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カナダ移民局は先月中旬に、ポストグラデュエートビザ(PGWP)が最長18カ月延長できる特別措置を発表しています。これにより、お持ちのポストグラデュエートビザが2021年9月20日から2023年12月31日の間に失効した、または失効する場合、最長18ヶ月間の延長ができるようになりました。
延長するには申請が必要となり、その延長申請は4月6日よりすでに開始しています。特別措置の対象者で、延長を希望する人は、以下に従ってポストグラデュエートビザ延長申請をします。
延長申請方法(オプトインを利用する場合)
移民局から「2023 Special Measure: Opt-in for Valid PGWP Holders」というタイトルの、オプトイン案内メールが来た場合
2023年5月20日までにオプトインを完了する
2023年5月20日までに移民局のご自身のアカウントからオプトイン(延長希望の意思表明)をする必要があります。それ以前にお持ちのポストグラデュエートビザの有効期限が切れてしまう場合には、必ずそれよりも前にオプトインしてください。この方法で延長申請をすると、申請料はかかりません。通常は2023年6月末までに新しいビザが郵送されます。
延長期間に関する注意点
例えば、現在のポストグラデュエートビザの残り有効期限が4ヶ月あり、その時点で延長が承認された場合、追加期間14ヶ月の延長となり、承認日から18ヶ月後まで有効なビザを得ることができます。
オプトインの手順
- 迷惑メールフォルダを含め、@cic.gc.ca または @notifications.canada.ca で終わるメールアドレスからのメッセージがないか確認してください。
- メールに書かれている条件を確認し、自分に当てはまるかどうか確認してください
・カナダ国内在住であること
・記載されている郵送先住所が正しいこと
・パスポートの情報が最新で、有効期限が2025年6月以降であること - ご自身のIRCCアカウントにログインします
- ページ内にある、Start an applicationまでスクロールダウンし、Post-graduation work permit holderを選択します
- opt inを選択します
- 通常、2023年6月末までに指定郵送先住所に新しいビザが届きます
延長申請方法(オプトインを利用しない場合)
現在のビザ期限が切れる前にオプトインしない場合、またはオプトインする資格がない場合は、オンラインで延長申請をする必要があります。
2023年12月31日までにオンラインで申請する
申請の注意点
- 空港で申請することはできません
- 延長は1回のみ可能で、再度延長することはできません
- 申請料は、通常の申請料$255ではなく、$155になります
対象となる人
この特別措置の対象となるには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- ポストグラデュエートビザが2021年9月20日から2023年12月31日までの間に失効した、または失効する予定であること。
- 今回の特別措置に基づくポストグラデュエートビザ延長申請していることを申請書に記載すること。
- 有効なパスポートを持っていること。
申請時にお持ちのポストグラデュエートビザがまだ有効な場合、現在のポストグラデュエートビザの有効期限が切れる日から最長18カ月間、またはパスポートの有効期限が切れるまで、どちらか早いほうの日までのビザが発行されます。
すでにポストグラデュエートビザの有効期限が切れている場合、申請が承認された日から最長18カ月間、またはパスポートの有効期限が切れるまで、どちらか早いほうの日まで発行されます。
新しいビザの期間を最大限に延ばすには、パスポートの有効期限が、ポストグラデュエートビザの有効期限が切れる日(ビザがまだ有効な場合)または申請が承認された日(ビザの有効期限が切れた場合)から少なくとも18カ月ある必要があります。
例えば、パスポートの有効期限が24ヶ月の場合、18ヶ月分のビザが発行されます。しかし、パスポートの有効期限が12ヶ月の場合は、12ヶ月のビザが発行されます。
- カナダ国内にいる場合、以下のいずれかに該当ししていること
・有効な就労ビザ、学生ビザ、ビジターステータスを持っている
・滞在資格を失ったが、すでにレストレーションの申請をしている
・滞在資格を失ったが、この申請と同時にレストレーションを申請する予定
注意:90日以上前に資格を喪失していてもこの申請と同時にレストレーションを申請できます。
2022年のPGWP保持者向け特別措置に申請していた場合
元のPGWPが2021年9月20日から2023年12月31日までの間に失効した場合であれば、今回の特別措置で申請することができます。
今回の特別措置「こんな場合どうする?」FAQ
まずは移民局が案内している以下のFAQを参照してください。それでも解決しない場合、ウェブフォームからお問い合わせください。
Q1. 移民局アカウントにPGWPを延長するオプションが表示されない!
まずは以前のPGWP申請を、ご自身のアカウントにリンクさせる必要があります。これを2023年5月20日までにやってアプリケーションをリンクした後に以下を行ってください。
- サインアウトする
- キャッシュをクリアする
- ページをリフレッシュする
- アカウントに再度サインインする
- 「Start application」の下に「Post-graduation work permit holder: Extend your open work permit」が表示されるはずです
Q2. オプトインをしたのに7月31日になっても新しいビザが到着しない!
2023年7月31日の時点でカナダに滞在中で、まだ新しいビザを受け取っていない場合は、申請書を提出することで、もう一度この特別施策によるビザ延長申請をすることができます。
Q3. 新しいビザが届く前にポストグラデュエートビザが失効してしまった!
そのまま働きながらビザを待つことができます。申請者には、2024年5月31日までカナダで働くことができるという内容のメールが移民局から送られてきます。
Q4. 2022年の特別措置でポストグラデュエートビザを延長しましたが、今回は対象?
2021年9月20日から2023年12月31日の間に元のポストグラデュエートビザ有効期限が切れていれば、2022年の特別措置で申請した場合でも、2023年の特別措置でビザの延長申請をすることができます。
Q5. 元のポストグラデュエートビザが2021年9月20日以前に失効していますが、今回は対象?
この特別措置で申請することはできません。カナダで働きたい場合は、別のワークパーミットを申請する必要があります。
Q6. ビザの延長を希望しません!
オプトインを選択したり、申請書を提出したりしないでください。
Q7. 新しいSINが必要です!
SINの取得・更新には、移民局が発行したビザのデジタルコピーを提出する必要があります。移民局からのレター等ではSINを取得はできませんので、新しいビザを受け取ったら、SINをオンラインで申請してください。
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