ビザJPカナダは永住権、各種ビザ取得などカナダ移住のご相談をトータルでお受けできます。

カナダビザ最新情報

ビザJPカナダは重要ニュースを逃さない
最新のビザニュースを最適に届けます

カナダのマニトバ州がTemporary Resident Retention Pilot(TRRP)を導入し外国人労働者の永住移行を支援

投稿日:2025年9月11日

更新日:2025年9月12日


↑ こちらの記事は動画でも解説しています ↑

カナダのマニトバ州は、既に州内で働く外国人を対象にした新しいプログラム、Temporary Resident Retention Pilot(TRRP)を開始しました。この画期的な取り組みは、地域社会に定着し、カナダでの貴重な職務経験を積み、将来的にマニトバ州を住まいとする意欲を持つ人々を支援することを目的としています。TRRPは、一時的な就労から永住への移行を容易にすることで、マニトバ州の移民制度を強化する役割も果たします。

TRRPの対象者(労働者側条件)

TRRPを利用できる外国人労働者は、以下の条件を満たす必要があります。

項目内容
年齢21~45歳(雇用主の要望による例外あり)
勤務地マニトバ州在住
就労許可有効なワークパーミットを保持、または維持中(申請日から1年以内に期限切れ予定のもの)
雇用期間承認された雇用主の下で、少なくとも18か月のフルタイム勤務経験(週30時間以上)
永住権候補としての適性MPNP評価ポイントで最低60点を獲得
給与条件同職種のカナダ市民・永住者と同等以上、地域の中央値賃金以上
語学要件TEER 0,1,2,3職種:CLB 5以上TEER 4,5職種:CLB 4以上
資格要件職種に免許・認定が必要な場合は、規制機関による資格確認または試験合格
その他Temporary Public PolicyやRegional Immigration Initiativeによる推薦を受けていないこと

TRRPの対象者(雇用主側条件)

TRRPを通じて従業員を定着させる雇用主は、次の条件を満たす必要があります。

項目内容
事業運営歴申請前の連続3年間、実際に事業を運営していること
法人・登録状況州または連邦法に基づき設立・登録されており、良好な状態であること
事業内容以下の分野でマニトバ州内に事業拠点があること農業、建設・職人、IT、食品加工、ホスピタリティ、医療、教育、製造業
売上条件過去3年間の年間総収益が各年$350,000以上
従業員定着率過去3年間で一時的居住者の50%以上を維持
雇用関係の明確化オーナー・パートナーではなく、従業員としての関係
コンプライアンスMPNPや連邦・州法における違反歴なし
必要書類長期・フルタイムの雇用契約書、WRAPA登録証明、IRCC雇用者コンプライアンス料の支払い

TRRPに申請できない雇用主

  • 派遣会社や単発労働者を提供する事業のみを運営
  • オーナー・自営業・独立契約者のみを雇用
  • 今後2年以内に事業売却予定
  • 過去にTFWPまたはIMP違反で罰金を受けた雇用主
  • Service Canadaの制裁リストに記載されている雇用主

TRRPで雇用主が得られるメリット

  • 外国人労働者を永住者として定着させるための移民手続きを支援
  • すでに研修を受け、企業文化に精通した従業員を確保することで、採用・再雇用コストを削減
  • 職場の安定性を高めつつ、ビジネスの拡大を促進

外国人労働者にとってのメリット

  • 永住権取得の明確なルートを提供
  • 家族と共にマニトバ州で生活を築き、州の経済成長に貢献

マニトバ州の移民施策がもたらす経済効果と雇用支援

TRRPとEmployer Direct Initiative(EDI)(雇用主が必要とする外国人労働者を直接雇用できるプログラム)の組み合わせは、州の労働戦略において画期的な役割を果たします。医療、製造業、建設業、ホスピタリティなど幅広い業種の雇用主は、これらの制度により次のメリットを享受できます。

  • 高度な技能を持つ人材へのアクセス
  • マニトバ州の職場環境に慣れた一時的居住者の定着
  • 手続きの効率化による時間・コストの節約
  • 労働力不足への対応と、経済・イノベーションの安定化の実現

これにより、マニトバ州は他州に先駆けて、企業と移民双方のニーズに応える移民施策のモデルを示しています。

出典:https://immigratemanitoba.com/temporary-resident-retention-pilot/#Employee-Candidate-Criteria

関連コラム

BC州首相、LMIA就労ビザ制度に『廃止か大改革』を要求-産業界の反発と今後の行方

2025年9月11日

BC州首相、LMIA就労ビザ制度に『廃止か大改革』を要求-産業界の反発と今後の行方

【2025年最新】カナダ移民政策の動向:移民数の削減、永住を目指す方への影響とは

2025年9月4日

【2025年最新】カナダ移民政策の動向:移民数の削減、永住を目指す方への影響とは

2026年、エクスプレスエントリーに新優先職業カテゴリー登場?日本人に関係がありそうなのは…?

2025年8月24日

2026年、エクスプレスエントリーに新優先職業カテゴリー登場?日本人に関係がありそうなのは…?

カナダ永住権申請に新しい英語テストにTOEFL Essentialsが追加予定

2025年8月21日

カナダ永住権申請に新しい英語テストにTOEFL Essentialsが追加予定

永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう

ビザJPカナダの移民コンサルタント

カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。

プロの移民コンサルントがお悩みを解決

今すぐ無料相談する

移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結

ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ

移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。

お客様の声

ウェブテクニシャンでカナダ永住権取得

ウェブテクニシャンでカナダの永住権獲得!

続きを見る>

カフェのスーパーバイザーとして就労ビザから永住権を取得したMoeさん

絶対に移民する!その思いで4年間を乗り切りました。

続きを見る>

「この人にお願いしてよかった」と思える

カナダ政府公認のコンサルタントだから
安心して任せられる

個人では難解な永住権取得のためのプラン設計、
ビザ申請準備、書類作成、ビザ申請手続きから
結果の報告までを全て行います。

ビザJPカナダロゴ
移民コンサルタント

永住権取得の不安をゼロに

永住権取得の不安をゼロに

ビザの専門知識があるスタッフが
あなたの相談にお答えします!

無料相談・お問い合わせ

厳選したビザ情報を配信

厳選したビザ情報を配信するウェビナー

無料ウェビナーを開催中!
当日までの最新情報をお伝えします!

ウェビナーについて