ビザJPカナダは永住権、各種ビザ取得などカナダ移住のご相談をトータルでお受けできます。

カナダビザ最新情報

ビザJPカナダは重要ニュースを逃さない
最新のビザニュースを最適に届けます

2024年9月26日からLow Wage PositionsのLMIA申請に大幅な制限!詳細を発表

投稿日:2024年9月27日

更新日:2024年10月15日


↑ こちらの記事は動画でも解説しています ↑

2024年8月26日に発表されていたLMIA Low Wage Streamに申請制限の内容が明らかになりました!

2024年9月26日、カナダ政府は、LMIA (Labour Market Impact Assessment)のLow Wage Streamのみではなく、全てのストリームのLow Wage Positionsに申請制限をすると発表しました。この発表により、8月26日に予告されていなかったストリームも影響を受けることになりました。

ただし、一部の職種と、PR Streamで就労ビザ申請を伴わないものについては、この対象外となります。この変更は大多数の就労ビザ申請者に影響を及ぼすと予想されており、雇用主や外国人労働者にとって重要な転換点となります。本記事では、この新たな制限について詳しく解説します。

Low Wage Positionsに対する新たな制限

2024年9月26日から、Low Wage Positionsに関するLMIA申請は以下の新しい制限の対象となります。

  1. 失業率6%以上の都市圏での申請不可
    失業率が6%以上の国勢調査大都市圏では、Low Wage Positions に対するLMIA申請が認められません。
  2. Low Wage Positionsの人数割合上限
    多くのセクターでは、Low Wage Positionsの外国人労働者の割合の上限が、現行の20%から10%に引き下げられます。ただし、建設や医療分野ではこの上限が20%に設定されます。
  3. ビザの有効期間短縮
    Low Wage Positionsで発行されるビザの有効期間が、従来の最長2年から1年に短縮されます。

Low Wage Positionsの定義

職種に関係なく、時給が各州・準州の基準を下回る場合、そのポジションはLow Wage Positionsに分類されます。

Province/territoryMedian hourly wages as of April 2, 2024
Alberta$29.50
British Columbia$28.85
Manitoba$25.00
New Brunswick$24.04
Newfoundland and Labrador$26.00
Northwest Territories$39.24
Nova Scotia$24.00
Nunavut$35.00
Ontario$28.39
Prince Edward Island$24.00
Quebec$27.47
Saskatchewan$27.00
Yukon$36.00

失業率6%以上の国勢調査大都市圏(2024/9/26〜2024/10/10)

カナダ国内で失業率が6%以上の大都市圏では、LMIA申請ができません。主な対象都市圏と失業率は以下の通りです。最新(2024/10/11〜2025/01/09)の失業率データはこちら:カナダ政府がLow Wage PositionsのLMIA申請に関する2024年10月11日〜2025年1月9日の失業率発表

Census metropolitan areaUnemployment rate for applications submitted from September 26 to October 10, 2024
St. John’s, Newfoundland and Labrador7.2%
Halifax, Nova Scotia6.1%
Moncton, New Brunswick5.8%
Saint John, New Brunswick6.8%
Saguenay, Quebe3.6%
Québec, Quebec3.9%
Sherbrooke, Quebec5.3%
Trois-Rivières, Quebec6.5%
Montréal, Quebec7.3%
Ottawa-Gatineau, Ontario/Quebec7.1%
Kingston, Ontario6.6%
Belleville, Ontario5.9%
Peterborough, Ontario5.6%
Oshawa, Ontario8.5%
Toronto, Ontario8.6%
Hamilton, Ontario7.4%
St. Catharines-Niagara, Ontario7.5%
Kitchener-Cambridge-Waterloo, Ontario7.6%
Brantford, Ontario6.3%
Guelph, Ontario5.3%
London, Ontario7.5%
Windsor, Ontario9.8%
Barrie, Ontario6.2%
Greater Sudbury, Ontario6.2%
Thunder Bay, Ontario3.8%
Winnipeg, Manitoba6.3%
Regina, Saskatchewan6.8%
Saskatoon, Saskatchewan5.5%
Lethbridge, Alberta5.1%
Calgary, Alberta7.6%
Edmonton, Alberta8.5%
Kelowna, British Columbia5.2%
Abbotsford-Mission, British Columbia6.7%
Vancouver, British Columbia6.2%
Victoria, British Columbia3.5%
こちらに記載のエリア以外は対象ではありません。失業率は四半期ごと(4月-6月 / 7月-9月 / 10月-12月 / 1月-3月)に更新されます。

ただし、以下のセクターや職種については、失業率にかかわらず引き続きLMIA申請が可能です。

  • occupations under primary agriculture
  • NAICS 23 – Positions in construction
  • NAICS 311 – Positions in food manufacturing
  • NAICS 622 – Positions in hospitals
  • NAICS 623 – Positions in nursing and residential care facilities
  • NAICS 61 – Educational services and NAICS 62 – Healthcare and social assistance – Specific positions in caregiving under:
    • NOC 31301 – Registered nurse or registered psychiatric nurse
    • NOC 32101 – Licensed practical nurse
    • NOC 44100 – Home childcare providers
    • NOC 44101 – Attendant for persons with disabilities, home support worker, live-in caregiver, personal care attendant
    • this exemption applies to all in-home caregivers; ESDC and IRCC are evaluating the impact of the inclusion in future measures

また、永住権をサポートする目的のみ(就労ビザの申請はしない)のLMIA申請も、この制限の対象外です。

Low Wage Positionsの人数割合制限に関する新たな措置

2024年9月26日から適用される新たなLMIA制限の一環として、Low Wage Positionsで働く外国人労働者の割合に関する制限が厳格化されます。ここでは、各事業所での外国人労働者の割合について、10%および20%の上限に関する措置を詳しく解説します。

10%の上限を超える場合の制限

同じ就労場所(店舗や支店など)で働くLow Wage Positionの外国人労働者が、全従業員数の10%を超える場合、LMIA申請はできません。

少人数事業所の特例

従業員数が10人未満の小規模事業所(個人事業主を含む)の場合、Low Wage Positionの外国人労働者は最大1人までに制限されます。

永住権サポート目的の例外

永住権をサポートする目的のみ(就労ビザの申請はしない)のLMIA申請は、この10%の人数制限は適用されません

20%の上限を超える場合の制限

以下のセクターおよびサブセクターでは、同じ就労場所(店舗や支店など)で働くLow Wage Positionの外国人労働者が、の上限は全従業員数の20%となります。

  • NAICS 23 – Positions in construction
  • NAICS 311 – Positions in food manufacturing
  • NAICS 622 – Positions in hospitals
  • NAICS 623 – Positions in nursing and residential care facilities
  • NAICS 61 – Educational services and NAICS 62 – Healthcare and social assistance – Specific positions in caregiving under:
    • NOC 31301 – Registered nurse or registered psychiatric nurse
    • NOC 32101 – Licensed practical nurse
    • NOC 44100 – Home childcare providers
    • NOC 44101 – Attendant for persons with disabilities, home support worker, live-in caregiver, personal care attendant
    • this exemption applies to all in-home caregivers; ESDC and IRCC are evaluating the impact of the inclusion in future measures

小規模事業所における20%の上限

カナダ国内の全事業所の総従業員数が10人未満の事業所(個人事業主を含む)においては、これらの特定のセクターにおけるLow Wage Positionの外国人労働者の上限が最大2人に設定されています。

永住権サポート目的の例外

永住権をサポートする目的のみ(就労ビザの申請はしない)のLMIA申請は、この20%の人数制限は適用されません

住み込みケアギバー職種に関する申請条件

2024年9月26日以降、住み込みケアギバーとしてのLMIA申請には特定の条件が課されます。

住み込みケアギバーの申請条件

以下の条件を満たす場合にのみ、住み込みケアギバーのLMIA申請が認められます。

  1. NAICS で一般家庭(NAICS 814)に分類される
  2. NOCコード31301、32101、44100または44101に分類される。
    • ケアギバーの職種は、以下のNOCコードに分類される必要があります。
      • NOC 31301 – Nurse Practitioners
      • NOC 32101 – Medical Laboratory Technologists
      • NOC 44100 – Home Child Care Providers
      • NOC 44101 – Home Support Workers, Housekeepers, and Related Occupations
  3. 住み込みが義務付けられている職種の募集が広告され、LMIA申請書に記載されている。
  4. 医療ニーズの高い患者であること。
    • 医療ニーズの高い患者(例えば、障害者、高齢者、慢性疾患や末期疾患のある方など)のケアで住み込みケアギバーを雇用しようとする場合、以下のいずれかの提出が必要です。
      • 医師の診断書:患者の病状および住み込み介護の必要性を証明する診断書。
      • スケジュールH(EMP5600):医療障害、慢性疾患、または末期疾患に関する証明書。
  5. 例外的な状況でケアギバーの申請をする場合  医療ニーズが特に高くないケースでも、例外的な状況で住み込みケアギバーの申請が可能な場合があります。この場合、申請時に以下のような根拠書を提出する必要があります。
    • 住み込み介護が必要な理由の明確な説明。
    • 住み込み介護が必要な頻度。
    • その頻度にどの程度影響を与えることができるか。
    • 介護の必要性を満たすために、他にどのような選択肢が検討され、それが実行不可能と判断された理由の説明。
    • ケアギバーの公正な労働条件をどのように確保するのか。

過去のLMIA申請取り消しの影響

過去2年以内にLMIA申請が虚偽や誤解を招く情報を理由に取り消された場合、いかなるポジションについても、LMIAの申請は却下になります。

申請料について

LMIA申請が受理されない場合や、雇用主が不適格と判断された場合、処理手数料は請求されません。また、申請が処理されなかった理由を記した書簡が送付されます。

関連コラム

2023年にカナダで最も多くLMIAを取得した職種トップ11

2024年9月17日

2023年にカナダで最も多くLMIAを取得した職種トップ11

カナダで働くためのLMIA免除ビザ取得方法!日本を含むCPTPP加盟国の優位性を活用しよう

2024年9月12日

カナダで働くためのLMIA免除ビザ取得方法!日本を含むCPTPP加盟国の優位性を活用しよう

【カナダのコープビザ解説】いつまで働ける?就労条件と不法就労になる注意点

2024年9月5日

【カナダのコープビザ解説】いつまで働ける?就労条件と不法就労になる注意点

カナダで働く外国人必見!LMIAの深掘りガイド- 知っておくべき5つの知識と最新情報

2024年6月19日

カナダで働く外国人必見!LMIAの深掘りガイド- 知っておくべき5つの知識と最新情報

永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう

ビザJPカナダの移民コンサルタント

カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。

プロの移民コンサルントがお悩みを解決

今すぐ無料相談する

移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結

ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ ビザJPカナダの移住プランニングから申請までのステップバイステップ

移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。

お客様の声

ウェブテクニシャンでカナダ永住権取得

ウェブテクニシャンでカナダの永住権獲得!

続きを見る>

カフェのスーパーバイザーとして就労ビザから永住権を取得したMoeさん

絶対に移民する!その思いで4年間を乗り切りました。

続きを見る>

「この人にお願いしてよかった」と思える

カナダ政府公認のコンサルタントだから
安心して任せられる

個人では難解な永住権取得のためのプラン設計、
ビザ申請準備、書類作成、ビザ申請手続きから
結果の報告までを全て行います。

ビザJPカナダロゴ
移民コンサルタント

永住権取得の不安をゼロに

永住権取得の不安をゼロに

ビザの専門知識があるスタッフが
あなたの相談にお答えします!

無料相談・お問い合わせ

厳選したビザ情報を配信

厳選したビザ情報を配信するウェビナー

無料ウェビナーを開催中!
当日までの最新情報をお伝えします!

ウェビナーについて