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カナダで働きたい外国人労働者やその雇用主にとって、LMIAは避けて通れない手続きです。このLMIAの申請は、地域ごとの失業率によって大きく左右されるため、最新のデータを把握しておくことが非常に重要です。本記事では、2026年4月10日~2026年7月9日までの失業率データを基に、LMIA申請にどのような影響があるのかを詳しく解説します。
低賃金LMIAと失業率の関係をおさらい
カナダの低賃金ポジションにおけるLMIA申請は、都市ごとの失業率によって可否が大きく左右されます。2024年9月26日に発表されたLMIA申請制限について詳しく解説していますので、まだこの制限の詳細についてご存じのない方は先にお読みください。
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2026年の4月から7月に運用される失業率最新データ
カナダ政府が2024年9月26日に発表したLMIA申請制限により、失業率が6%以上の国勢調査大都市圏ではLMIA申請ができなくなりました。失業率は四半期ごとに更新されます。今回、2026年4月10日から2026年7月9日までのLMIAの申請に適用される最新の失業率データが発表されました。
| Census Metropolitan Area | Oct 10, 2025 to Jan 8, 2026 (%) | Jan 9, 2026 to Apr 9, 2026 (%) | Apr 10, 2026 to Jul 9, 2026 (%) |
| St. John’s, Newfoundland and Labrador | 6.8 | 7.1 | 7.6 |
| Halifax, Nova Scotia | 6.1 | 5.2 | 6.1 |
| Moncton, New Brunswick | 7.3 | 5.5 | 7.4 |
| Saint John, New Brunswick | 7.3 | 5.8 | 6.0 |
| Fredericton, New Brunswick | 6.7 | 5.2 | 6.5 |
| Saguenay, Quebec | 4.2 | 4.3 | 3.9 |
| Québec, Quebec | 4.6 | 2.9 | 3.3 |
| Sherbrooke, Quebec | 5.3 | 4.8 | 5.2 |
| Trois-Rivières, Quebec | 5.1 | 3.9 | 5.2 |
| Drummondville, Quebec | 4.7 | 5.6 | 7.3 |
| Montréal, Quebec | 6.7 | 5.5 | 6.8 |
| Ottawa-Gatineau, Ontario/Quebec | 7.7 | 6.8 | 6.2 |
| Kingston, Ontario | 6.6 | 5.6 | 6.2 |
| Belleville-Quinte West, Ontario | 6.6 | 10.6 | 7.9 |
| Peterborough, Ontario | 5.6 | 5.3 | 6.3 |
| Oshawa, Ontario | 9.5 | 8.0 | 7.5 |
| Toronto, Ontario | 9.5 | 7.5 | 7.9 |
| Hamilton, Ontario | 7.6 | 6.4 | 6.7 |
| St. Catharines-Niagara, Ontario | 7.0 | 6.5 | 7.2 |
| Kitchener-Cambridge-Waterloo, Ontario | 7.4 | 8.1 | 9.1 |
| Brantford, Ontario | 9.4 | 8.5 | 6.8 |
| Guelph, Ontario | 9.2 | 7.4 | 6.5 |
| London, Ontario | 7.0 | 7.3 | 9.3 |
| Windsor, Ontario | 11.3 | 7.1 | 8.8 |
| Barrie, Ontario | 7.5 | 8.7 | 8.8 |
| Greater Sudbury, Ontario | 7.0 | 6.0 | 6.4 |
| Thunder Bay, Ontario | 5.1 | 4.2 | 5.9 |
| Winnipeg, Manitoba | 7.3 | 5.7 | 6.0 |
| Regina, Saskatchewan | 6.8 | 6.3 | 6.4 |
| Saskatoon, Saskatchewan | 5.7 | 5.8 | 5.5 |
| Lethbridge, Alberta | 8.5 | 7.2 | 5.9 |
| Calgary, Alberta | 8.0 | 6.3 | 7.1 |
| Red Deer, Alberta | 8.7 | 8.9 | 5.9 |
| Edmonton, Alberta | 9.0 | 6.9 | 7.0 |
| Kelowna, British Columbia | 6.0 | 8.5 | 8.9 |
| Kamloops, British Columbia | 8.6 | 6.6 | 5.2 |
| Chilliwack, British Columbia | 7.8 | 7.3 | 5.7 |
| Abbotsford-Mission, British Columbia | 8.1 | 6.4 | 6.2 |
| Vancouver, British Columbia | 6.8 | 5.9 | 6.5 |
| Victoria, British Columbia | 5.2 | 3.7 | 4.9 |
| Nanaimo, British Columbia | 9.7 | 6.3 | 7.2 |
こちらに記載のエリア以外は対象ではありません。失業率は四半期ごと(4月-6月 / 7月-9月 / 10月-12月 / 1月-3月)に更新されます。
4月10日更新の最新データ:主要都市の失業率が再び6%を突破
2026年4月10日に発表された最新の失業率データにより、Low Wage LMIA申請を取り巻く状況は再び厳しいものとなりました。1月時点で失業率が6%を下回り「申請可能」となっていたバンクーバーやモントリオールなどの大都市圏で失業率が軒並み上昇し、再び「申請不可(Refusal to process)」の対象エリアに戻ってしまいました。
このニュースはカナダ政府(Employment and Social Development Canada)の公式情報を元にビザJPカナダが内容を整理し、わかりやすくまとめたものです。
出典:Refusal to process a Labour Market Impact Assessment application(英語)
カナダ東部:モントリオールやハリファックスが再び申請不可に
カナダ東部では、前回のデータで改善を見せていたケベック州やノバスコシア州の主要都市で失業率が悪化しました。モントリオールは6.8%、ハリファックスは6.1%となり、これらの都市では再びLow Wageポジションでの申請ができなくなります。
| 都市名 | 前回失業率(1月時点) | 最新失業率(4月10日〜) | 申請可否(6%基準) |
| モントリオール (QC) | 5.5% | 6.8% | × 不可 |
| ハリファックス (NS) | 5.2% | 6.1% | × 不可 |
| モンクトン (NB) | 5.5% | 7.4% | × 不可 |
| ケベック (QC) | 2.9% | 3.3% | ◯ 申請可能 |
カナダ西部ではチリワックなどの地方都市が申請可能
カナダ西部で最も影響が大きいのはバンクーバーです。前回の5.9%から「6.5%」へ上昇したため、わずか3ヶ月で再びLMIA申請が停止されることになりました。一方で、ビクトリアやチリワックなど、一部の都市では引き続き6%を下回っており、同じBC州内でも地域によって明暗が大きく分かれています。
| 都市名 | 前回失業率(1月時点) | 最新失業率(4月10日〜) | 申請可否(6%基準) |
| バンクーバー (BC) | 5.9% | 6.5% | × 不可 |
| アボッツフォード=ミッション (BC) | 6.4% | 6.2% | × 不可 |
| ナナイモ (BC) | 6.3% | 7.2% | × 不可 |
| チリワック (BC) | 7.3% | 5.7% | ◯ 申請可能 |
| ビクトリア (BC) | 3.7% | 4.9% | ◯ 申請可能 |
再び閉ざされた大都市のLow Wage枠|今後の採用戦略の転換
今回のデータ更新は、大都市圏でLow Wage人材に頼る雇用主にとって大きな痛手となります。失業率が6%以上の地域では、原則として申請が受理されません。そのため、今後の採用活動においては「High Wageストリームへの切り替え」や「カナダ人・永住者の採用強化」、あるいは「例外となる特定セクター(農業・建設・医療など)の要件確認」など、戦略の抜本的な見直しが早急に求められます。
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