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2024年3月4日に施行されました!
ブリティッシュコロンビア州には、カナダ国籍、永住権保持者、留学生も含めて、約545,000人のカレッジ・大学・大学院生がいます。毎年150以上の国からの留学生が、世界水準の教育と生活を体験しにBC州に来ています。
そして、留学生にとって、2024年1月22日にカナダ移民局が発表した新ルールはとても注目を集めています。
その新ルールにのっとり、BC州は留学を予定している申請者にProvincial Attestation Letter (PAL) の発行を開始しました。そして、PAL発行システムが2024年3月4日から施行されました。
PALとは
PALは各州政府が学校に送るVerification Letter(検証レター)であり、学校から学生ビザ申請者に提供するものです。学生ビザの申請者はPALを提出する必要があり、このレター受領により、国が各州や各学校に割りあてた留学生の人数枠に入っているという証明ともなります。各学校に割り当てられた数に到達した場合、翌年に新たに人数枠が割り当てられるまで、その学校は留学生を受け入れることができなくなります。
BC州の留学生割り当て人数が決定
2024年のBC州のカレッジ・大学留学生の割り当て受け入れ人数は83,000人となりました。
2023年にBC州からカレッジや大学に行くために学生ビザを申請した人数は約97,000人で、学生ビザ申請の承認数は約60,000件でした。
過去の承認率から、2024年の学生ビザ承認数は50,000件と予想されています。
年 | 学生ビザ申請人数 | 学生ビザ承認件数 |
---|---|---|
2024年 | 83,000人(割り当て) | 50,000件(予想) |
2023年 | 約97,000人 | 約60,000件 |
BC州のPALの割り当て配分(公立・私立)
BC州の2024年のPALの配分は、公立が53%、私立が47%です。公立の方が多く割り当てられているのは、公立カレッジや大学が留学生プログラムを維持してくれた方が、今年そして将来のカナダの成長を見込めると考えているからです。この割合は、学生ビザ申請人数の割り当てであり、学生ビザ承認数とは一致しません。
この割り当てにより、BC州で留学生を受け入れている公立カレッジや大学は、留学生プログラムをそのまま維持できる事になります。
しかし、私立カレッジは配分削減の影響を大きく受けると予想されます。2024年の私立の学校が受け取る学生ビザ申請数は、2023年に比べて27%減少すると予想されます。
PALの提出が免除される場合
ほとんどのカレッジ・大学の留学生、ポストディグリーディプロマの留学生、および6ヶ月以上の語学学校の留学生の新規の学生ビザは、PALの提出が必要です。各学校は各州政府にPAL発行をリクエストし、申請者はPALを申請に含める必要がありますが、下記に該当する場合は、PAL提出免除となります。
- 小学校、中学校、高校への留学生。
- 大学院(修士・博士課程)の留学生。
- 有効な学生ビザを保持し、すでにカナダにいる留学生、または就労ビザを持っているカナダ国内からの学生ビザ申請者、及びその家族。
- カナダ国内から学生ビザ延長申請をする人。
- 2024年1月22日、午前8時30分(東部時間)までに学生ビザを申請した人。
移民コンサルタントから一言
BC州が全ての州に先立ちPAL発行システム開始となりましたね。今後、他の州も順次システムが開始されるはずですが、仕組みや手順は同様になると思います。各州の留学生割り当て人数も気になるところですので、順次ニュースとして取り上げていきますね。
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