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カナダ移民局は、2024年9月に予告があった移民政策に基づき、2025年1月21日から留学生および外国人労働者の家族に対する配偶者就労ビザの申請資格を変更します。
配偶者就労ビザとは?
配偶者就労ビザは、カナダに在住する留学生や外国人労働者の配偶者およびコモンローパートナーがカナダで働くためのビザです。これにより、主申請者が勉学や就労している間、家族もカナダで働く事ができます。
2025年1月21日からの配偶者就労ビザ申請資格の変更点
2025年1月21日から、以下の条件を満たす配偶者およびコモンローパートナーのみが配偶者就労ビザを申請できるようになります。
留学生の配偶者およびコモンローパートナー
1月21日からは、以下のプログラムに在籍するフルタイム留学生の配偶者 / コモンローパートナーのみ、配偶者就労ビザが申請できます。
- 16ヶ月以上の修士課程(Master’s Degree)
- 博士課程(PhD)
- 以下の特定の大学プログラム。
- Doctor of Dental Surgery (DDS, DMD)
- Bachelor of Law or Juris Doctor (LLB, JD, BCL)
- Doctor of Medicine (MD)
- Doctor of Optometry (OD)
- Pharmacy (PharmD, BS, BSc, BPharm)
- Doctor of Veterinary Medicine (DVM)
- Bachelor of Science in Nursing (BScN, BSN)
- Bachelor of Nursing Science (BNSc)
- Bachelor of Nursing (BN)
- Bachelor of Education (BEd)
- Bachelor of Engineering (BEng, BE, BASc)
- Francophone Minority Communities Student Pilot
- 既に留学生の配偶者として配偶者就労ビザを持ち、延長を申請する場合
外国人労働者の配偶者およびコモンローパートナー
1月21日からは、以下の職業に就く外国人労働者の配偶者 / コモンローパートナーのみ、配偶者就労ビザが申請できます。
- TEER 0または1の職業
- 労働力不足部門または政府の優先事項に関連するTEER2または3の職業
- これには、自然科学、応用科学、建設、医療、天然資源、教育、スポーツ、軍事分野の職業が含まれます。詳細な職業リストは2025年1月21日に公開予定です。
【注意点】
- 主滞在者である外国人労働者は、配偶者就労ビザを申請する時点で、就労ビザの残存期間が少なくとも16ヶ月以上なければならない。
【注意点】
- 外国人労働者の扶養家族である子どもは対象外となる。
その他の重要事項
1. 既存の配偶者就労ビザ
従来の措置で承認され、有効期限が切れていない配偶者就労ビザは引き続き有効です。
2. 配偶者就労ビザの更新条件
留学生がプログラムを修了するまでにさらに時間が必要な場合や、主申請者が本人より短い就労ビザを取得した場合、カナダ国内にいる配偶者・コモンローパートナーおよび扶養の子どもは、以下の条件を満たす限り、配偶者就労ビザの更新を申請できます。
- 現在すでに配偶者就労ビザを持っていて同じ基準で延長申請すること。
- 延長申請期間が、主申請者の既存の学生ビザまたは就労ビザの期間と一致していること。
3. 対象外のビザ保持者
- CPTPPなどの自由貿易協定の就労ビザ保持者の配偶者・コモンローパートナーはこれらは今回の変更の対象外です。
- ブリッジオープンビザなどの永住権に移行するための就労ビザ保持者の配偶者・コモンローパートナーはこれらは今回の変更の対象外です。
まとめ
1月21日以降は配偶者就労ビザが申請できなくなってしまう方が多いと思います。1月20日までであれば、従来のルールで申請ができますので、配偶者就労ビザの申請をご予定の方はお急ぎください。対象職種のリストが1月21日に発表になりましたら、このニュースをアップデートします。
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