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カナダ労働省(ESDC)は、LMIAのHigh Wage Streamに対して、新たな要件の引き上げを発表しました。2024年11月8日から、High Wage Streamの最低時給要件が引き上げられ、雇用主が外国人労働者を雇用するためには、これまでよりも高い賃金を提示する必要があります。この変更はカナダの労働市場に広範な影響を与えると予測されています。
High Wage Streamの変更点
2024年11月8日以降、カナダ労働省は、High Wage Streamにおいて以下の変更点を新たに発表しました。
1. 最低時給要件の引き上げ
2024年11月8日以降、High Wage StreamとLow Wage Streamを決定するために使用される賃金基準が20%引き上げられます。つまり、High Wage StreamでLMIA申請時をする場合、各州の賃金中央値の20%増に相当する給与でのジョブオファーが必要となります。
この引き上げにより、High Wage Streamでの申請には、現在の基準額よりも時給5~8ドル高いジョブオファーが必要になるケースが多くなります。カナダ全土で最大34,000のポジションがHigh Wage Streamでは申請ができなくなり、就労ビザの発給数も約20,000件減少する見込みです。
2. 専門資格を持つ会計士や弁護士による証明書の使用不可
2024年10月28日以降、雇用主が事業の正当性を証明するために使用していた「専門資格を持つ会計士や弁護士による証明書(Attestation Letter)」はLMIA申請において使用できなくなります。
3. プログラム内の悪用防止
ボワゾノー労働大臣は、州や準州のパートナー、雇用登録機関との既存の情報共有協定を基に、プログラム内の悪用や乱用にさらに取り組む意向を表明しました。
変更が無い点
現行のLMIA High Wage Streamにおいて変更されない点もあります。
- 雇用できる外国人労働者数に制限はありません。
- LMIA申請の審査において、失業率は考慮されません。
ボワゾノー労働大臣のコメント
「この外国人就労ビザプログラムの変更は、外国人労働者を保護する一方で、労働力に加わることのできるカナダ人労働者を優先するという我々のコミットメントを強化するものです。高賃金職の基準を引き上げることで、カナダ人の賃金上昇を支援します。」と述べています。
まとめ
今回のHigh Wage Streamの要件引き上げにより、雇用主にとっては外国人労働者を雇用する際の負担が増すと考えられます。さらなる詳細情報は、近日中にESDCのウェブサイトに掲載される予定です。
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