目次
Skills Immigration Registration System (SIRS)への登録受付について
Skilles Immigration(SI)- BC州の雇用先からの推薦で申請するカテゴリー
BCPNPでは、全てのSkilles Immigration(SI)カテゴリーで(ただし、Health Professional, EEBC-Health Professional, International Post Graduate, EEBC- International Post Graduateを除く)SIRSへの登録が必要です。SIRSへの登録は無料で、登録が受付けられると登録者として審査オフィスからのInvitation to Apply (ITA)の発給を待ちます。2016年は、SIRS開始後の初年度でした。
登録受付数-15,165件
2018年には、合計15,165件のSIRS登録が受け付けられました。これは、2017年に比べ31.3%増となります。International GraduateとEEBC- International Graduateカテゴリーが全体の登録数の30.9%を占めています。
Enterpreneur Immigration(EI)- BC州で起業して申請するカテゴリー
Enterpreneur Immigration(EI)もSIRSへの登録が必須で、登録料$300がかかります。登録後、まず登録内容の審査があり、条件を満たしている登録者のみ登録が受け付けられます。
2018年、EIは362件のSIRSへの登録があり、そのうち条件を満たしているものが196件(54.1%)でした。2017年は288件のEI登録があり、条件を満たしていたのは211件(73.2%)でした。
申請受付数について
SIRS登録後にITAが来たあと、申請者はBCPNP審査オフィスに申請をします。
2018年のBCPNPの申請数は、合計7,507件:SI 7,412件(98.7%)、EI 95件(1.3%)でした。これは、2017年の7,307件から2.7%増、2016年の5,363件から40%増となります。
カテゴリーの内訳は、下記のとおりです。2018年のExpress Entry BC(EEBC)の申請受付は、全体の57.9%です。2017年は全体の42.5%でした。
2018年のInternational GraduateとEEBC- International Graduateカテゴリーは合計で21%となり、2017年の37.8%に比べ減少しています。
BCPNP推薦者(Nomination)数について
2018年のカナダ移民局からのBCPNPからの移民受入件数の割当ての枠は6250件でした。年末、さらに250件の追加割当てがあり、合計6500件の枠が割当てられました。これはカナダ全国の州の中で最大の割当て数です。2017年は6000の移民受入件数が割当てられ、追加の割当てはありませんでした。
2018年のSkilled WorkerとEEBC-Skilled Workerカテゴリーの合計は全体の55.3%を占め、2017年の40.0%、2016年の33.9%から増加しています。
学生カテゴリー(International Graduate, International Post Graduate, EEBC- International Graduate, EEBC- International Post Graduate)は32.4%で、2017年の47.3%、2016年49.9%から減少しています。
Enterpreneur Immigration (起業移民)カテゴリーの就労ビザについて
EIカテゴリーでの永住権申請は、BCPNP審査に合格し移民局への推薦(Nomination)を受ける前に追加のステップがあります。申請条件を満たすEI申請者には、起業や買収したビジネスを経営するため、BCPNPがサポートする就労ビザが発給されます。申請者は、BCPNPの推薦を受ける前に、ビジネスの経営が安定するまでの期間として、約2年の期間が与えられます。
2018年、EIでは73件の就労ビザを発給しました。2017年は111件、2016年は113件の就労ビザが発給されています。
BCPNP推薦者の出身国の割合
Table6は、SIでBCPNPの推薦を受けた申請者の出身国、上位10カ国を示しています。また、Table7はEIでBCPNPの推薦を受けた申請者の出身国、上位5カ国を示しています。上位国は年毎に変わっています。
SI Nomination
SIの推薦者出身国は、年毎の変動があまりなく、これらの10カ国以外の国の割合が、2017年の77%から、2018年の76%とわずかに減少が見られる程度です。
EI Nomination
EIの推薦者出身国は、中国が大きな割合を占めています。2018年は上位5カ国で全体の88%を占めており、2017年は同じ国が上位5カ国で全体の82%を占めていました。
Skilles Immigration- 職種
2018年にSI申請者で推薦を受けた件数の多かった職種には変動が見られました。2018年は、Software engineer、Designer、Carpenter、Graphic designer、IllustratorがAdministrative Officer、Food service supervisor、Accounting technician、Bookkeeperなどの2017年の上位職種を上回りました。
2018年は、フードサービス関連職種からは、 Restaurant and food service managers、 Cooks、 Food counter attendantの3つの職種が上位10職種に入り、合計で14.2%を占めました。2017年に上位10職種に入った同じフードサービス関連職種(Food service supervisorを含む)は16.3%でした。
Tech Pilot Program
2018年のSI申請者の中で、Technology関連職種で推薦を受けた件数は19.7%となり、2017年の17.2%、2016年の17.9%を上回りました。
これらのTechnology関連職種には、Engineering、 Technology and related sales and support職、指定された職種が含まれます。
2018年末までに、29の職種がTech Occupationとして指定されました。指定職種はこちらのリンク先に記載があります。
https://www.welcomebc.ca/Immigrate-to-B-C/B-C-Provincial-Nominee-Program/Documents
地域別の分布
SI Nomination
Table10は、SI でBCPNPの推薦を受けた申請者の居住希望、または現在住んでいる地域の上位5地域を示しています。Greater Vancouver地域が続けて1位を占めています。
EI Nomination
EI推薦者は、BCの首都とComox Valleyの割合が増えているのに比べ、Greater Vancouverの占める割合が減少しています。Thompson-Nicola、Fraser Valley地域はほぼ同じ割合となっています。
平均賃金
SIの平均賃金は、前年とほぼ同じでした。
Skilled worker、International Graduate、EEBC-International Graduateカテゴリーでは、2017年から2018年で平均年収が上がりましたが、EEBC-Skilled WorkerとEntry Level and Semi-Skileedカテゴリーでは平均年収が下がっています。
全体としては、2015年にSkilles Immigration Registration Systemが導入されてからは、平均年収が上がっています。
賃金の上昇はSkilled WorkerとEEBC-International Graduateカテゴリーで顕著に見られ、2017年から2018年で、それぞれ4%、7.4%上がっています。
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