2024年11月15日、カナダのマーク・ミラー移民大臣は、学生ビザに関する新しい規制の施行を発表しました。本記事では、今回の改定に伴う就労時間数の変更や学校変更時の対応について詳しく解説します。
オフキャンパス就労時間の変更
2024年11月15日より、私立・公立のカレッジ、大学、大学院に在籍する学生は、フルタイムで学んでいる間、週24時間までオフキャンパスで働くことが認められるようになりました。
学生ビザでの学校変更手続き
これまでの規定では、留学生が学校を変更する際は、DLI Number Change」の登録をするだけでしたが、新しい規制により変更になりました。
2024年11月15日以降、学生ビザで滞在中に学校を変更する場合、留学生は新しい学生ビザを事前に申請し、承認を受けなければならなくなりました。この措置は、留学生プログラムの完全性を維持するためにカナダ移民局が行ってきた重要な取り組です。
学校への監査強化
学校(DLI)は、留学生プログラムを悪用から守る上で重要な役割を果たしています。
カナダ移民局は、2015年以来、各学校と協力し、学生のコンプライアンス報告の徹底を進めてきました。今回の改定では、コンプライアンスレポートの提出や入学許可書の確認を怠ったDLIには、最長1年間、新たな留学生の受け入れが停止される処分が下される可能性があります。この監査強化は、留学生を支援し、学生の適切な学習環境を守ることを目的としています。
背景情報
- 就労ビザなしでオフキャンパスで働くには、留学生は、私立や公立のカレッジ、大学、または大学院でフルタイムで学んでいる必要があり、その期間は少なくとも6ヶ月で、学位、サティフィケート、ディプロマが取得できるプログラムであること。
- オフキャンパスで働く資格を持つ留学生は、学年間の夏休みや学期間の冬休みなど、Scheduled Breakにフルタイムで働くことができる。
- 学校は年に2回、カナダ移民局に報告書を提出することになっており、その報告書には、各学校に関連する学生ビザ保持者が引き続き在籍しているかどうかが記載されています。在籍していない学生は、学生ビザの条件を破っている可能性があるため、調査され、強制送還等の措置に直面する可能性がある。
- ケベック州の学校は、これまで学生のコンプライアンス報告に参加していない。ケベック州と カナダ移民局は、ケベック州の 学校に対してこの報告システムを構築するのに時間がかかると思われる。そのため、ケベック州の学校は、コンプライアンス報告義務に従うまでの猶予期間がある。
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