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カナダ渡航者への空港・国境における規制緩和措置の第一段階について

投稿日:2021年6月22日

更新日:2024年2月26日

このニュースのポイント

  • 現在施行されている国境規制の緩和措置の第一弾発表
  • 対象は規制中にも渡航が許可されていた人
  • 一部の規制や水際対策はそのまま継続
  • 規制緩和は今後も状況を検証しながら段階的に進められる

カナダ移民局ニュース

2021年6月21日 カナダ保健省

カナダ政府は空港や国境の水際対策について、データや科学的根拠を継続的に検証をしながら、カナダ人・カナダ居住者の健康と安全を守るため、慎重に責任あるアプローチを取っています。その中で、本日カナダ政府は、カナダ渡航者への空港・国境規制緩和措置の第一段階を発表しました。

これは、カナダ居住者が保健省の指示に従った行動をとっていること、及び、国内でのワクチン接種が進んでいることにより、可能となりました。

第一段階 規制緩和措置

施行開始:
第一段階の規制緩和措置は、2021年7月5日、東部時間午後11時59分から施行されます。 

対象:
規制緩和措置の対象となるのは、現時点でカナダ入国を認められている方(カナダ国民、永住者、就労ビザ、学生ビザ保持者など一部規制例外対象とされている外国人)で、かつ、2回目のワクチン接種を完了した「接種完了者」です。 

緩和内容:
「接種完了者」としてみなされる渡航者は、空港到着時に政府指定のホテルに宿泊する必要がなくなり、入国後8日目に受けることになっているCOVID-19テストが免除されます。また、入国審査で実施される水際対策も含めてすべての条件をクリアできている場合には、その後の自己隔離要請が緩和される可能性があることが、政府の新型コロナ関連情報のウェブページで案内されています。 

「接種完了者」の定義
「接種完了者」とみなしてもらう為には、渡航者はカナダ政府が承認している新型コロナワクチンの接種を、必要回数全て完了している必要があり、また最後の接種は少なくともカナダ渡航の14日前に完了している必要があります。

カナダ政府が承認している新型コロナワクチンは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ(COVISHIELD)と、ジョンソン&ジョンソンで、渡航者はどこの国でワクチンを接種してもよいとされています。ただし、ワクチン接種完了者であることを証明できる英語またはフランス語の文書、または認証翻訳を提出する必要があります。

規制緩和後も継続される措置

PCR検査を含む水際対策
規制緩和措置第一段階のもとで渡航するためには、緩和措置対象となる「接種完了者」であっても、渡航直前と渡航直後のPCR検査を含めた、現時点施行されている水際対策での必要渡航条件を満たしている必要があります。このPCR検査継続は、カナダ保健省が、国境でのCOVID-19感染者の比率や、突然変異ウィルスを引き続き監視して、今後の空港・国境の措置を状況応じて調整することを可能とします。

ArriveCANでの情報提供
また、「接種完了者」であっても、紙やデジタルコピーでの自身のワクチン接種記録を持ってるほか、COVID-19の症状が無いこと、そして、ArriveCANを通じてカナダ到着前にCOVID-19に関する情報を提供することが、引き続き義務づけられています。

ルールに則った自己隔離計画は引き続き提出する必要があります。また、「接種完了者」も他の渡航者と同様、保健省の全ての指示に従い、公共の場ではマスクをし、ワクチン接種済み証明書とCOVID-19テストの結果のコピーを保存し、カナダ入国後14日以内に近くに接近した人のリストを作っておく必要があります。

第一段階規制緩和対象外の方

「接種完了者」ではない渡航者については、今まで通りの渡航規制措置に従ってください。ArriveCANを通じてカナダ到着前にCOVID-19に関する情報を提供し、ルールに則った自己隔離計画を提出し、PCR検査を受け、政府指定のホテルに到着後3日間滞在し、合計14日間の自己隔離をする必要があります。

カナダ政府は引き続き、カナダ人・カナダ居住者の健康と安全を守りながら経済の復興を図る事を優先とし、ワクチン接種完了者が増え、入院率が改善されれば、空港・国境規制の緩和をさらに次の段階へと進めていきます。

参考 -Quick Facts

  • カナダへの渡航者は全て、事前に準備・計画し全ての必須要件を満たすことが必要不可欠です。国の規制に加え、各州や準州ではそれぞれの規制が敷かれています。国と、州・準州それぞれの要件を渡航前に確認して順守してください。
  • 「接種完了者」として規制緩和措置の対象とみなされ、隔離やPCR検査の要件緩和を得るためには、ワクチン接種の書類を英語またはフランス語で提出するほか、ArriveCANの提出など、全ての要件を満たしている必要があります。
  • 虚偽のワクチン接種状況情報を提出した場合、隔離法により最高CAD$750,000の罰金または6か月の禁固刑、またはその両方が課せられたり、刑法により虚偽罪に問われることがあります。隔離法にある隔離の指示に従っていないと審査官に判断された場合、指示に反していると判断される期間、一日につきCAD$5,000の罰金、または1件につきCAD$5,000の罰金、または悪質と認められた場合6か月の禁固刑またはCAD$750,000の罰金、またはその両方が課せられます。従っていないと判断された渡航者は航空法により更に1件につき最高CAD$5,000の罰金が科せられることがあります。
  • カナダ政府は、現在の渡航規制を東部時間7月21日午後11時59分まで延長しており、不要不急の渡航を規制しています。
  • 今回の第一段階の渡航規制緩和では、国際間のフライトの制限、また、入国場所はモントリオールのトルドー国際空港、トロントのピアソン国際空港、カルガリー国際空港、バンクーバー国際空港の4か所のままとしています。
  • 現在、外国人でConfirmation of Permanent Residence (COPR)が2020年3月18日以前に発給された人がカナダへの入国を許されていますが、6月21日の政府からの発表により、それ以降にCOPRが発給された人も渡航が可能となりました。

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