2018年10月31日、移民大臣のHonourable Ahmed Hussenは、2019年から2021年の移民(永住者)受け入れレベルプランを発表しました。この新しいプランは、移民(永住者)がカナダの経済成長に貢献し、カナダがグローバル経済の中で競争力を保つ助けになることで、全てのカナダ人に恩恵を与える、としています。またこの新レベルプランは、これまで1年ごとに発表されていたレベルプランが、15年ぶりに3年のプランで発表されたものです。
カナダは、2017年に、難民44,000人を含む286,000人の新移民を受け入れました。このうち、半数以上が「Economic Class(職歴・学歴を使って永住権を取るカテゴリー)」で永住権申請をした方です。
新しい2019年-2021年のプランは、カナダの中級クラスの経済成長に貢献し、多様性に満ち、活気がありダイナミックで、コミュニティをサポートすると同時に、カナダの国境管理を整合化し、引き続きカナダの安全性と保安を守ることを目的としています。昨年までのレベルプランの敷いた強固な経済基盤をベースに、引き続き、多くの移民(2019年-330,800人、2020年-341,000人、2021年-350,000人)を受け入れる計画で、Economic Classでの永住権取得者数は2017年から2021までで60%増となる予定です。また、2021年の移民受入数を、カナダの人口のほぼ1%にあたる350,000人へ引き上げることを目標にしています。
この移民(永住者)受入れ数の引き上げは、永住権申請の審査期間短縮への取り組みや、カナダ政府のサービス向上にも役立っています。これまでに、ファミリークラス(カナダ人の家族になって申請する永住権カテゴリー)の審査期間は、従来の3年から12か月以内に短縮、市民権(カナダ国籍取得)の審査期間が24か月から12か月に短縮、ケアギバープログラムは12か月以内で審査が完了するようになった、という成果を上げています。
カナダ政府は、新レベルプランでは、各州と連携し、それぞれの州・準州が、州ノミニープログラムを通して更に多くの移民を呼び込めるようにしています。更に、Atlantic Immigration Pilotの施行やケベックを除くフランス語圏のコミュニティへのサポートなどに力を入れています。
Hussen大臣は、特に「Economic Class(職歴・学歴を使って永住権を取るカテゴリー)移民」が国内の革新に拍車をかける重要性を強調しています。 カナダ政府の移民プランでは、世界中のトップレベルの人材を惹きつけるため、2021年までの移民受け入れ人数のうち、多くを高いレベルの「Economic Class」枠に割いています。
カナダは、これまでにも何年にも渡って才能や技術を持った移民を、地元のコミュニティに不可欠な人材となる、として受け入れてきました。移民はカナダの未来の経済成功のための重要な柱であるとされ、経済成長を促すだけでなく、将来カナダの直面する高齢化社会においても重要な助けとなり、今後もカナダがグローバル経済の最前線に立ち続けられるための決定的な役割を担うとされます。
カナダの移民大臣は、今後も毎年、既存の移民プランを再検討し、必要に応じて変更します。
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