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2024年4月5日にマーク・ミラー移民大臣が声明を発表しました。

マーク・ミラー移民大臣は、カナダ移民局（IRCC）が各州の2024年の学生ビザの最終的な割り当てを決定した経緯と、割り当ての数字を発表しました。

1月22日に学生ビザの申請数に上限を設けるという方針が発表されたことを受け、移民局は各州に対して、その州の人口を基にした留学生に発行できるビザの割り当て数を決定しました。

州および準州は、人口に基づいて就学許可証の割り当てを受けます。ただし、それだけでは、2024年に2023年よりも多くの留学生を受け入れる州や、極端に留学生の受け入れが減る州が出てきます。そこで移民局は、就学許可証の割り当てが少なくなる州については、悪影響を軽減するために割り当てを調整しました。

2024年に2023年よりも多くの留学生を受け入れることになる州は、割り当ての上限を人口の10％としました。また、認可率（申請して審査に通る率）が60％以下の州にも割り当てを上乗せしました。移民局は、これにより、これらの州は予定されている学生ビザ発給数を達成することができるとしています。

オンタリオ州は235,000件の学生ビザの割り当てを受け、最大となりました。オンタリオ州はカナダで最も人口の多い州で、移民局の公式リストによると530の指定教育機関（DLI）があります。しかし、同州は最近の発表で割り当てられた学生ビザの96％を公立大学とカレッジに交付することを明らかにしました。つまり、同州で留学生を受け入れることができる私立教育機関はほとんどないということになります。オンタリオ州についてもっと知りたい方はこちら。

他の州も全体の割り当ての大部分を公立大学とカレッジが受け取りました。人口と認可された学生ビザ数を調整した結果、ケベック州には117,917件の学生ビザが割り当てられました。

ブリティッシュコロンビア州は、3月に83,000件の学生ビザの割り当てを発表しており、公立と私立の配分はほぼ同じです。

カナダの人口の11.67％を擁するアルバータ州は、割り当ての上限を10％としたため、学生ビザの割り当て数は40,894件となりました。

ノバスコシア州の学生ビザの割り当て数は12,900件でした。しかし、IRCCの新しいデータによると、ノバスコシア州は7,472件のビザの上乗せを受けており、その結果、学生ビザの割り当て数は20,378件となりました。

各州・準州の最終割当て人数

学生ビザの発行上限と移民局が処理する学生ビザの上限は同じではありません。

数週間前、移民大臣は、移民局にはビザの発行数に上限を設ける権限はないことを明らかにしました。しかし、移民局はビザの処理件数に上限を設けることができます。

そのため、学生ビザの上限を国の承認率60%に基づき、移民局は、学生ビザ発行の推定上限は、移民局が処理する学生ビザ申請数から導き出されるとしています。今回の例では、606,000件の学生ビザ申請を処理するとしています。