでの最長雇用期間の短縮
    • (2年から)1年に短縮

ランディ・ボワゾノー労働大臣の記者会見

「就労ビザプログラムは、カナダ人や移民でその職務に就くことができる人材が不足している場合に、その労働市場の不足に対処するために設計されました。今現在、働けるカナダ人がもっといることは分かっています。私たちが今日行おうとしている変更は、カナダ人労働者を優先し、就労ビザプログラムが私たちの経済のニーズを満たしていることを、カナダ人に信頼してもらえるようにするものです。」


ケベック州モントリオールにおける措置

8月20日、ケベック州のフランソワ・ルゴー首相は、モントリオールの「行政地域」を対象とした就労ビザの制限を発表しました。

ケベック州モントリオールでも、2024年9月3日から6ヶ月間、特定の職種に対してLow Wage StreamのLMIA申請手続きを一時停止することが発表されました。これはカナダ全体での施策と一致しており、職場、場所、賃金の基準を満たす労働者、または2024年9月3日以前にLMIAを提出している労働者は、今回の変更から免除されます。


広範な計画の一環として

カナダ政府がカナダ国内の外国人滞在者(就労/学生ビザまたは観光ビザ/電子渡航認証(eTA)を取得している者)の人数に、より大きな関心を寄せています。

ボワソノー労働大臣とマーク・ミラー移民大臣は、悪質な雇用主が外国人労働者を不当に利用していることを強く非難しており、この問題に対処するための具体的な行動を取っています。

また、3月に行われた初の共同演説で、ミラー移民大臣は、外国人の数がカナダの社会サービスやインフラに与える圧力をよりよく管理するため、毎年の移民受け入れ計画に、2026年までに学生ビザの上限を設定するなど、短期ビザの受け入れにも制限を設ける計画を発表しています。


今後の展望

今後90日間の間に、労働省はHigh Wage StreamのLMIAも見直す予定であり、追加の変更が行われる可能性があります。ポジションが埋まっていない既存のLMIA申請の変更、セクター別の例外、または地方を含む他のLMIA申請の処理拒否が行われる可能性があるとのことです。

カナダ政府は、今回の措置がカナダ人労働者の雇用機会を守り、経済の安定に寄与することを期待しています。

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