AINP(Alberta Immigrant Nominee Program)では申請や審査の一部に一時的な変更や調整はあるものの、引き続き申請を受け付けており、審査をしています。また、移民局と確認しながら、継続的に処理やポリシーを見直し続けています。
2020年4月29日付の一時的変更内容
申請書の提出について
既存、新しい申請者を問わず、書類はコピーでも受け付けます。また、署名もコピーでも受け付けます。対象には以下も含まれます。
- 申請書、配偶者・コモンローパートナー、扶養家族及び移民コンサルタントや移民弁護士など申請代理人の署名のコピー
- ポストグラジュエートワークパーミット保持者の成績証明書のコピー
審査中に、電話やEメール、または他の方法で署名や筆記録の信憑性を確認する場合があります。
申請の受付は郵送のみで、Eメールでは受け付けていません。
新しい申請者は以下のような場合のみ、申請書類に不備があっても申請できます。
- AINPの申請条件基準を満たしているが、COVID-19が原因のため、申請条件を満たしているという事を証明する全ての書類が提出できない
- その書類を取得できない理由の説明が書かれた書類を申請と一緒に提出できる
- その書類を発行する個人または組織・機関に対しその書類を要求した証拠、またはその発行する個人や組織・機関がCOVID-19のためにその書類を発行できない証拠を申請と一緒に提出できる
- 有効な英語テストの結果を提出できない場合、2020年10月29日かそれより前のテストを受ける登録をした証明ができる
申請書類の審査について
COVID-19が原因で申請書類に不備があるか、AINPプログラム審査官が情報や書類を確認できない場合、新規の申請は郵送された日から60日の間、既存の申請は審査の日から60日の間、一時的に保留とします。
保留になった申請については、Eメールで申請者に通知します。
保留から45日後に、更に60日間の保留の適用が必要かどうかを判断します。60日毎に、申請の状況をEメールで申請者に通知します。
申請を保留する最長期間は6か月です。6か月後、入手可能な情報とその時点での申請者の状況に基づいて、審査結果を決定します。
申請者は、AINP申請の審査中に、雇用状況、住所、Eメールアドレス、電話番号、または家族のステータスに変更があれば、AINPに変更を通知しなくてはいけません。
雇用状況の変更に関する情報は、申請を審査しているAINPプログラム担当者にEメールで知らせるか、AINPに郵便で知らせなければなりません。
審査基準 -Alberta Opportunity Stream
Alberta Opportunity Streamでは、政府のソーシャルディスタンスの指示のために、職場ではない場所(例えば在宅勤務)で働いている場合でも、審査に影響はありません。
申請者がまだその雇用主の下で働いていて、Job Descriptionに記載されている職種を一部でも引き続き行っている場合、パンデミック後に通常の職務に戻ることを証明出来れば、審査に影響はありません。
パンデミックの期間中に雇用を維持するために雇用主を変更したり、在宅勤務している申請者については、申請条件を満たすことが出来るまで、60日間、審査は保留されます。
Alberta Opportunity Streamの申請条件に関し、他に変更はありません
Alberta Opportunity Streamですでに申請中の方に、COVID-19のため、以下のいずれかの状況が発生している場合、申請条件を満たせるようになるまで60日、審査は保留されます。
- 雇用状況に変化があった申請者(具体的には次のような人)
- 失業者またはフルタイムで働いていない(パートタイムまたはジョブシェア)
- 申請対象職種以外の職種で働いている
- 申請時に働いていた職業とは異なる職業で働いている、またはそういった仕事のオファーがある
- 今までの職歴とは異なる職業に就いている
- ポストグラジュエートワークパーミット保持者で勉強した分野に関係のない職業で働いている
- カナダで現在も働いているが、職務、雇用主、場所、賃金の変更がある
- 以下のような申請者
- 雇用を維持するために、申請対象の就労ビザのタイプから対象外の就労ビザのタイプに移行した
- ライセンスが必要な職業で働いているが、ライセンス/登録要件を満たすことができない
- 要件を満たさない言語テスト結果を持っている(テストが2年以上経過しているか、テストの種類が間違っている)
審査基準 -Alberta Express Entry Stream
引き続きNotification of Interestレターの発給や審査を行っています。
現時点では、アルバータ州に住み、働いている人のみがノミネートの対象となります。ノミネートを受けるには、次の条件を満たす必要があります。
- 本社の所在地、および経営の実態がAB州にある会社である
- 申請者は現在アルバータ州で働いている
- 他のすべての基準を満たしている場合に限り、政府のソーシャルディスタンスの指示があるため職場以外の場所(例えば在宅勤務)で働いていても審査に影響はない
- “virtual” locationで働いていたり、アルバータ州外の場所から在宅勤務で働いている候補者は対象外
- 申請者は、アルバータ州での現在の職業で働くことが許可された就労ビザを持っている必要があり、以下の条件を満たしている必要がある
- 賃金が支払われている
- フルタイム(最低30時間/週)
- 州の最低賃金を満たし、その職種の平均賃金かそれ以上のジョブファーがある
- 有効な職業で働いている
(現時点で有効ではない職業には、次の職業が含まれます)- カナダ政府のアルバータ州におけるHigh wageおよびLow wageの職業のリスト(LMIA受付をしないリスト)、または
- Alberta Opportunity Streamで有効ではない職業のリスト
- 審査対象とならない申請者
- 現在の労働時間に関係なく、パートタイム、カジュアル、または季節的な雇用のジョブオファーを受けている
- 企業登録システム(CORES)でアルバータ州の雇用主の取締役、株主、または代理人としてリストされた個人を含む、独立した請負業者、事業主、または一時的な代理店労働者
すでに申請していて、以下のいずれかの状況が発生した場合、60日間申請を保留にして、申請資格を得られるようにします。
- COVID-19の蔓延以前はアルバータ州内でフルタイムで働いていたが、現在フルタイムで働いていない(パートタイムまたは失業者)
- ライセンスが必要な職業で働いているが、ライセンス/登録要件を満たすことができない
アルバータ州で職歴のない方のAlberta Express Entry Stream での申請は、追って通知があるまで審査されません。これには、Notification of Interestレターを受け取り、これから申請する場合、すでに申請中の場合、そのどちらも含まれます。
保留中の申請を含む全ての申請に関し、申請者のFederal Express Entry のプロフィールの有効期限が切れると、申請はクローズされます。その場合、再度Express Entryを登録する必要があります。
審査合格(ノミネート)後について
AINPは、引き続き移民局と協力し、COVID-19が永住権申請プロセスに与える影響について調査しています。
申請者は、ノミネート後の雇用状況、住所、Eメール、電話番号、または家族のステータスに変更があったら、知らせてください。永住権の申請後であっても、変更があった場合には、AINPおよびIRCCの両方に知らせなくてはいけません。雇用の変更に関する情報は、申請を審査したAINPプログラム担当者にEメールで送信するか、AINPファイル番号とともにAINPに郵便で知らせてください。移民局にも、 Webフォームを使用して変更を通知してください。
COVID-19の蔓延により雇用環境が変化した申請者には、雇用基準を満たし、ノミネートを維持するために60日間の猶予が与えられます。別の州または準州に引っ越した場合には、ノミネーションを撤回します。
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