更新日:2025年9月12日
フランス語モビリティー就労ビザとは
フランス語モビリティー就労ビザとは、特定の条件を満たし、ケベック州以外で生活・就労する予定がある場合に、カナダの雇用主がLMIA(Labour Market Impact Assessment)を申請せずに、フランス語能力のある外国人労働者を雇用できる制度です。
フランス語モビリティー就労ビザの申請条件
2023年6月15日以降、この就労ビザを申請する場合、以下の条件を満たす必要があります。
- 基本的な就労ビザの申請条件を満たしていること
- ケベック州以外のカナダ9つの州または3つの準州のいずれかで生活・就労すること
- フランス語の「話す・聞く」能力が中級レベルであること(以下のいずれかでフランス語能力を証明できること)
- フランス語のテスト(TEFまたはTCF)で「話す・聞く」能力がNCLCレベル5以上であること
- フランス語のプログラムを修了したことを証明するカレッジまたは大学からの書類(成績証明書や修了書など)
- フランス語で教育を受けたことを証明できる書類
- ジョブオファーをもらっていること(スキルレベル問わず)。ただし、TEER 4 または 5 に分類される一次農業職は対象外
申請前にカナダの雇用主が行うべき手続き
申請者が就労ビザを申請する前に、雇用主は以下を行う必要があります。
- Employer Portal上で、LMIA免除コード C16(Mobilité Francophone)を使用し、移民局(IRCC)にOffer of Employmentを提出すること
- コンプライアンスフィーである230ドルを支払うこと
- 申請の際に必要となるAから始まる7桁のEmployer Numberを申請者に渡すこと
フランス語モビリティー就労ビザのプロセス
01雇用主がEmployer Portal上でOffer of Employmentを登録する
申請者が就労ビザを申請する前に、雇用主はEmployer Portal上でOffer of Employmentを登録し、コンプライアンスフィーを支払う必要があります。登録後、Aから始まるEmployer Numberが発行されます。
02就労ビザを申請
申請者は必要な申請書類を揃え、カナダ移民局に申請料を支払って就労ビザを申請します。申請方法は、申請者が申請時点でどこに何のビザで滞在しているかにより異なります。
03カナダ移民局の審査
カナダ移民局は申請書類を審査し、申請者が要件を満たしているかどうかを判断します。
04就労ビザの取得
申請が承認されると、就労ビザが発給されます。ビザは郵送される場合と、承認レターを持ってランディングし入港地でビザを発給してもらう場合があります。
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