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ワーキングホリデービザ

Working Holiday Visa

更新日:2024年10月21日

ワーキングホリデービザとは

ワーキングホリデープログラムは、カナダで就労体験をしながら休暇を過ごすことを本来の目的とする人を対象としています。日本国籍の方のカナダのワーキングホリデーは、18歳から30歳の若者に対して、最長12ヶ月のオープンワークパーミットが発行されます(対象年齢や期間は国籍により異なります)。この制度の正式名称は、International Experience Canada(IEC)であり、6ヶ月未満の就学が可能で、就労には制限はありません。ワーキングホリデービザは生涯で一度しか利用できないため、慎重に計画する必要があります。日本人の間では、通称としてワーホリとも呼ばれています。

2024年カナダ移民局発表の情報

2024年のカナダ移民局発表のワーキングホリデービザの最新発給情報です。定員は例年と同じく6,500名で、初回抽選は2024年1月8日から開始されていました。2024年10月21日をもちまして、2024年度ワーキングホリデービザの発給は終了しました。ワーキングホリデービザをご検討の方は、来年の抽選をお待ちください。

項目 詳細
予定発給数(全体) 6,500名
情報最新更新日 2024年10月18日(金)
招待状発給総数 8,489名
ワーキングホリデービザ残数 4名
招待状発給待ちの人数 276名
次回招待を受ける可能性 ☹ Very Low
ビザ申請料等 申請料 $272
バイオメトリクス未登録者は登録料 $85

ビザの審査・発給状況は都度変更いたします。最新の情報はカナダ政府のサイトをご確認ください。

ワーキングホリデーでできること

カナダのワーキングホリデーは、就労に制限がなく、最長6ヶ月間の就学も可能です。英語圏の国では非常に人気が高く、住みやすい国です。また、アメリカやヨーロッパ、南米にも比較的簡単に旅行できるのは、カナダならではの特徴です。カナダでは英語もフランス語も学ぶことができます。ワーキングホリデービザを利用してカナダという異国に住んでみることは、多くの人生の変化の機会を提供します。異なる文化の中で生活することは、貴重な経験となります。

自分の価値観を壊したり書き換える

カナダは北米文化と国際的な環境が融合した国で、移民大国であるため、多国籍なコミュニティが存在します。現地で「自分が理解できないこと」や「相手が理解してくれないこと」を経験することで、自身の狭い視野に気付き、価値観やアイデンティティを見直す機会となります。

世界の生きた情報が手に入る

現地での生活は、インターネットやSNSだけでは得られない情報が豊富にあります。地元の人々と交流し、現地のメディアを通じて、カナダ特有の文化やニュースに触れることで、視野が広がり、新たな知識を得ることができます。

日本では得られない貴重な体験ができる

カナダでは多様な価値観が共存しており、自分の言語が通じない、コミュニケーションが難しい状況を経験することがあります。これを通じて、他の文化を尊重し理解する重要性を学ぶ機会となります。

ワーキングホリデービザは永住権につながる

ワーキングホリデービザを上手に利用すると、永住権取得に有利になります。ワーキングホリデービザでのカナダ国内での就労は、永住権申請時の就労経験としてカウントされます。また、ワーキングホリデーで就労中に雇用先からLMIA就労ビザのサポートを得ることができれば、ワーキングホリデー後も就労を続けることができます。ワーキングホリデーを通じて築かれる人間関係や経験は、将来的なカナダでの生活にも有効です。

ワーキングホリデービザの申請条件

  • 日本の国籍を持っている。
  • 申請時点で日本の居住者であること(Residential AddressもしくはMailing addressが日本になっている)。
  • 年齢が、申請書受理時点で、18歳以上30歳以下である(出発時の年齢ではありません)。
  • 以前にこのプログラムで就労ビザを取得したことがない。
  • 最低2,500カナダドル相当の資金を有している(およそ20万円*)
  • 帰りの航空券を持っている、または、持っていない場合は上記$2500に加えて帰りの航空券を購入するのに充分な残高がある。
  • 滞在期間中の怪我や病気をカバーする医療保険に加入する(カナダに入国する際、医療保険の加入を証明するものを提示します)。
  • カナダ国内で仕事は事前に内定していない。

【注意点】

  • すぐに働く予定の無い方は50万円くらい用意したほうがよいでしょう。
  • カナダには35歳までの方が取得できるROビザ(セカンドワーホリ)もあります。

ワーキングホリデーに必要な費用

カナダのワーキングホリデーに申請するために必要な費用は下記になります。

内訳 料金
ビザ申請費 $272
(IECプログラム参加費+ ワークビザ申請料)
バイトメトリクス登録料 $85
医療保険料 $700~
資金証明 $2,500以上
航空券購入費 $1,000~
合計 $3,546~

カナダのワーキングホリデービザの申請プロセス

01MyCICアカウントの作成

MyCICを利用するにあたってGCKeyというログイン情報を作成し、ビザ申請用のオンラインアカウントを作成します。

02International Experience Canada(IEC)の登録

IECプールにビザ申請希望者としてプロフィールを登録し、招待状(ITA=Invitation to Apply)を待ちます。

03ITA(Invitation to Aply)受領

IECより招待状(ITA)がメールで届いたら、10日以内に申請手続きを開始します。

04申請書類の提出

申請書類をオンラインで提出し、申請料(およびバイオメトリクス登録料)を支払って、申請手続き開始日から20日以内に申請を完了させます。

05バイオメトリクス(指紋認証)の登録

バイオメトリクスを未登録の申請者には、移民局から登録のリクエストがメールで届きます。バイオメトリクスは、カナダ国内にいる場合は最寄のService Canadaで、日本国内ではカナダビザ申請センター(東京・大阪)で行います。詳細についてはこちらのリンクをご参照ください:カナダビザ申請センター

06カナダ移民局の審査

カナダ移民局は申請書類を審査し、申請者が要件を満たしているかどうかを判断します。審査が終わると承認レター(Letter of Introduction) が発行されます。

07ワーキングホリデービザ取得

入港地(空港や国境)のイミグレーションオフィスにて、承認レターをWork Permitに引き換えます。Work Permitが正規のワーキングホリデービザです。ビザには名前や有効期限(入国から1年後の日付)などが記載されています。

カナダ滞在中の人がワーキングホリデービザに切り替える方法

ワーキングホリデービザはカナダ国内で取得ができませんので、フラッグポールなどの方法で、いったんカナダ国外に出てビザを切り替える必要があります。

フラッグポールとは

フラッグポール(Flagpole)は、カナダとアメリカの陸地国境で行われる特殊な手続きの俗称です。通常、ワーキングホリデービザはカナダ国外から申請し、空港で受け取るのが一般的です。しかし、フラッグポール方式では、カナダからアメリカに陸路で一時的に出国し、すぐに国境を回ってカナダに再入国することで、新しい滞在ステータスを取得する手続きを行います。

フラッグポールで再入国が必要な対象者

  • 学生ビザからワーキングホリデービザへの切り替え
  • 観光ビザからワーキングホリデービザへの切り替え
  • 就労ビザからワーキングホリデービザへの切り替え

フラッグポールに必要なもの

項目 詳細
現在のビザ 必ず原本を持参
パスポート 1年以上の有効期限が残っていること
ワーホリビザの承認レター 原本をプリントアウトして持参
$2,500以上の残高証明 切り替え1週間以内に銀行で発行した原本
保険加入証明書類 保険の有効期限が予定滞在期間をカバーしていること
ESTA登録 アメリカ入国に必要です。
登録についてはこちらのリンクをご参照ください:ESTA公式

フラッグポールができる場所

アメリカとの陸路の国境。

【注意点】

  • イミグレーションサービスを行っていない国境や、サービス時間帯が限られている国境もありますので、事前に調べてからお出かけください。

ワーキングホリデーで人気の都市

バンクーバー

バンクーバーは自然と都会が調和した美しい街です。太平洋に面し、山々に囲まれたこの都市はアクティブなライフスタイルを楽しむ人にぴったりです。穏やかな気候で四季折々のアクティビティが楽しめ、スキーやサーフィンなど多彩なアウトドアスポーツが盛んです。スタンレーパークやグランビルアイランドなどの観光名所も豊富で、カフェやレストランも多彩。バラエティ豊かな文化と国際的な雰囲気が、日本人も多く住む理由です。

項目 評価
仕事の見つけやすさ ★★★★★
住みやすさ・治安 ★★★★★
物価の高さ ★★★★★
日本人の数 ★★★★★

トロント

カナダ最大の都市であるトロントは、多様性に溢れ、文化的な活動が盛んな都市です。劇場、美術館、レストラン、ショッピングなどが充実し、国際都市としての活気があります。冬は寒いですが、夏は快適な気候で、多くのフェスティバルやイベントが開催されます。トロント諸島やナイアガラの滝なども日帰りで楽しめ、住みやすさとエンターテイメントのバランスが取れています。

項目 評価
仕事の見つけやすさ ★★★★★
住みやすさ・治安 ★★★★★
物価の高さ ★★★★★
日本人の数 ★★★★★

ビクトリア

BC州の州都であるビクトリアはカナダ西海岸の宝石とも言える美しい都市です。穏やかな気候で、花々が咲き誇る庭園都市として知られています。歴史的な建物や英国風の雰囲気が魅力的で、散歩やサイクリングが楽しめる環境が整っています。観光名所の一つにロイヤルBC博物館があり、文化的な活動も豊富です。英語環境を求める方には最適な場所です。

項目 評価
仕事の見つけやすさ ★★★★☆
住みやすさ・治安 ★★★★☆
物価の高さ ★★★★★
日本人の数 ★★★★☆

カルガリー

カルガリーはカナダの中でも最も安定した経済を持つ都市の一つで、自然とビジネスが調和した環境が特徴です。カナディアンロッキーが近く、バンフやレイクルイーズなどの観光地、スキーやハイキングなどアウトドア活動が豊富。カルガリータワーやカルガリースタンピードなどの観光名所があり、地元のイベントも充実しています。日本人も増えてきて、安全で住みやすい環境が魅力です。

項目 評価
仕事の見つけやすさ ★★★☆☆
住みやすさ・治安 ★★★★☆
物価の高さ ★★★☆☆
日本人の数 ★★★☆☆

ワーキングホリデーで語学学校に通うべき?

カナダのワーキングホリデーでは、最長で6ヶ月間、現地での就学が可能です。 一般的に、ワーキングホリデーでカナダに到着すると、最初の数ヶ月間を語学学校で過ごし、英語力を向上させてから現地での仕事を始めることが多いです。なぜなら、現地の職場で働くためには、最低限のコミュニケーションが取れる英語力が必要だからです。例えば、仕事を獲得するために面接に行くにしても、飲食店で注文を取るにしても、カフェやレストランで注文をするにしても英語力が求められます。
ただし、ワーキングホリデービザではしっかり12ヶ月働きたいという場合には、最初に観光や学生ビザでカナダに入国し、語学学校に通ってから、ワーキングホリデービザに切り替えることをお勧めします。この場合、ワーキングホリデービザをいつどこから申請するのがベストかは個々の状況によりますので、注意が必要です。

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