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ケアギバープログラムの改定:永住権が近くなります!

2014年11月30日より、ケアギバープログラム(就労ビザ、永住権の両方)が改定になります。

現行のリブインケアギバープログラムは、カナダの一般家庭に住み込みで子供の世話や老人・障害者のホームサポートをする外国人就労者のプログラムで、その仕事を2年間行うと永住権申請ができるというものです。これは、住み込みでの就労を希望するカナダ人が不足しているため、その労働力を外国人で補おうという意図で始まったプログラムでした。
しかしながら、このプログラムでの永住権は審査が3年以上と長期にわたっており、家族は同行できないプログラムであることから、長期にわたって配偶者や子供と別々に暮らさなければなりませんでした。また、カナダ人と競合しない職種であることから賃金が低く、さらに、住み込みであるがゆえの長時間労働や家庭内暴力などの問題も多くありました。

カナダ移民局は、2014年には17,500人であったこのプログラムでの永住権発給数を、2015年には30,000人にしようと計画しています。

 

<主な改定点>

・保育パスウエイと、介護パスウエイの2つのパスウエイができます。

・住み込みが必須ではなくなります。

・就労ビザ申請の手順は変わりませんが、給与から部屋代や食費を差し引くことが禁止になります。

・各パスウエイの永住権申請受付は、1年に2750件までが上限。

・永住権の審査が6か月に短縮されます。

 

<保育パスウエイでの永住権申請条件>
・過去4年以内にフルタイムで2年間、カナダ国内でケアギバーとして一般家庭で保育の仕事をしていたこと
(住み込みではなくても良い)

・移民局指定の英語またはフランス語のテストで中級レベルのスコアを取得していること

・専門学校・短大・大学等の学校で1年以上のコースを修了し、移民局指定機関で学歴査定を受けていること

 

<介護パスウエイでの永住権申請条件>

・フルタイムで2年間、カナダ国内の一般家庭や施設にて、看護師・精神看護師・看護助手・患者支援者・
ケアギバーとして働いていたこと(住み込みではなくても良い)

・免許が必要な職種の場合は、各州の該当免許を保持していること

・移民局指定の英語またはフランス語のテストで、看護師・精神看護師として申請する場合は上級、
その他は中級のスコアを取得していること

・専門学校・短大・大学等の学校で1年以上のコースを修了し、移民局指定機関で学歴査定を受けていること

 

※これは、2014年11月8日現在で移民局から発表になっている情報です。
正式な詳細が発表され次第、最新ニュースを掲載します。

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