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カナダ政府は2025年9月8日、LMIAの申請前に義務付けられている求人広告掲載に関し、新しいルールを適用すると発表しました。
今後、雇用主は National Job Bank の「Direct Apply」機能を必ず使用し、そこで応募された履歴書を全て検討する義務があります。遵守されない場合、LMIA申請が却下される可能性があります。
Direct Apply必須化による新ルールのポイント
雇用主にとって、新しいDirect Applyは、LMIAの広告規定を満たすためのより厳しい基準の導入となります。
- Direct Applyの必須化
LMIA申請前の求人広告では、Job Bank の Direct Apply 機能の使用が必須となります。応募者はJob Bankに登録済みの履歴書で直接応募でき、雇用主は全ての応募を検討する必要があります。 - 応募の検討義務
カナダ市民、永住者、臨時滞在者を含む応募者の履歴書を無視することはできません。無視した場合、広告要件違反とみなされ、LMIA申請が却下される可能性があります。 - Job Bank以外の募集方法
Job Bank に加え、企業ウェブサイトや LinkedIn、専用応募ポータルなど 少なくとも2種類の追加応募方法 も提供する必要があります。 - 既存求人広告への遡及適用
Job Bank上で既に掲載中の求人広告も、新ルールに従い Direct Apply の要件を満たす必要があります。 - 広告期間要件への影響
Direct Apply を無効にしていたり応募を無視している場合、通常4週間の広告期間を満たせず、LMIA申請が却下される可能性があります。
求職者に公平な雇用機会の確保が狙い
今回のルール変更は、Temporary Foreign Worker Program(TFWP)における カナダ人・永住者の雇用機会の確保 を強化することが目的です。
求職者が公平に応募できる環境を整えることで、外国人労働者とカナダ人・永住者の採用バランスの改善を目指しています。
求職者への影響
- 応募手続きの簡略化
Job Bank の Direct Apply 機能を利用し、簡単に応募できるようになります。 - 効率的な応募
Job Seeker Plus アカウントで履歴書を登録すれば、ワンクリックで直接応募可能。時間と手間を大幅に削減できます。
今回の変更による注意点
- 一部職種(訪問教授・ポスドク・キャンプカウンセラーなど)は LMIA広告要件が免除されます。
- 雇用主は Job Bank と追加2種類の応募方法を提供する必要があります。Direct Apply だけでは不十分です。
ビザJPカナダからのアドバイス
雇用主の方へ
求人広告を出す前に新ルールを確認し、LMIA申請が却下されないよう注意してください。
求職者の方へ
Job Bank アカウントを整え、履歴書を最新化して応募準備を行いましょう。
まとめ
ビザJPカナダでは、新制度に基づく求人広告の作成や応募方法への対応を含めて、LMIA代理申請を行っております。お気軽にご連絡ください。
このニュースはカナダ移民局の発表をもとにビザJPカナダがまとめたものです。
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