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2024年11月8日以降、カナダの学生ビザに関する重要な手続きが変更されました。これまで学校を変更する際に、簡単にオンラインでDLI(Designated Learning Institution)番号を変更できた手続きが、新しい学生ビザの申請を必要とするルールへと改定されました。本記事では、この新ルールの詳細と、転校時の正しい対応方法について解説します。
学生ビザに学校名が記載される新ルール
2024年11月8日以降、学生ビザには就学する学校の名前が明記されるようになり、従来のDLI番号変更手続きが廃止され、新しい学生ビザを申請する必要があります。
状況別の転校手続き
転校時の手続きは、移行先の学校や現在の学生ビザの状態に応じて異なります。以下に、具体的なケースごとに適切な手続きを紹介します。
小学校から中高校への移行
- 学生ビザが有効であれば、特別な手続きや延長申請は不要です。
高校からカレッジ・大学への移行
- 新しい学生ビザを申請する必要があります。
- 注意: 高校を早期に卒業した場合、学生ビザは卒業日から90日後に無効になります。
カレッジ・大学レベルから高校への移行
- この場合も、新しい学生ビザを申請する必要があります。
DLI番号が同じ学校内でプログラムへの変更
- 学生ビザに記載されている条件を満たしている限り、現在の学生ビザで就学を続けることができます。
違うDLI番号の学校への転校
- 新しい学生ビザの申請が必要です。
- 新しい学校がDLIリストに登録され、停止リストに載っていないことを確認してください。
現在の申請がまだ審査中で結果が出ていない場合
新しい入学許可書(Letter of Acceptance = LOA)と、必要な場合は州または準州の証明書(Provincial Attestation Letter:PAL)をカナダ移民局のウェブフォームから提出することで、申請書のDLI番号を変更したい旨を伝えることができます。
すでに学生ビザを持っていて学校を変更する方法
変更先の学校もDLI番号を持つ学校でなければなりません。転校を決意し、新しい学生ビザを申請する前に、転校先の学校がDLIリストに登録されているかどうか、また停止リストにないことを確認してください。
【注意点】
- Co-opプログラムに参加していて、別の学校のCo-opプログラムに変更する場合は、新しいCo-op就労ビザを申請する必要があります。
- 新しい学生ビザを申請する際には、転校の理由を説明した手紙を添付する必要があります。
新しい学校での就学開始時期
新しい学生ビザの審査中に新しい学校で学業を始められるのは、以下の条件を満たしている場合のみです。
- 新しい学校からの入学許可書(LOA)を受け取った日からずっとカナダに滞在していること。
- 以前の学生ビザの条件を引き続き満たしていること。
- コースまたはプログラムを修了する前に、以前の学校が以下のいずれかの状況に該当する場合。
- 閉鎖された。
- コースまたはプログラムを中止した。
- 一時停止リストに掲載された。
- 指定ステータスを失った。
これらの条件に当てはまらない場合は、現在の学校での就学を終了する前に、新しい学校のビザを申請し、取得することを計画してください。
資格停止リストに掲載されている学校の場合
就学停止リストに掲載された学校似通うことができるのは、すでに開始している学習プログラムを修了する場合のみです。
学生ビザ条件違反のリスク
カナダで学生ビザを保持している学生が、カナダ移民局に連絡せずに学校を転校した場合、転校前の学校はカナダ移民局にそれを報告します。その場合、以下のような重大なリスクが生じる可能性があります。
- 学生ビザの条件に違反することになります。
- 学生ビザが無効になる可能性があります。
- 学生ビザが取り消される可能性があります。
- 出国または在留資格の変更を求められる場合があります。
- 将来カナダに来れなくなる可能性があります。
- 例えば、今後学生ビザや就労ビザの取得が認められない可能性があります。
移民コンサルタントからのアドバイス
今回の改定は、学生ビザに関する新しいルールです。間違えて理解していたり、間違えた申請をしてしまったりすると、将来カナダにこれなくなる可能性がありますので、充分に注意が必要です。移民コンサルタントからアドバイスをもらって、正しい形でカナダに滞在しましょう。
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