新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延を抑えるための取り組みの一環として11月21日以降にカナダに渡航する人は、アプリ”ArriveCAN”の利用が必須となりました。
このアプリは渡航者の国境措置の遵守のために、2020年4月に導入され、無料で配布されているものです。モバイルアプリとして、またはPCからでもログインして利用することができます。
ArriveCAN 2020年11月21日よりカナダ渡航者に求められること
カナダに到着する前
渡航の最終目的地をカナダとして、飛行機でカナダに到着する人は、飛行機搭乗前にArriveCANを通じて、渡航情報(フライト情報)、連絡先情報、自己隔離計画(免除されていない場合)、及びCOVID-19症状の自己評価を申告することが必須となりました。
またその申告は、カナダ到着の72時間前以内にArriveCANに登録すること、と規定されています。
渡航者はカナダへの入国審査で、ArriveCanのレシートを提示する必要があります。カナダの入国審査官は、渡航者がArriveCanでご自身の情報を提出したかどうかを確認します。
ArriveCANによる情報提示に従わない場合、口頭での警告から1,000ドルの罰金までさまざまな罰則の対象となる可能性があります。障がいやインフラの不備などの事情により書類を提出できない方は例外となります。
11月21日より前の渡航であっても、11月4日以降は航空会社から、カナダ行きのフライトに搭乗する前に、ArriveCANでCOVID関連の情報を送信する必要があることを通知されています。
陸路または海路でカナダに入国しようとする場合でも、到着前にArriveCANを使用することが強く勧められています。
カナダ到着後
2020年11月21日以降、飛行機、陸路、または海上でカナダに入国したすべての渡航者に対し、自己隔離期間中のレポート提出が義務付けられました。(自己隔離義務が免除されている人は例外です)自己隔離中のレポートは、ArriveCANを介して、またはフリーダイヤル 1-833-641-0343に電話をかけて提出できます。
まず渡航者は、カナダに到着してから48時間以内に自己隔離場所に到着したことをレポートします。その後の自己隔離期間中は、COVID-19症状のセルフチェックを毎日レポートする必要があります。
カナダ渡航の際にカナダ到着前にArriveCANで情報を送信していなかった渡航者は、自己隔離期間中のレポート提出にArriveCANは使用することができません。フリーダイヤル1-833-641-0343に毎日電話をかけ、情報を提供する必要があります。
必須情報をレポートできていない渡航者は、カナダの法執行機関によって、より注意が必要な人物として見なされます。
ArriveCANは、COVID-19の蔓延、国境での遅延、および渡航者やカナダ入国管理官やその他の政府関係者間の物理的接触を減らすことを目的としています。自己隔離免除に該当しない限り、カナダへのすべての渡航者は、14日間の自己隔離期間を経ることが法律により義務付けられています。
カナダ政府は11月3日付けの発表で、ArriveCANは渡航者のプライバシーを尊重していて、渡航者の動きを追跡するGPSは備えていないと強調しています。また、バンクーバー、カルガリー、トロント(ピアソン)、モントリオールの空港でArriveCANユーザー専用レーンが設置され、カナダ入国審査手続きがスムーズになるという渡航者へのメリットもあげています。
* 無料アプリ”ArriveCAN”のダウンロード、利用方法についての詳細は、カナダ移民局ウェブサイトで案内されています。
関連コラム
関連ニュース
永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう
カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。
プロの移民コンサルントがお悩みを解決
今すぐ無料相談する
移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結
移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。